アラジンは中国人だった!?
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
旅のトリビア「たびとり」はまったく反響がなかったが、懲りずに最近驚いたことを一つ。
山田和『インド不思議研究』(平凡社)を読んでいたら、「『アラジンと魔法のランプ』のアラジンは中国人」と書いてありびっくりした。
舞台もアラビアでなく、中国なんだそうだ。
ちなみに、千一夜物語を代表する二作「アラジンと魔法のランプ」と「アリ・ババと40人の盗賊」はどちらもオリジナルの千一夜物語に入っていない。
フランス人の学者が余所で収集した話を千一夜物語に入れてしまっただけだという。
全然知らなかった。
ちなみに、この山田和氏の著作はなかなか面白い。
今、読んでいる「インドの大道商人」(平凡社もしくは講談社文庫)も傑作である。
実は山田和氏の本はひじょうに評価が高いらしいが、それも最近まで知らなかった。
意外に知られてないのではなく、私が知らないだけというものが無数にあるのだ。
思わず一句詠んでしまった。
「へぇと言う あなたをみんなが へぇと言い」
関連記事
-
-
療養中の人にはアスクル?
「アスクル」、売れ行きはどうかわからないが、 評判はいい。 amazon.comでも、私の本の中では
-
-
パリジャンは味オンチ
最近フランス料理店の取材をしていたので、ミツコ・ザハー『パリジャンは味オンチ』(小学館101新書)
-
-
「メモリークエスト」第2部開始!
前代未聞の珍企画「メモリークエスト」がいよいよ第2部に突入した。 一年間で集まった26の依頼のうち、
-
-
第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞しました
ほとんどの人は梅棹忠夫・山と探検文学賞なる賞を知らないと思う。 かくいう私も、角幡唯介『空白の五マ
-
-
人の旅がうらやましいときは
最近ここに書くのをすっかり忘れていたような気がするが、「メモリークエスト2」の方も少しずつ進めている
-
-
『誰も国境を知らない』
西牟田靖『誰も国境を知らない』(情報センター出版局)の書評を 「北海道新聞」に書く。 新聞の書評は
-
-
シリア・イラク国境地帯の驚異
ユーフラテス河沿いに進み、イラク国境近くの町にいる。 シリアの他の場所は砂漠ばかりだが、この河沿いだ
- PREV :
- ウモッカ・イベント(?)終了
- NEXT :
- インドのビザがとれる
Comment
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322)
お〜い山田くん
さぶとん全部取っちゃって!!!
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)
へえ〜。面白そうな本ですね。
しかし、文庫で1200円は高いなあ。
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; CPT-IE401SP1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322)
女の子の性欲お助け隊
逆★デリ!
昔だったらヒモって言うんでしょうか?
その紹介所みたいな感じと思って頂ければ分かりやすいと思いますw
お誘いのメールをいくつか頂きしばらくやり取りした後、ホテルでしっかりやることやってお礼を頂く。
18歳以上であれば誰でも簡単にできますよ。
ルックスに自信のない方でも大丈夫!
重要なのは見た目よりも優しさです☆
http://littlink.com/nqha8910