『犬部!』
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
明日7日、妻・片野ゆかの新刊『犬部!』(ポプラ社)が発売される。
犬部とは、北里大学獣医学部に実在するサークルで、
活動内容は、人間に捨てられた犬たちを保護し、
ときには不眠不休で世話をし、新しい飼い主を探すというもの。
青森県の十和田を舞台に、
学生たちが動物たちの運命を変え、そして動物たちが学生たちの人生を変えていくという、
熱血青春物語でもある。
犬だけでなく、猫、ウサギの面倒もみる。
動物好きの人にはたいへん危険な本で、
電車の中や店などでは読んではいけない。
私は井の頭線や地下鉄・半蔵門線の中で何度もうるうるして、たいへん恥ずかしい思いをした。
関連記事
-
『辺境の旅はゾウにかぎる』
ここで書いたかどうかもう忘れてしまったが、 6月に『辺境の旅はゾウにかぎる』(本の雑誌社)という本
-
天下一とはすでにプロレス
好村兼一『伊藤一刀斎』(上・下、廣済堂出版)読了。 『行くのか武蔵』(角川学芸出版)がよかったので
-
9月30日ドキュメント受賞式
朝6時起床。7キロ、ジョギング。 朝飯でついうっかりビールを飲んでしまう。 パソコンがネット
-
「少しよろしいですか」
打ち合わせがあったのだが、電車に乗ってから肝心の原稿を忘れたことに気づき、 愕然としていったん帰宅。
-
海賊国家プントランド
今回の旅の目的は謎の独立国家ソマリランドの実情を探ることだが、 そこにいると同じ意見しか聞けない。
-
あの素晴らしい旅行記をもう一度
なんとなく小島剛一著『トルコのもう一つの顔』(中公新書)を再読したが、 あらためて素晴らしい本だ。
-
ときに意味もなく文庫解説一覧
別に意味はないが、書いていた原稿が一段落したので、こんなものを作ってみた。 まず拙著の文庫解説
- PREV :
- 仏教の週末
- NEXT :
- 「イエティは現実だ」