*

カルトにムックはよく似合う

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

紹介が大幅に遅れて申し訳ないのだが、「偏愛!! カルト・コミック100」(洋泉社ムック)という面白いムックが発売されている。私も「辺境魂が爆発する異色マンが3作」という文章を寄稿しているので、ご覧いただけたら幸いです。

ところで、掲載誌を眺めながらつくづく、「カルト」と「ムック」はなんてよく合うんだろうと思う。正統でなく、後世にもはっきりした形で残らないが、それだけにかえって伝説として語り継がれるというところがカルトとムックを結びつけているのかもしれない。

本ムックの編集者によれば、この前に「映画秘宝EX 映画の必修科目01 仰天カルト・ムービー100 」というムックがあり、それが好評だったので、コミック版もつくったそうだ。

せっかくだから、「衝撃!! カルト旅行記100」や「昇天!! カルト・ノンフィクション100」なども作製してほしい。私は買うぞ!!

 

関連記事

no image

溝口敦『暴力団』は入門書にして名著

タイトルからして素晴らしい。溝口敦の『暴力団』(新潮新書)。 「暴力団のいま」でもなければ「ヤクザ

記事を読む

no image

ポルターガイストで訴える

「未確認思考物隊」の第5回と第6回のテーマは「心霊」だが、 おかげさまで両方とも私のリポート出動はな

記事を読む

no image

チェンマイに行きます

二日前、チェンマイにいる知人が病気で重篤な状態にあるという知らせを受けた。 ビルマ(ミャンマー)の反

記事を読む

no image

笑えるノンフィクション・旅行記を教えてほしい

ちょっと前に、これから写真に力を入れると書いたが、 パソコンの使い方に悪戦苦闘しているうちに原稿に

記事を読む

no image

羨ましい病

ニューギニア、アマゾン、ナイル、モンゴル、タイ、カンボジア…と世界中の辺境に単身で飛び回って、巨大

記事を読む

no image

踊るダルビッシュの謎

斉藤祐樹が日本ハムに入団したため、以前にも増してダルビッシュ有のニュースが多い。 で、思い出したの

記事を読む

no image

『怪獣記』見本本、到着!

『怪獣記』(講談社)の見本本がついに届いた。 私は最近よく本を出しているイメージがあるが、ほとんど文

記事を読む

no image

「ゴールデン・トライアングル秘史」

トウ賢著(トウはトウ小平のトウ)「ゴールデン・トライアングル秘史(以下GT秘史)」(NHK出版)と

記事を読む

no image

イラン&スーダン

毎日日替わりで、いろんな国の話を現地出身者か現地をよく知る日本人の人たちに聞いている。 金曜日も風

記事を読む

no image

butan no bukkyou

Zenkai no shasin no bijo wa watashi no zonka-go(bu

記事を読む

Comment

  1. みどり より:

    こんにちは。『カルト』というのは宗教的な意味をもつ言葉なのでしょうか…? 私は本当に無知なので…は、恥ずかしいです(/_;),
    『オカルト映画』と『ホラー映画』の違いさえもよく解らなくて…。これはまずいですよね…(-_-;) でも、カルト旅行記もカルト・ノンフィクションも高野さんが買うぞ!!なら私も買います(o~-‘)b!高野さんオススメの本はどれもとっても興味深くてあれもこれもと目移りしてしまいます!!

  2. MGO より:

    タイトルだけ見たら、ガチャピンのあれかと

    ・・・お目汚しすみません。

みどり へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年11月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
PAGE TOP ↑