*

ワセダ復帰へ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

前回、「野々村荘は人気物件で、空き部屋はまったくない」と書いたのに、
その翌日、大家のおばちゃんから
「部屋が空いたからタカノさん、どう?」と打診の電話が来た。
しかも私が8年間住んだ三畳間だという。
「入ります!」と叫び、即決定。
家賃は私がいた10年前より少し値上がりし、1万4千円。
この20年で2千円、家賃があがったことになる。
いや、なつかしいなあ、あの部屋。
今後は、自宅からエスケープしたいときに随時利用するほか、
地方や海外から来た友達が泊まれるようにしたいと思う。
でも考えてみれば、昔も「実家からエスケープしたいときに使う」はずだったのが
いつの間にか住み着いてしまったんだよな…。

関連記事

no image

超オススメのこの本とこの雑誌!

来週の土曜日(3月4日)から20日まで、ソマリランドとソマリアに行くことになっている。 たかだか二

記事を読む

新連載に驚く

昨日発売の季刊誌「考える人」(新潮社)にて、ようやく私の新連載「謎のアジア納豆」が始まった。

記事を読む

no image

伝説の野人

4日に放映されたテレビチャンピオン「無人島王決戦」という番組にに、 早大探検部OBの二名(ふたな)良

記事を読む

no image

ゼロの衝撃

何人かの知人が絶賛していたので読んでみた坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(大和書房)。

記事を読む

no image

『犬部!』

明日7日、妻・片野ゆかの新刊『犬部!』(ポプラ社)が発売される。 犬部とは、北里大学獣医学部に実在

記事を読む

no image

甲子園が割れた日

中村計『甲子園が割れた日 松井秀喜5連続敬遠の真実』(新潮文庫)を読む。 松井のこの出来事のとき、

記事を読む

no image

島国チャイニーズと沖縄系ブラジル人

読了してから時間が経ってしまったが、野村進『島国チャイニーズ』(講談社)は 万人にお勧めの良書であ

記事を読む

no image

狂気の起源を求めて

ビルマ(ミャンマー)難民研究者にして本人は医療難民の大野更紗さんのところに シャン料理をもっていく。

記事を読む

no image

なぜか、まだ日本にいる…

なぜか、まだ日本にいる。 ミャンマー取材の許可がまだ取れず、出発が伸び伸びになっているのだ。 本来な

記事を読む

no image

NHKの仕事でまたミャンマー

(撮影:森清、『西南シルクロードは密林に消える』より) ※こんな映像が撮れればいいのだが…    

記事を読む

Comment

  1. gadogado より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; BT Openworld Broadband; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727)
    すごい! 今はどのように濃い人たちが住んでいるんでしょうか?
    また書いてください楽しみです。

  2. komari-ko より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)
    そうなんだ〜!なつかしいなぁ〜!ーってお前誰だ?!ですよね。
    「高野本が好きな読者」ですとも!きっとみんなそう思ってますよ(笑)

  3. ケーイチ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322)
    ぼくも「高野本が好きな読者」ですが、オオ!スゴイですね!
    「解散した好きなバンドがまさかの再結成」みたいな嬉しさです。
    続編に大期待します!

  4. ゆみたん より:

    AGENT: DoCoMo/2.0 SH703i(c100;TB;W24H12)
    高野さん、以前勉強会でのムベンベのお話しありがとうございました。2次会でお隣りに座りました。つい先日のことですが、道後温泉本館3F、個室に1500円を払って上がりました。浴衣、茶菓子つき80分以内の利用。夏目漱石も上がった趣のある造り。一人のせいか三畳の部屋に通された。座布団を並べて横になってみた、息苦しい。当然クーラーなどない。うーん昔うちにあった女中部屋のようだ。これはいかん。「閉所恐怖症なんです。」言って四畳半に換えてもらった。六畳なんてとてつもなく広く見えた。

  5. 異星人@九州 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    あのワセダの三畳間に復帰ですか?!
    しかも、ある意味仕事場として?
    うらやましいーっ。私もそういう避難所がほしいです。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年9月
    « 3月    
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30  
PAGE TOP ↑