*

元「たま」石川浩司氏とのイベント

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

相変わらず花粉症に悩まされ、テンションが上がらない。
あまりに目がかゆいので火曜日に目医者に行き薬をもらったのだが、
目のかゆみはおさまったら今度は鼻水と鼻づまりがひどくなってしまった。

水曜日(昨日)は『謎の独立国家ソマリランド』で、「中央公論」と「日刊サイゾー」で著者インタビューを受けたが、
あまりに鼻づまりがひどく喋るのも息苦しい。
本来は「ソマリランドやソマリアはこんなに面白いんですよ!」と前のめりに話したいところなのに、
口から漏れるのは「ふがふがふが…」という情けない音ばかりで、意気上がらないこと著しい。
にっくきは花粉症である。

夜はまたしてもシャン料理店「ノングインレイ」にて、飲み会。
チェンマイではその形から「ロッドゥワン(急行)」と呼ばれているイモムシ(竹の中に生息するもの)を炒めたもの(写真・上)やトーフ・ジョー(シャン豆腐の揚げ物)などを
久しぶりに食べる。ここの料理は何を食べても美味い。

ウェイトレスの女の子が頬に白い粉「タナッカー」を普通につけていた。
ミャンマーでは一般的だが、日本でつけている人は初めて見た。
だが、ミャンマー人率90%以上のこの店では違和感がない。
まったくいい店だ。

☆            ☆             ☆

ところで、チェンマイで遭遇した元「たま」のランニングこと石川浩司氏と「旅のトークイベント」を行うことになった。
もとは「ノングインレイでオフ会をやりましょう」という話だったのが
「せっかくだからイベントをやってそのうち上げでノングインレイに行こう」と展開。
ツイッター上で誰か主催してくれる人はいないかと訊いてみたら、
かつてmixiの「高野秀行コミュ」を主催し、いくつものイベントを開催してくれた「よっしーさん」が
真っ先にメールをくれた。

その後、違う人お二人からもオファーをいただいたが、
順番的にも実績的にもよっしーさんにお任せすることになった。
日時と場所は只今検討中です。

関連記事

no image

アフリカの奇跡!?(1)

 先日刊行した『異国トーキョー漂流記』に関して、奇遇としか言いようのない出来事があった。  本書では

記事を読む

no image

読売新聞の書評欄で紹介される

4月9日 読売新聞書評欄「本よみうり堂」にある”記者が選ぶ”というコラムで『ミャンマーの柳生一族』が

記事を読む

帰国。今回の無念について

昨夜、ソマリランド取材から帰国した。 今回の取材の目的は2つ。 一つは5月から連載を開始

記事を読む

no image

酒浸りなのかと言われても…

私の数ある悩みの一つは、初対面の人に「これが私の書いた本です」とさっと渡せるような本が一冊もないこと

記事を読む

no image

メモリークエスト依頼者面談、開始!

都内の某高級ホテルのラウンジで、幻冬舎「メモリークエスト」の面談を始めた。 集まった依頼の中で「これ

記事を読む

no image

すばらしき未知動物対談

作家の宮部みゆきさんと対談した。 テーマはずばり「未知動物」。 宮部さんはネッシーをはじめとする未知

記事を読む

no image

エンタメノンフ文芸部創部集会

まだ月曜日の話が終わらない。 夜は本の雑誌社に集合し、 「エンタメノンフ文芸部」創部集会。 部長・宮

記事を読む

no image

アホは伝染する

「みらぶ~」命名者の仲野徹先生がイギリスの科学誌「ネイチャー」に論文を発表されたと新聞記事で読んだ。

記事を読む

no image

小説家になるのは大変だ!

土曜日、モスク取材とその後の予定について打ち合わせをしていたら、 ホテルの部屋に戻ったのはもう12

記事を読む

no image

無料出張上映会&琉球映画

今月から始めた無料出張上映会の第一回が 台東区の施設で行われた。 主催者は旅好きな会社員の人。 その

記事を読む

Comment

  1. よっしぃ より:

    早速、ありがとうございます。
    日時が決まり次第、ブログをお借りして告知いたします。
    何も決まっていませんが、
    場所は早稲田界隈
    日時は土日祝
    だと思います。

    なお、だいたいの人数などを想定したいので
    ぜひぜひMIXIかFACEBOOKでの登録をおねがいします。
    FACEBOOK 高野秀行ファンコミュニティ
    http://www.facebook.com/groups/594961793865231/

    MIXI
    http://mixi.jp/view_community.pl?id=119854

    どちらもないよ、という方は
    直接、メール
    lovespreads@hotmail.com
    まで。
    高野秀行さんイベントの件、と書いてください。
    また、もし前回(2010年 VS森清さん)、
    前々回(2008年 VSタマキング)
    の写真をデータで持っている方、送ってくださーい

  2. ajiketo より:

    営業的に重要な時期に花粉症とは!(笑)
    S江さんの落胆ぶりが目に浮かぶようですが、
    まあ、高野さんらしいですね。
    どうぞお大事に。

  3. CHIBASHIYAHAGICHO より:

    あの時、花粉症さえ無かったならなぁ、ってやつですね。

  4. 匿名希望 より:

    本編とは何の関係もないコメントですが、

    アフリカ中部に位置するコンゴ共和国。人跡未踏の秘境の存在は常に話題となり、冒険家たちのイマジネーションを駆り立ててきた。その秘境に存在すると考えられている伝説の未確認生物(UMA)“モケーレ・ムベンベ”。

    がテーマの映画が昨日から公開されています。
    「ダイナソー・プロジェクト」
    フィクションですけど。

  5. ajiketo より:

    『ダイナソープロジェクト』推薦コメントのコメンテーターの
    肩書を見ているだけで、虚実入り混じったプロレス的ファンタジーを感じますね。

    リアリティを売りにしたいのか、ファンタジー感を前面に
    出したいのか、見えにくい人選ですが。

  6. NONO より:

    ヤングチャンピオンの副編集長がコメントしてるのが、笑える。そんならあれ、単行本で出してくれよ。

NONO へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年11月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
PAGE TOP ↑