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空飛ぶ人

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

「Free&Easy」というアメリカン・カジュアル専門誌のインタビューを受ける。
インタビュアーの編集者の人は私の本の愛読者であり、
「ムー」好きでもあるらしい。
話が終わったあと、何枚か写真を見せてくれた。
「これ、僕が先週見たUFOです」
なるほど、ビルとビルの間の空に何か点のようなものが写っている。
「撮っているときは謎の物体にしか見えなかったけど、画像を拡大したら縦に細長くて
フライングヒューマノイドにも似てるんです」という。
フライング〜とは文字通り、ヒト型の飛行物体。
といってもウルトラマンやスーパーマンのように横になって飛ばず、
二足歩行で立ったままの態勢で空を飛ぶという、意味も意図も不明な、生物とも物体ともつかない存在だ。
東京にも存在したのか、フライングヒューマノイド。
このところ不快なことが多くもやもやしていたが、
ちょっと気分が晴れた。

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    • 「千葉ルー」で思い出したのだが、私の知人は「千葉に何年も住んでいて日本語も話す言語研究者で今は故郷に帰っているルーマニア人」だった。彼女も「千葉ルー」だな。済東鉄腸さんのことを知っているかも。 ReplyRetweetFavorite
    • ハックは奴隷じゃなかったですね。すみません、間違いました。 https://t.co/S39LyxaidJ ReplyRetweetFavorite
    • 斎東さんはもっぱらネットやSNSを利用してルーマニア語を習い、「ひたすら現地で実践」という私の語学とは真逆に見えるが、そのやり方は手に取るようにわかる。ネットを通していながら、斎東さんも「現場主義」なんだと思う。 https://t.co/406lKPRFVW ReplyRetweetFavorite
    • 発売当初からずっと気になっていた話題作、斎東鉄腸著『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話』通称「千葉ルー」(左右社)をようやく読んだのだが、予想を上回る興奮と感動にとらえられた。言語と文学をこんな… https://t.co/CbvWvyPHWa ReplyRetweetFavorite
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    • 『イラク水滸伝』の写真と図版の最終セレクト打ち合わせ、2時間ほどで終わる予定が、なんと10時間もかかってしまった!でもこれで相当いいものになったはず。 ReplyRetweetFavorite
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