同情無用
公開日:
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
八王子の実家に行き、酒をたらふく飲んでから
ホットカーペットの上でごろごろしていたら
なぜかぎっくり腰になるという、
これ以上、人の同情を買わない体調不良はあるのかという目にあう。
腰をかばいつつ、銀座のシネ・スイッチで
台湾映画「海角七号」を見る。
台湾映画史上最高の観客数を記録したというので見に行ったのだが、
台湾人の役者と台湾南部の田舎町の風景がよかった。
ヒロインの日本人女優は80年代アイドルのような平べったい風貌に平べったい演技で、
直視がなかなか難しかった。
まあ、最後は音楽の力でもっていかれてしまったのだが。
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私も酒をたらふく飲みたい!
昔はよく芋焼酎をロックか生(き)で飲んでいたものです。
そういえば高野さんにぜひ観ていただきたい映画があります。
もうご存知かも?しれませんが、アンジェイ・ワイダ監督の”カティンの森”です。
岩波ホールで2月上旬までやってます。
私は年末に観てきました。上映後は重い空気が流れ、みんな押し黙り、ただ鼻をすする音だけきこえていました。
もしお時間があればぜひ。心にずっしりくる作品です。
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台湾映画って、青春の甘酸っぱさや、ほろ苦かさを描くのが得意な印象があります。
古くは「恋恋風塵」、「牯嶺街少年殺人事件」、最近では「藍色夏恋」、「言えない秘密」など。
あの温かな気候のせいか、ひと夏の恋の思い出みたいな雰囲気を、私は自然と感じてしまいます。必ずしもハッピーエンドではないのですが、空気感がなんとも言えず好きです。
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こんにちは、以前メモリークエストにインドのボートハウス一家の依頼をした者です。
先日本を読んだら最後に依頼ファイルとして掲載してあり大変嬉しかったです。
ところで、年末年始にミャンマーに行ってきました。
10日間居たのですが、わたくし、惚れてしまいました。(高野さんのご指摘のように)彼らの社交性の高さ!おしつけがましくない親切心と、引き際の良いサイカー乗り(笑)。
東南アジアは色々行きましたがまさに江戸時代、と膝を打つ思いでした。
高野さんのようにディープな旅はできませんが、ミャンマーはまりそうです。
今年もご活躍期待しています。
腰が早く良くなりますように。