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孤高の伝道者・大槻ケンヂ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

 昨年暮れ、つまり10日あまり前にアップされた音楽関係サイトで、大槻ケンヂのインタビューが載っているのを知人に教えられる。
 その最後になぜか「最近のオススメ本」として高野本が。
「んー、何だろうな……。高野秀行っていう人の『ワセダ三畳青春記』という本があって、これものすごく面白いんです。意地でも人に読ませたいと思って、ずっといろんなところで1人で宣伝してるんですよ。22歳〜30何歳まで早稲田の三畳一間のアパートに住んでた人のお話で、とっても笑えて楽しい面白い本です。」
 もう一年以上前に出た本なのに(全然最近じゃないし)、まだ布教活動してらっしゃるとは(しかも、孤軍奮闘らしいし)…。
 オーケン、えらい! 2005年、彼と彼のバンド「特撮」に幸あれ!
 (彼のインタビューはこちら)
  http://www.vibe-net.com/musicinfo/push/tokusatu_Interview.html

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Comment

  1. BUFF より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja-JP; rv:1.7.5) Gecko/20041108 Firefox/1.0
    高野様、皆様、遅ればせながら明けましておめでとうございます。
    特撮のほうは聴いてないのですが、私は、筋肉少女帯FC・「ノーマン・ベイツ」の会員でした。
    大槻ケンヂさんも何冊か旅本を書いていらっしゃいます。
    『行きそで行かないとこへ行こう』、『のほほんと暑い国へ行く』、『脱力旅の世界』、とか。面白いです。
    また、バンドな青春記、『リンダリンダラバーソール』はどこか『ワセダ三畳青春記』と同じ匂いがするような気がします。面白おかしくほろ苦く、ちょっとトホホ入っている感じ、でしょうか?
    だから、高野さんの作品にも惹かれたのかなぁって思っています。
    ではでは。

  2. NONO より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
    皆様、新年おめでとうございます。
    ご挨拶遅れてすみません。
    正月は雪が降って仕事無くなったこともあり、
    毎日飲んだくれてました。
    大槻さん、エライ!
    頑張ってください!
    「ムベンベ」も売れますように。
    オレの方は、天下の大作家、高野秀行にVISAを
    取りに行かせる、なんぞという暴挙をして、
    このたびアフリカに行ってきます。
    ま、1ヶ月ほどの短いものですが。
    キリマンジャロ登ってきます。
    今回の目標!
    象の「雑煮」を喰う!

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    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
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