枡野浩一の読書道
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
web本の雑誌で月刊連載されている「作家の読書道」に歌人の枡野浩一が登場。
http://www.webdokusho.com/rensai/sakka/michi086_masuno/20081224_1.html
「太宰治は『人間失格』をギャグのつもりで書いたんじゃないか」とか
「初期の山田詠美や椎名桜子みたなスカスカ本が好き」など、
ユニークな発言の連続で、
ハッと目がさめるような気分。
自分のモノの見方は固定していたんだなと思わせるのだ。
この人の話を聞いていると純文学も面白そうに聞こえるし。
ちょっと宮田珠己に近いかもしれない。
でもいちばん共感したのは「小説は使う筋肉がちがうのでつらい」という部分か。
そうなんだよな…。
関連記事
-
-
本の雑誌年間ベスト1
本の雑誌1月号が届く。 恒例の年間ベストテンの1位はあの新人の快著。 しごく納得。 あの秘境ノンフ
-
-
イスラム飲酒紀行・イスタンブール篇
昨日、毎日新聞夕刊の「新・幸福論」というコーナーのためのインタビューを受ける。 といっても、担当記
-
-
太平洋もインド洋も波高し
私の「ビルマ・アヘン王国潜入記」英語版"The Shore beyond Good and Evi
-
-
濁った水たまりで釣りをする
アブディンから電話がかかってきた。 彼は結局、身重の奥さんと北九州に「疎開」した。 スーダンの実家か
-
-
珍しく円城塔氏と気があった、と思ったのだが……「本の雑誌」上半期ベスト1特集
「本の雑誌」8月号が届いた。今回の特集は「2012年上半期ベスト1」で、私も書いている。題して「超人
-
-
本日発売。自分にとっては世にも奇妙な本
『世にも奇妙なマラソン大会』(集英社文庫)、本日発売です。 私はたいていすごく苦しんで原稿
-
-
鬼のミイラと地震予知動物
「未確認思考物隊」の仕事は続く。 先週は大分県宇佐市にある「鬼のミイラ」(写真・右)と 「地震予知動
-
-
ドンガラさん、15年ぶりの緊急来日
私がかつて翻訳したコンゴ文学の名作『世界が生まれた朝に』(小学館、絶版)。 その著者であるエマ
-
-
新刊入荷『青春の門』
今日も外出。 といっても毎日、最終的にはワセダの「野々村荘」に落ち着く。 これは外出ではなく、アパー



Comment
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 2.0.50727)
うわ〜その ちがう筋肉 が見てみたい!
枡野さんインタビューおもしろいですね〜。作品読んでみたくなりました。
高野さん・枡野さん。野がつく人っておもしろいのか。
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.04506.30)
枡野氏の「山田風太郎のエッセイは健全」という言葉に深く頷きました。
「育児日記」を読んでそのよき父親ぶりに驚愕し、涙した覚えがあります。
鼻チンコみたいな変な小説書いてるのに……