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やっぱりミャンマーの辺境はいい

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


 ミャンマーより帰国した。
 たった一週間の慌しい旅だったが、同国最北部の辺境地まで行き、イラワジ川の源流にかなり近いところまで見に行けたのでたいへん満足。
 ミャンマーの辺境は3年ぶりだけど、やっぱりいい。
 チャリンコでぷらぷら走っていたら木材をしているゾウと擦れ違ったり(写真・上)、
川を腰まで浸かって渡ったり、ジャングルで大嫌いなヒルを棒で叩いたり、
毒の弓矢で狩りをしている少数民族と出会ったり(写真・下)。
 来年はぜひとももう一度本格的に行きたいものだ。
 この小旅行をアレンジしてくれたヤンゴンのKさんにひたすら感謝。

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  1. 元明大探検部 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506)
    はじめまして。いつもブログ読んでます。僕たちも2004年にミャンマー北部に行ってきました。Putaoから北へ行き、Pangnamdim(ここからさらに北に行くとカカボラジです)から東へ進み、中国雲南省との国境まで行ってきました。
    雨季だったのでヒルがわさわさと体中にくっついてきましたが楽しかったです。本当にいいところですよね。懐かしくてついつい書き込んでしまいました。

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    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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