*

カルトにムックはよく似合う

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

紹介が大幅に遅れて申し訳ないのだが、「偏愛!! カルト・コミック100」(洋泉社ムック)という面白いムックが発売されている。私も「辺境魂が爆発する異色マンが3作」という文章を寄稿しているので、ご覧いただけたら幸いです。

ところで、掲載誌を眺めながらつくづく、「カルト」と「ムック」はなんてよく合うんだろうと思う。正統でなく、後世にもはっきりした形で残らないが、それだけにかえって伝説として語り継がれるというところがカルトとムックを結びつけているのかもしれない。

本ムックの編集者によれば、この前に「映画秘宝EX 映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100 」というムックがあり、それが好評だったので、コミック版もつくったそうだ。

せっかくだから、「衝撃!! カルト旅行記100」や「昇天!! カルト・ノンフィクション100」なども作製してほしい。私は買うぞ!!

 

関連記事

no image

サバイバルには向いてない

産経新聞用の書評でベン・シャーウッド『サバイバーズ・クラブ』(講談社インターナショナル)という本を

記事を読む

no image

「野々村荘」は今…

なんと約7年ぶりに、『ワセダ三畳青春記』の舞台である「野々村荘」を訪問、後輩の「中江」とともに大家の

記事を読む

no image

リキシャ・アートは語る

バングラの印象といえば、リキシャ。 自転車がひっぱるサイクルリキシャがメインだが、 人間を乗せるだ

記事を読む

no image

アフガンの謎を千葉で解く

火曜日、『アジア未知動物紀行』の最後の著者校正をやっていたら、 校正係から困った指摘を受けた。 アフ

記事を読む

no image

釣りに失敗する

本の雑誌の杉江さんに新宿で会ったので、昨日思いついたばかりの「儲け話」をもちかけてみた。 すると、彼

記事を読む

no image

無料出張上映会&琉球映画

今月から始めた無料出張上映会の第一回が 台東区の施設で行われた。 主催者は旅好きな会社員の人。 その

記事を読む

no image

スットコランド日記

宮田珠己ことタマキングが「web本の雑誌」で連載している 「スットコランド日記」(毎週月曜更新)を読

記事を読む

no image

豚はいらねえだろ

「小説すばる」(4月号)の平山夢明と本谷有希子の対談がめっぽう面白い。 本谷さんはごく普通だが、平

記事を読む

no image

2011年のベスト本はもう決まった!

数日前、増田俊也『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)を読了した。 これほど面白くて

記事を読む

no image

大人の遠足・国内篇

こんな時期に国会に行ってきた。 正確には衆院議員会館。 「日本西サハラ友好議員連盟」設立総会というの

記事を読む

Comment

  1. みどり より:

    こんにちは。『カルト』というのは宗教的な意味をもつ言葉なのでしょうか…? 私は本当に無知なので…は、恥ずかしいです(/_;),
    『オカルト映画』と『ホラー映画』の違いさえもよく解らなくて…。これはまずいですよね…(-_-;) でも、カルト旅行記もカルト・ノンフィクションも高野さんが買うぞ!!なら私も買います(o~-‘)b!高野さんオススメの本はどれもとっても興味深くてあれもこれもと目移りしてしまいます!!

  2. MGO より:

    タイトルだけ見たら、ガチャピンのあれかと

    ・・・お目汚しすみません。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年11月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
PAGE TOP ↑