新婚2ヶ月ではありません
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
こんな時期に不思議なのだが、『西南シルクロードは密林に消える』(講談社文庫)が
重版になった。
王様のブランチで、妻が「この人(私のこと)は、新婚2ヶ月でミャンマーのジャングルに行って行方不明になるなんてことをしでかしてくれた」と言ったせいだろうか。
でもテレビではその経緯がどの本に載っているかなんて言わなかったしなあ。
ちなみに「新婚2ヶ月」は妻の誇張だ。ほんとは「新婚4ヶ月」である。
☆ ☆ ☆
その妻・片野ゆか原作、衿沢世衣子・絵で『犬部!』が、秋田書店のエレガンス・イブという女性向け漫画誌ではじまった。
あまり知られてないかもしれないが、今話題の「花のズボラ飯」が連載されている雑誌だ。
毎回読み切りで、隔月連載なのだが、
これが実にいい!
大筋では原作にしたがいつつ、全く別のワールドを作り出している。
衿沢さんは天才だと思う。
関連記事
-
-
ソマリランドをラクダで探検する
来年の今頃、ソマリランドとプントランドの国境地帯をラクダで旅しようと思っている。 ピラミッドみたい
-
-
「イエティは現実だ」
長らく待っていたブータン行きがやっと決定した。 来週の14日(水)に出発となった。 期間は約一ヵ月半
-
-
「酒飲み書店員(中略)大賞」に選ばれた!?
最近人づてに聞いたのだが、拙著『ワセダ三畳青春記』が「第1回 酒飲み書店員共同企画文庫ベストセラー
-
-
エンタメ・ノンフ座談会
火曜日、『本の雑誌』の特集で座談会に参加。 テーマは「緊急座談会 エンタメ・ノンフの棚を作れ」。 私
-
-
講談社ノンフィクション賞を受賞しました
今日、タイの時間で3時過ぎ、チェンマイ大学の裏門前(通称「ランモー」)を通過中に驟雨にあい、 移動
-
-
熱燗プロジェクト敗れたり!
先週の金曜日から日曜日にかけて、 南三陸町にまた行ってきた。 今度はボランティアでなく、月刊「おとな
-
-
加点法の偉大なる記録
最近私が島田荘司を強力に勧めたため、友人の二村さんが読んでみたらしい。 で、答えは「島田荘司は減点
-
-
2014年のベスト本はもう決まった!!
昨年、あれだけ「小説がダメだった」とぼやいていたのが天に聞こえたのだろうか。 今年最初に読
- PREV :
- なぜ北欧人は放射能を恐れてヒロシマに逃げるのか
- NEXT :
- 調布VSスーダン