熱気ムンムンの概説書
公開日:
:
最終更新日:2013/11/06
高野秀行の【非】日常模様
最近、どうにもオーバーキャパシティで、ブログに手が回らない状態が続いている。
一つの原因は対談本を平行して2本やっていること。
好きなことを喋ってればいいんだろうと思いきや、そんな甘いもんじゃなかった。
対談相手の本を読み込まなければならない。
あと、私は当意即妙の受け答えなど全くできないので、あらかじめ言いたいことをある程度考えておかないと
ただのアホでしかなくなる。
そんなわけで、先週は対談相手である角幡唯介と清水克行先生の本を熟読していた。
それについては、まあ、おいおい話すとして、最近手にした本でイチオシなのは、
『ミャンマーを知るための60章』田村克己・松田正彦編(明石書店)。
私はこの手の概説書は好きで、あるいは役に立つので、よく読んでいるが、
ふつうは研究者が手堅く書いていることが多い。
でも、このミャンマー本は異様な熱気に満ちている。
各執筆者の文章が「やっと陽の目を見た!」という喜びと意気込みにあふれているのだ。
まだ部分的にしか読んでないが、面白くてしょうがない。
今はちゃんと読む時間が到底ないので、今月中旬から行くミャンマーでじっくり読みたい。
関連記事
-
-
黒豆納豆のアボガド・サラダ
今日届いた納豆セットのうち、たった一つだけ入っていた黒豆納豆「光黒」を使ってさっそく料理。
-
-
『ワセダ1.5坪青春記』韓国でヒット中
ソウル・ショック第2弾は、私の本の韓国語版『ワセダ1.5坪青春記』が 発売たった2ヶ月で3刷りにな
-
-
「メモリークエスト」第2部開始!
前代未聞の珍企画「メモリークエスト」がいよいよ第2部に突入した。 一年間で集まった26の依頼のうち、
-
-
ソマリランドで発見した素敵なドリンク
人と喋っているときはいいのだが、一人になると、波のように佐藤先輩のことが押し寄せてきて、 いろんな
-
-
ヴォイニッチ写本の謎
エンタメノンフフェアで買い込んだ本を読んでいて仕事にならない。 佐藤あつ子『もう一度会いたい 思い
-
-
映画「ホテル・ルワンダ」を見るべし!
試写会で、映画「ホテル・ルワンダ」を見た。 1994年、ルワンダで三ヶ月で数十万人が虐殺されるという
- PREV :
- 辺境ドトールで大宴会
- NEXT :
- 吾妻ひでおがもたらした超有用情報