*

「シャバはつらいよ」連載開始!

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

大野更紗「困ってるひと」の続編、「シャバは辛いよ」がポプラ・ビーチにて連載が始まった。
今回、私はもうプロデュースから下りて、彼女が自力で書いている。
前より文章に成長がうかがえ、今後が楽しみだ。

あと、能町みね子さんのイラストが秀逸で笑った。
更紗さんが寅さんになっているのだ。
ちなみに、なぜ彼女が寅さんなのかは、きっと今後明かされていくだろう。

私がプロデュースしているアブディンの「わが盲想」も同じくポプラ・ビーチで連載中
いまだに、彼が日本語を一度も見たことがないのに自分の力だけで書いているという事実にピンと来ない人もいるみたいだが、事実です。
ライターや編集者が聞き書きしているんじゃないんです。
…と強調しなければいけない。アブの文章がうますぎてガイジンらしくないというのはちょっと困りものだ。

さて、ついでながら私の連載「謎の独立国家ソマリランド」もやってます。
今は「海賊に拉致されたドイツ人と刑務所の海賊」。

この「謎の独立国家ソマリランド」は私の代表作となるような気がする。
二人の超新星の弟子に負けないよう頑張って行きたい。

関連記事

no image

英雄の葬儀

 先日、私がチェンマイに見舞いに行ったシャン人の長老セン・スック(別名クン・チャ・ヌー)が亡くなっ

記事を読む

no image

タイ国外退去!?

ネット書店「アマゾン」で自著の売上げを見ていたが、「極楽タイ暮らし」のところで、こんなレビューを発

記事を読む

no image

多忙につき

多忙である。 おそらく一般の人からすれば「まあ、ふつう」くらいだと思うが、 私のレベルでは「超多忙

記事を読む

no image

『誰も国境を知らない』

西牟田靖『誰も国境を知らない』(情報センター出版局)の書評を 「北海道新聞」に書く。 新聞の書評は

記事を読む

no image

総選挙近し!!

ようやく来月、総選挙が実施されそうだ。 もっと早くやるべきだったのを与党が自分の都合で引き伸ばしてき

記事を読む

no image

今年の目標、早くも破綻寸前

今年の目標は「できるだけ仕事をしない」。 もともと私はいろんなことを同時並行でできるタイプではない

記事を読む

no image

新計画?!「イラワジ河(ほぼ)全流下り」

 昨日から今日にかけて、突然新しい探検計画が生まれた。  その名も「イラワジ河ほぼ全流航下紀行」とい

記事を読む

仕事の邪魔になる本を是非!

帰国するなり、仕事と雑務が山積。 って、最近いつも同じことを書いている気がする。 ちょっと前

記事を読む

no image

読売新聞の書評欄で紹介される

4月9日 読売新聞書評欄「本よみうり堂」にある”記者が選ぶ”というコラムで『ミャンマーの柳生一族』が

記事を読む

no image

元アヘン王国・ワ州の今

中国ネットウォッチャーで、ライターでもある安田峰敏君がワ州へ行ってきた。 中国領内でしかるべきコ

記事を読む

Comment

  1. 火狐 より:

    先日、新宿でアブディンに会いました。来年はブレークするので、当地で、命の電話に携わっている方々+生徒さんに講演してもらう依頼のためです。ブレークしてからでは、講演も難しくなるだろうから、先に(^ー^) 、講演してもらおうと思い立ったのです。彼のことを、当地の人々に知ってもらおうと思っています。異国トーキョー漂流記を読んでから、彼には遠くから、注目していました。これまでの人生で色々な方に会いましたが、彼ほど、真の意味で、クレバーで楽しい人には会ったことがありません。感動しました。。一度、高野さんにもお会いしたいですね。。

  2. 高野秀行 より:

    アブに話を聞きました。
    日頃よりご愛読いただき、どうもありがとうございます。

    でも私には会わない方がいいですよ。
    見た目も中身もいたって普通なので、がっかりされる方が大勢いらっしゃいます。
    遠くから応援していただければ幸いです。

    • 匿名 より:

      高野さんの本を買って、遠くから応援します.周囲へも、高野本を読むように、布教します.

匿名 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年8月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
PAGE TOP ↑