*

ウモッカ・イベント(?)終了

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

昨日、「未確認動物的イベント」というのに出た。
けっして盛況とは言えなかったけれど、コアなファンの方々が集まってくれた。
りーだーさん、白谷さん、Kowさん…といった、このブログにときどき書き込みをしてくれる方とも直接会って話ができた。
ほんとうにありがたいことであります。
そのイベントで発表したのだが、私は12月13日より約三ヵ月、インドへ謎の怪魚「ウモッカ」を探しにいくことになっている。
いちいちこのブログには書かなかったけれど、目撃者の「モッカさん」や専門家に詳しく話を聞いたりして、事前準備は進めてきた。
幸いなことにモッカさんは常識的な人物で、目撃談の信憑性は「特A」と言ってもいい。
そして、彼が見た魚は、現代の魚はもちろん、古代魚にも似たものがまったくいない。
もし発見されたら、それはそれはすごいことになると思う。
発見されなければ、それはそれは悲惨なことになると思うが…。
ちなみに、上の絵はモッカさんに描いてもらった「トゲのついたウロコ」のスケッチである。
気持ち悪い魚ですね、ほんと。

関連記事

no image

藤岡弘はキリヤマ隊長か

子供のころ夢中になっていたウルトラセブンを見たくなり、DVDを購入、第5話から第8話まで見たが、あ

記事を読む

no image

草食系夫にも推薦

メディアファクトリーという出版社の編集者より、 森岡正博『草食系男子の恋愛学』という本が送られてき

記事を読む

no image

計算ができないのか?

野々山さんのご指摘で気づいたが、 前回の日記で換算した部数計算がまるっきりまちがっていた。 日本に換

記事を読む

no image

略して『みらぶ~』!

『未来国家ブータン』の3刷りが届いた。こんな表紙である。すげ~なあ。 本書を「みらぶ~」と命名

記事を読む

no image

選定図書って何?

先月出版した『世界のシワに夢を見ろ』(小学館)が日本図書館協会選定図書に選ばれた。 理由はまったくわ

記事を読む

no image

ダメ男子ロマン大作

「人のやらないことをする」がモットーの私は、 これまで盆と正月とGWだけはせっせと働き、 そのほか

記事を読む

no image

ベトナムより帰国

ベトナムより帰国した。 謎の猿人フイハイ(フイホアイ)を探しに行ったのだが、例によって現地は思いがけ

記事を読む

no image

ビンゴ大会で優勝

火曜、水曜と一泊二日で千葉の海辺へ両親と弟一家の総勢9名で出かけた。 一族旅行など初めてのことだっ

記事を読む

no image

他人ごとなら面白いが

「本の雑誌」今月号が届いた。 特集は「この妻がすごい」。 小説、ノンフィクションを問わず、本に出て

記事を読む

no image

ワット・パクナム日本別院

「おとなの週末」で始まる連載記事の取材で、 成田にあるタイ寺院「ワット・パクナム日本別院」を訪ねた。

記事を読む

Comment

  1. OPPU より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)
    先日はありがとうございました。
    来年3月には、「ウモッカ」捕獲記念イベント(!)が開催されること楽しみにしております。
    森清さんの美しい写真でこのグロい魚をどう撮られるか是非見てみたいので、がんばって(?)ください。

  2. 二村 より:

    AGENT: DoCoMo/1.0/N503iS/c10
    通信や電気などのインフラはそこそこありそうだけど、日本ーインドではなく現地の異民族間の壁を打ち破れるのはあなたしかいませんよねー。どうぞみつかりますように! そして二年前にカレーになった個体が最後ではありませんように。DNAシーケンスは協力しますので少なくとも個体の一部はゲットしましょう!

  3. 白谷 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.22; Mac_PowerPC)
    先日はありがとうございました。
    ウモッカだけでなく、ムベンベ探索のヴィデオは、テレビの撮影班が撮るのではない探検隊の目線が非常に生々しく、ナレーション等なしでも引き込まれました(UMA研究のお話も然り…非常に分かり易かったです)。
    ウモッカ探索、興味深いお話が聞けそうで、楽しみにしています。
    二村さん
    いろいろとありがとうございました。話下手は助かりました。

  4. 風りん ナベタ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
    イベントお疲れ様でした!
    ムベンベ探索の映像は、本を一度読んだ僕にとって、スリリングな気持ちでとても楽しめました!
    12月からのウモッカ探索、がんばってください!
    陰ながら応援してます!

  5. mayu より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98)
    楽しい時間をありがとうございました!その後,会社にイベントパンフを持って行ったら大笑いされました〜。
    サバイバル経験の実に豊かな方なので大丈夫と信じたいですが,どうぞこの度のインド行きも無事にご帰還を迎えられるよう祈っています。では。

  6. 小林 純 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)
    心から成功をお祈りしています。

  7. ウモッカ

    突然だけど、ウモッカってご存知だろうか?いや、知ってたらおかしいと思うんだけど。未確認生物好きの間で噂になっていた謎の巨大魚らしい。Real—————————————-実際、こんなサイトまである。→http://uma.tenboudai.com/…

  8. タカ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)
     イベント盛況だったようで何よりです。
     前には「ウモッカ協力隊の有志を率いて高野さんの調査の初め
    1週間だけ同行」なども打診されていた私ですが、仕事の都合で
    駄目になりました。
     出発まであと1ヶ月ですね。お一人で行かれるのですか? それとも
    早稲田探検部OBの方々と?
     宿オヤジさんには連絡を取られていないようですが、返って下手な
    先入観を持たずに現地入りする方がいいかも知れませんね。
     先週、シーラカンス(冷凍保存)が日本に輸入されたニュースを
    やっていましたね。学術的にはやはり写真だけではなく現物、
    現物もホルマリン漬けや塩漬け、干物ではなく冷蔵が一番よい
    そうです。「ウモッカ発見した! でも輸送手段・資金がない!」との
    嬉しい悲鳴が聞かれることを期待しています。(が、一方で運良く
    発見できた際に備えてある程度の輸送手段・資金の準備もされて
    おいた方がいいのではないかとも思います)

  9. おもいつき より:

    さて、車検に行った工場から半年点検の案内が来てたので、今日は午後に休みもらって車持って行ってきました。で、その工場の受付のおねぇさんが終始すごい営業スマイルに高め…

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑