アブ&すぎえの寿司コント出演受付中
公開日:
:
高野秀行の【非】日常模様

集英社文庫の担当編集者だった故・堀内倫子さんのお墓参りに行った。
講談社ノンフィクション賞受賞の報告である。
杉江さん、ワタル社長、アブディンと生前、堀内さんと親交のあった四人で多磨霊園を訪れたが、
この四人が集合すると、平均年齢40歳にもかかわらず、なんだか「スタンド・バウ・ミー」のようになる。
お墓の場所がわからないとぎゃーぎゃー騒ぎながら、広大な霊園をうろうろし、
真っ昼間なのにヤブ蚊に刺されまくって悲鳴をあげ、アブのおやじギャグや
守護神ミコライオを先発させて逆に中継ぎから先発につなぐという大胆な広島カープ投手起用案を
繰り返し聞かされながら、お墓参りを終える。
堀内さんもさぞかし呆れたにちがいない。
帰りはどこかで昼飯となったが、ここで最初から懸案事項となっている「何を食うか」という問題が生じる。
アブは大の寿司好きで、私と会うときはそれ以外食べないくらいだが、偏食大魔王の杉江さんは寿司が食えない。
「杉江さん、寿司が食べられないんだから、他のものにしようよ。ピザとかさ」とすごく表面的にアブが気をつかうと、
「いや、ぼくはピザもダメなんです。チーズが食えないから」
「え、チーズもダメ? ああ、もう救いようがないね!」
このアブの杉江さんイジメはすでにお約束のギャグとなっている。
結局、杉江さんの意向などまるで無視してみんなで調布パルコの寿司屋に行き、またしてもアブが「寿司が食えなくて生きてて何が楽しいのか」と杉江さんイジメを始め、すると杉江さんが意地になって寿司を頼み、片っ端から飲み込む。
「おっ、寿司食ってるの! 食えるの?!」と驚くアブに、杉江さんは「どうして寿司食ってスーダンの人にぼくが驚かれなきゃいけないんだ!」と答え、ほぼこちらの期待通りのコントを大声で展開。
他のお客さんも、笑いをこらえていたにちがいない。
私たちだけが見ているのは勿体ないほどの完成された二人の芸をぜひ一般の方にも見てもらいたいと痛切に思った。
書店のイベントとか、どうだろうか。
アブと杉江さんの寿司トークイベントなんか面白いと思うのだが。
あとぜひやってもらいたいのはラジオ。
アブをパーソナリティにして、レギュラーに杉江さん。
で、アスクルに出てくる人たちを片っ端からゲストに迎えてしゃべってもらう。
それからアブは(これは本気で)広島カープの本を書きたがっている。
以上、アブと杉江さんのお笑いコンビへの出演依頼を絶賛募集中です。
関連記事
-
-
熊いじめと阿片チンキ
前々から英語圏に興味がなかったのだが、最近ははっきりと拒否反応を示すようになってきた。 おかげで客
-
-
シリア・イラク国境地帯の驚異
ユーフラテス河沿いに進み、イラク国境近くの町にいる。 シリアの他の場所は砂漠ばかりだが、この河沿いだ
-
-
NHKの仕事でまたミャンマー
(撮影:森清、『西南シルクロードは密林に消える』より) ※こんな映像が撮れればいいのだが…
-
-
Iran no kiken
Iran no Tehran,Esfahan to mawari, ima wa K
-
-
『西南シルクロード』がなぜか増刷
驚いたことに、『西南シルクロードは密林に消える』(講談社)が重版(増刷)になった。 刊行当初からさっ
-
-
バングラのセレブ秘密酒宴
昨夜は必死に起きてW杯ドイツ対アルゼンチンを見ていたのだが、ちっとも点が入らず、メッシも活躍しな
-
-
今年はこんな本がほしい
新年明けましておめでとうございます。 昨年は私にとってラッキーな年だった。 『謎の独立国
-
-
琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。
私の沖縄の友人が統括プロデューサーをしている映画が今日からついに 東京でも公開が始まる。 「琉球カ
- PREV :
- すごく太っている人は働き者なのか?
- NEXT :
- 野宿と携帯復旧



Comment
呼んで下さい!
「アスクル」の「恋愛編」とか(含、杉江さん)、「子育て編」「おたっしゃクラブ編」とか。
ラジオでなくても、寿司喰えなくてもいいです。
いろんな人とバカ話したい。
あ、屋久島の日常(ケッコン生活)が、イヤなワケではないですよ、断じて。
私も(必然的にK師範も)基本OKです。
バカ話大会やりましょう!
NONOさん、無理は続かないですよ(笑)
TYOで羽を伸ばしましょう・・・・(悪魔の囁き)