*

発売が楽しみ?

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


『シワ夢』文庫版を出しても、少なくとも女性読者は4人残ってくれることが
コメントから判明した。
それだけ残ってくれればいいか。
いや、ありがたいことです。
 さて、『ワセダ三畳青春記』『異国トーキョー漂流記』に続いて、
“東京青春三部作”(?)のラストである『アジア新聞屋台村』が
来年3月19日ごろ、刊行されることが決まった。
この本は単行本のときも女性に受けがよかった。
1月に『シワ夢』で失った分の女性読者を、3月にこっちで取り戻すという作戦だ。
もっとも、『シワ夢』で増えたディープな男性読者はまた減ったりして。
もちろん表紙は変わる。どうなるか楽しみ。
解説も誰に書いていただくのだろうか。そちらも楽しみ。

関連記事

no image

島田荘司『占星術殺人事件』

知り合いの先生に頼まれ、神奈川県の高校でミニ講義みたいなことをやった。 たまには趣向を変えて、辺境

記事を読む

no image

『「本の雑誌」炎の営業日誌』は「脳内三国志」だ!!

土曜日の夕方、昼寝をしていたら、杉江由次『「本の雑誌」炎の営業日誌』(無明舎出版)が届いた。 これは

記事を読む

no image

豚に真珠とはこのことか

昨年亡くなった義母の命日なので (そして一昨年亡くなった義父の命日にも近いので)、 義姉とその夫であ

記事を読む

no image

日本タイトルだけ大賞2011の候補になっていた

とにかく面白い(笑える)タイトルだけを選ぶ「日本タイトルだけ大賞」というのがあり、 知らないうちに「

記事を読む

no image

悪いのは飛蝗か

「本の雑誌」9月号を読む。 特集は翻訳ミステリ。 私は全く知らなかったが、飯田橋に「ブックスサカイ

記事を読む

『バウルを探して』が新田次郎文学賞を受賞!!

川内有緒『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)が 第33回新田次郎文学賞を受

記事を読む

no image

新年早々の願い事

今年最初の読書は意外にも(?)村上春樹『めくらやなぎと眠る女』(新潮社)。 装丁があまりに素晴らし

記事を読む

no image

2月から3月はブータン

1月にソマリランドを再訪する予定だったが、 諸事情により延期し、 かわりに2月10日頃から約1ヵ月、

記事を読む

no image

ウモッカのトゲ!?

早稲田での上映会では錦鯉専門誌という珍しいものと トナカイのぬいぐるみ(?)という奇妙なものをいた

記事を読む

no image

私の名は「ヒダヤットゥラー高野」

昨日のカロメに続き、連日のサプライズである。  数日前、在日外国人関係の取材で、在日パキスタン協会の

記事を読む

Comment

  1. より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.3) Gecko/2008092417 Firefox/3.0.3
    こちらも文庫に!!!
    嬉しい&楽しみです!
    この本の表紙ってとても良いですよねー。
    文庫の表紙も楽しみです。
    この本もなかなか体験できない貴重なお話満載で、
    楽しく読ませていただきました。
    そして最後のエピローグに涙しました。
    では高野さん、文庫あとがきもよろしくお願いいたしますm(- -)m

  2. わっこ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; Google Wireless Transcoder;)
    はじめてコメントします。
    わたしも『シワ夢』を手にとる日を心待ちにしてます!!女性はそういうお話、意外と大好きなんですよ。東京青春三部作、完結編(?)も楽しみに待ってます♪

  3. ねぎ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.30)
    はじめまして!
    『シワ夢』も『アジア新聞屋台村』も大好きオバサンです。
    (実は『シワ夢』のマンガの高野さん、ちょっと好きだった…テンションが違って違和感あったけど絵面のメガネが好ましかったです)
    ところで角田光代の「対岸の彼女」ってお読みでしょうか?
    『アジア新聞屋台村』の社長さんみたいな人が出てくるのですが、
    エイジアンで、もし周りのスタッフ全部日本人だとこうなるのかも?!
    と思いました。
    日本人ってこえええええ!!

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

PREV :
惜しい!
NEXT :
カレセン
no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑