*

「野々村荘」は今…

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

なんと約7年ぶりに、『ワセダ三畳青春記』の舞台である「野々村荘」を訪問、後輩の「中江」とともに大家のおばちゃんと長男のMさんに5時間にわたって話を聞いた。
今なお、アパートの住人も、大家の親子も、私がいた頃と全く変わらぬ不条理なパワーを発揮していることに愕然。
いつか、続編を書く日が来るかも?

関連記事

no image

ある天才編集者の死

集英社文庫で私の担当を長らく務めていた堀内倫子さんが急に亡くなられた。 茫然自失である。 堀内さんは

記事を読む

no image

コーカンとワ

言い忘れていたが、今月29日に行われるウチザワさんの豚を食う「飼い喰い」イベント、 予約がもういっぱ

記事を読む

no image

ついに文庫1位、総合3位!

「異国トーキョー漂流記」フェアで突っ走るブックストア談 浜松町店。 今日、5月1日〜7日までの売上げ

記事を読む

no image

ロスト・シティZ

最近、突然読書量が増えたのは、仕事のあとや合間でなく、 始まる前に机に向かって本を読むようになった

記事を読む

no image

私の名は紅

前から気になっていたケン・フォレットの世界的ベストセラー『大聖堂』を読み始めたのだが、 物語はとく

記事を読む

no image

イラクからブータンの週末

土曜日、新宿二丁目の「タイニイアリス」という小劇場に、イラクの劇団「ムスタヒール」を見に行く。 テー

記事を読む

no image

見知らぬ超名作

 日頃から世間とのタイムラグというかズレを感じているが、「フラガール」には本当に驚かされた。 「フ

記事を読む

no image

次は雪男ブームだ!

 相変わらずブータンブームは続いている。  おかげさまで、「みらぶ〜」も3刷になり、朝日新聞の書評欄

記事を読む

no image

どこまで行くのか、韓国

またしても竹島問題で関係が急速に悪化している日本と韓国だが、 私の本はゴンゴン出版されつづけている。

記事を読む

新連載開始?

今、すでに五誌(紙)で連載していてアップアップなのに 今度は「本の雑誌」で新連載を開始してしま

記事を読む

Comment

  1. ピーちゃん より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90)
    続編読みたいですV(‘▽‘)V♪

  2. ファンカニ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
    たった今、ほんの10分程前に『ワセダ三畳青春記』を読了し、作者の高野秀行さんってどんな人だろうとPCで検索して辿り着きました。
    この作品を読んでいる間は、僕自身の馬鹿をやって楽しかった青春時代(高野さんほど強烈ではありませんけど)や、周りの友人達が「あちら側(大人)の世界」に行ってしまった寂しさを思い出したりしながら、所々でニヤリと笑わせて頂きました。
    そして、読み終わった後に感慨に耽っていると、今や僕自身がスーツとネクタイを身にまとい、いつの間にやら「大きな川」を越えている事に悔しさを覚えました。
    続編。期待しています!
    あと、他の作品も是非拝読させていただきます!

  3. 小林 純 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.17; Mac_PowerPC)
    こらあ大いに期待してしまいます。
    続編は、正編とは違う趣になりそうですが・・・

  4. TOMI より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727)
    本屋で何気なく見つけた『ワセダ三畳青春記』のタイトル。
    もしや・・・と思いつつ手にとって読んでみるとビンゴ!
    野々村荘、私の友人もそこに住んでいて私も何回か行った事があります。
    2階の3畳の部屋。もちろん、今も住んでいます。
    あの野々村荘、あそこだけは早稲田界隈でも時間が止まっているようで
    訪れる度に妙な居心地良さを感じ、ついつい長居をしていました。
    本を読み進めていくうちにウンウンと頷いて笑ったり、学生自分の冒険心
    を思い出したり、後半の社会から取り残される感は今でも現役で感じています。
    続編、期待していますので是非に書いてください。

TOMI へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
PAGE TOP ↑