天地明察
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様

冲方丁(うぶかた・とう)『天地明察』(角川書店)を読了。
いやあ、素晴らしい。
新しい日本独自の暦作りという全く新しい視点から
江戸時代の日本を眺めたら、
従来の時代小説・歴史小説とは全然ちがう風景が見える。
小説の技術や文章は決して上手ではないが、
それを補ってあまりある独創性と熱気に包まれており、
思わず、「俺も何かすごいものを書くぞ!」と決意しそうになった。
そういう伝染性の熱さをもった小説なのである。
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私も去年から高野さんの著作を読み、たくさんの刺激を受けて製作のエネルギーにさせてもらっています。今年30歳の駆け出しシナリオライターです。応援しています。
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今日4.20.にこの「転地明察」が書店大賞に選ばれましたね。
高野さんの眼力もすごいすごい。