*

ニュースゼロ&イベント&アスクル

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

まずはお知らせから。
明日、日本テレビのニュースゼロで、私の知り合いのフリージャーナリスト、
大津司郎氏によるソマリア潜入取材決死行の映像が放映される。
大津さんはもう40年近くアフリカを取材しつづけている歴戦のつわもの。
スーダン南部に入ったのもこの人が日本人で最初だったそうだし、
ルワンダ大虐殺の取材にも行っているはずだ。
とにかくアフリカの紛争地はスチルでは中野智明氏、ビデオでは大津さんが
筆頭だろう。
四万十の山田先輩の旧友であり、盲目のスーダン人・アブディンとも親しい。
実は大津さんは、私の『異国トーキョー漂流記』(集英社文庫)にも登場する。
私と韓国人のパクさんが白人と黄色人種とセットになるような「黒人」を探して夜の渋谷をさまよっているとき、
スーダン人経営のレストランでばったり会い、
「今の時代、人間を三種類に分けるのはおかしい」と諭すベテラン・ジャーナリストがいた。
それが大津さんだったのだ。
名前は書いていないし、本人にも言ったことはないけど。
ともかく、明日の映像はすごいらしいから、興味ある人はお見逃しなく。
(そうそう、字幕翻訳は私のソマリ語の先生、スグレさんである)
     ☆        ☆        ☆
次のお知らせ。
1月9日(土)に行われるミクシイのイベントは、
ゲストのミスターXが決まった。
カメラマンの森清。
出版業界屈指のイケメン・フォトグラファー
と書くと、きっと女子が増えて男子が減ると思うので、あえてそう書いておこう。
実際には、森がみんなの前で何を言い出すかわからず、
あまり読者の方々には来てもらいたくない。
昨日の宮田さんみたいになったら目も当てられない。
なので、無理しなくていいですよ。
どうせ、しょーもないイベントですから。
     ☆       ☆         ☆
「アスクル」を内澤副部長に送ったのだが、
全然返事がなくて、どうやらお気に召さなかったのか…
と思っていたら、本の山に見失っていたらしい。
発見後、こんな日記がアップされていた。
http://kemonomici.exblog.jp/
副部長、ありがとうっす!!

関連記事

no image

東電に勇気と可能性をもらった

昨日、友人のワタル社長に驚くべき話を聞いた。 東電は今、人手が足りないのか、会社自体が混沌としている

記事を読む

no image

酒さえあればそれでよし

今年の初めから私が「主婦」になったので、 料理も買いものも私の担当である。 地震前はドトールに出勤後

記事を読む

no image

失われた聖書男を求めて

A.J.ジェイコブズの『聖書男 現代NYで-「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記』(阪急コミュ

記事を読む

no image

2010年小説ベストテン

恒例(だったっけ?)の年間枚ベストテンを発表したい。 私が今年読んだ本だから、出版年はバラバラだ。

記事を読む

no image

どこでもオフ

ここ半年くらい、毎日自宅付近のドトールコーヒーに通って原稿を書いている。 家にいるとオンとオフの区別

記事を読む

no image

長井健司、ミャンマーに死す

毎日このブログではお気楽な話題を提供していたが、 ミャンマー情勢は緊迫の一途をたどっていた。 私のと

記事を読む

no image

シャングリ・ラは実在した!

探検部の後輩・角幡唯介の開高健ノンフィクション賞受賞作品 『空白の五マイル』(集英社から刊行予定)の

記事を読む

no image

『ワセダ1.5坪青春記』見本、届く

前にもお伝えした『ワセダ三畳青春記』の韓国語版、 『ワセダ1.5坪青春記』の見本が届いた。 おおっ

記事を読む

no image

Arrived at Amman

sakki yorudan no anman ni tsuita. shiria no damasu

記事を読む

no image

やはりコンゴは別格

高知の四万十より、私の探検部の先輩にして人生の師匠・山田さんが上京、 うちに泊まっていった。 去年、

記事を読む

Comment

  1. eugene より:

    AGENT: Opera/9.80 (Windows NT 6.0; U; ja) Presto/2.2.15 Version/10.10
    確かパクさんと疾走するのは
    アジア新聞村の方じゃなかったでしょうか

  2. 高野秀行 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; WOW64; YTB720; GTB6.3; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30618)
    あ、そうそう! よくご存知ですね。
    『アジア新聞屋台村』でした。
    ご指摘ありがとうございます。

  3. カメラ より:

    AGENT: DoCoMo/2.0 P04A(c100;TB;W24H15)
    「しょーもないイベント」は主催側に対してあまりに失礼なのではないでしょうか?

  4. komari-ko より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 2.0.50727)
    しょーもないってのはこの場合「誉め言葉」ですから大丈夫ですよね(笑)
    あー、そのしょーもないイベントに行きた〜い!

  5. 主催者です より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.0.15) Gecko/2009101601 Firefox/3.0.15 (.NET CLR 3.5.30729)
    「しょーもない」というのに、ちょっとガクッときましたが、
    ざっくばらんな、ワイワイとした
    どっちかというと二次会が盛り上がる会です。
    ぜひ参加してみてください
    地方から来るつわものもいますよ!

  6. LP より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 (.NET CLR 3.5.30729)
    そうそう、高野さんのこと「こいつ絶対おかしい。」といったらほめ言葉でしょう。宮田珠己さんの文章を「しょーもない」といってもほめ言葉でしょう。
    この場合の「しょーもない」もほめ言葉ですよ。

  7. イ ジョン ウン より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; InfoPath.2; .NET CLR 3.5.30729; OfficeLiveConnector.1.4; OfficeLivePatch.0.0; .NET CLR 3.0.30729)
    私は韓国人です。「ワセダ三畳青春記」を読みましだ。
    韓国語でしだが、本当に面白いです。
    今、日本で留学中だから、その本とみたいな生活をしていますから
    気にいます。
    今日、日本語本を買いに行きます。日本語が下手ですから
    ちょっと心配するが、それも 楽しみ〜

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
PAGE TOP ↑