*

タマキングの気づかい

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

三省堂神保町本店で宮田珠己ことタマキングとトークショーを行う。
驚いたのはタマキングが「Tシャツを2枚用意してきた」ということ。
「ほら、高野さんと色がかぶるといけないと思ってね、赤とグレイ持ってきたの」とか。
そんな気遣いをする人も珍しいが、しかも「気づかい」にしてはずいぶん楽しそうに言う。
私がグレイのTシャツだったのでタマキングは赤のTシャツを着た。
で、打ち上げのとき、気づいたらいつの間にかポロシャツに着替えている。
「だって、あのTシャツ、アメリカの遊園地で買った貴重なジェットコースターものだから
汚したくないんですよ」
ほんとに面白い人である。

関連記事

no image

パリジャンは味オンチ

最近フランス料理店の取材をしていたので、ミツコ・ザハー『パリジャンは味オンチ』(小学館101新書)

記事を読む

no image

モンスタークエスト

今週はいろいろと忙しい。 月曜日は、ワセダで、アメリカの衛星放送局ヒストリーチャンネルの「モンスター

記事を読む

no image

ディアスポラ

エンタメ・ノンフ作家は彷徨うことが宿命づけられている。 本人もそうだが、著書はもっと。 書店に棚がな

記事を読む

no image

山口晃「親鸞」書籍化を熱望!

『ヘンな日本美術史』(祥伝社)を読んで以来、山口晃に嵌ってしまったとブログやツイッターに書いたと

記事を読む

no image

腰痛探検家

11月に集英社文庫から刊行予定の『腰痛探検家』のゲラが出たので、 久しぶりに読み返したところ… あま

記事を読む

no image

島田荘司『占星術殺人事件』

知り合いの先生に頼まれ、神奈川県の高校でミニ講義みたいなことをやった。 たまには趣向を変えて、辺境

記事を読む

no image

ソフィア・ローレンと苔

  人生で初めてのことだが、妻と母親と三人で瀬戸内を旅行してきた。 金比羅神社、直島、そして倉敷とい

記事を読む

no image

多忙につき山歩き

依然として超多忙なので、 平日に探検部時代の後輩2人と「秘境ツアー」にいく。 三人とも当然、フリーか

記事を読む

no image

芥川賞受賞の衝撃作

あまりに評判がいいので、磯崎憲一郎『終の住処』(新潮社)を読んでみたら、 衝撃を受けた。 こ、これ

記事を読む

no image

意識が

「婦人公論」の書評コーナーでインタビューを受ける。 本を出すたびに、こういうふうに反響がくるのはあ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年11月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
PAGE TOP ↑