「シャバはつらいよ」連載開始!
公開日:
:
高野秀行の【非】日常模様
大野更紗「困ってるひと」の続編、「シャバは辛いよ」がポプラ・ビーチにて連載が始まった。
今回、私はもうプロデュースから下りて、彼女が自力で書いている。
前より文章に成長がうかがえ、今後が楽しみだ。
あと、能町みね子さんのイラストが秀逸で笑った。
更紗さんが寅さんになっているのだ。
ちなみに、なぜ彼女が寅さんなのかは、きっと今後明かされていくだろう。
私がプロデュースしているアブディンの「わが盲想」も同じくポプラ・ビーチで連載中。
いまだに、彼が日本語を一度も見たことがないのに自分の力だけで書いているという事実にピンと来ない人もいるみたいだが、事実です。
ライターや編集者が聞き書きしているんじゃないんです。
…と強調しなければいけない。アブの文章がうますぎてガイジンらしくないというのはちょっと困りものだ。
さて、ついでながら私の連載「謎の独立国家ソマリランド」もやってます。
今は「海賊に拉致されたドイツ人と刑務所の海賊」。
この「謎の独立国家ソマリランド」は私の代表作となるような気がする。
二人の超新星の弟子に負けないよう頑張って行きたい。
関連記事
-
-
カルカッタの悲劇再び?!
現在、中東の某国にいるのだが、 これから向かう先の国に入国できるか微妙な状況だ。 またもや空港で拘束
-
-
「幻獣ムベンベ 早稲田大学探検部コンゴ行」
7月12日発売のヤングチャンピオン誌で、いよいよマンガ版「ムベンベ」が始まる。 正式なタイトルは「
-
-
この夏は「人間仮免中」
忙しい。仕事と雑務から逃げるように奄美に行き、まる五日、さんざん楽しんで帰ってきたら、しつこく彼らは
-
-
mahou no happa
koko niwa sake ga nai. zetsubouteki ni nai. soreho
-
-
東武東上線では東武動物公園には行けない!?
「アスクル」はAmazon.comで発売直後から長らく、「3〜6週間待て」と書かれていたが、 ようや
-
-
原宏一氏との対談がウェブ登場
昨日まちがえて「タカタカ対談リターンズ」と書いたが、 「タカタマ対談」でした。 まさか「本の雑誌」の
-
-
自殺削減を国策として掲げたいワケ
最近、人に会うと「賞をとって忙しくなったんじゃない?」と言われるが、 実際には賞云々以前に、二
-
-
仕事の邪魔になる本を是非!
帰国するなり、仕事と雑務が山積。 って、最近いつも同じことを書いている気がする。 ちょっと前
- PREV :
- 高島俊男先生の人生は失敗だったらしい
- NEXT :
- 無許可チムスルウォンとは何か
Comment
先日、新宿でアブディンに会いました。来年はブレークするので、当地で、命の電話に携わっている方々+生徒さんに講演してもらう依頼のためです。ブレークしてからでは、講演も難しくなるだろうから、先に(^ー^) 、講演してもらおうと思い立ったのです。彼のことを、当地の人々に知ってもらおうと思っています。異国トーキョー漂流記を読んでから、彼には遠くから、注目していました。これまでの人生で色々な方に会いましたが、彼ほど、真の意味で、クレバーで楽しい人には会ったことがありません。感動しました。。一度、高野さんにもお会いしたいですね。。
アブに話を聞きました。
日頃よりご愛読いただき、どうもありがとうございます。
でも私には会わない方がいいですよ。
見た目も中身もいたって普通なので、がっかりされる方が大勢いらっしゃいます。
遠くから応援していただければ幸いです。
高野さんの本を買って、遠くから応援します.周囲へも、高野本を読むように、布教します.