「 月別アーカイブ:2012年08月 」 一覧
アジアン・ミステリの傑作シリーズを応援すべし
2012/08/30 | 高野秀行の【非】日常模様
旅に出る前に紹介しておかなければならない本はないかなと考えていたら、肝心なものを忘れていたことに気づいた。 コリン・コッタリル『老検死官、シリ先生がゆく』(ヴィレッジブックス)という、私のお
人の旅がうらやましいときは
2012/08/29 | 高野秀行の【非】日常模様
最近ここに書くのをすっかり忘れていたような気がするが、「メモリークエスト2」の方も少しずつ進めている。 一昨日は候補者2名にお会いし、詳しい話をうかがった。 依頼の内容はともかく(あとでウェブ
ソマリ兄妹来宅の巻
2012/08/26 | 高野秀行の【非】日常模様
アブディラフマンとサミラのソマリ姉妹がうちに来て、遅まきながらラマダン明けのパーティ。 サミラはシナモン・ライスと羊肉のスープ、ソマリ風トマトとジャガイモのパスタを作ってくれた。 シナモン・ラ
アフガニスタン本ベストワンはこれだ!
2012/08/24 | 高野秀行の【非】日常模様
前にここで紹介した石井光太・責任編集『ノンフィクション新世紀』(河出書房新社)で、国分拓と柳下毅一郎の二人がノンフィクションベスト30に挙げている モフセン・マフマルバフ『アフガニスタンの仏
旅のうねうね
2012/08/23 | 高野秀行の【非】日常模様
宮田部長がツイッターでつぶやいていたのを見て、グレゴリ青山の旅エッセイ漫画『旅のうねうね』を読んだ。グレゴリさんの旅漫画は好きで、前はよく読んでいたが、とんとごぶさただった。 読んでみたら、
テレビ川柳師・ナンシー関の秀逸な評伝
2012/08/20 | 高野秀行の【非】日常模様
読書運というものがあって、読んでも読んでも面白い本に当たらないときもあれば、手にする本がことごとく面白いという釣りの「入れ食い」みたいなときもある。 私の場合、1カ月前はどうにもならなかったのが、こ
ノンフィクションの世界はここから始まる
2012/08/18 | 高野秀行の【非】日常模様
自分も寄稿した本が届いた。石井光太・責任編集『ノンフィクション新世紀』(河出書房新社)。 正直さほど期待しないで最初はパラパラとページをめくっていたのだが、読めば読むほど引き込まれ、しか
日本のゲバラ、ここにあり。
2012/08/16 | 高野秀行の【非】日常模様
新宿K's Cinemaで長谷川三郎監督のドキュメンタリー映画『ニッポンの嘘』を観た。 なんと今年で齢90になる現役の報道写真家・福島菊次郎を描いたものだ。 この福島さん、おそるべき人である。
趣味は仮説
2012/08/12 | 高野秀行の【非】日常模様
私は仮説を立てるのが趣味である。何かを見たり聞いたりしたとき、「これはもしや××とつながるのでは?」とか「これがあの○○の原因なのでは?」と思いを巡らす癖がある。 たいていの場合、全くの見当
ソマリランドで発見した素敵なドリンク
2012/08/06 | 高野秀行の【非】日常模様
人と喋っているときはいいのだが、一人になると、波のように佐藤先輩のことが押し寄せてきて、 いろんな思いがぐるぐると渦を巻く。 ツイッターでも何人もの読者の人が「ラジカル加藤さん(佐藤先輩のこと
ラジカル佐藤英一先輩逝く
2012/08/02 | 高野秀行の【非】日常模様
昨日は大阪に行ってきた。 早大探検部で私より2つ上の先輩が心筋梗塞で急逝し、その告別式があったのだ。 先輩については『ワセダ三畳青春記』で「ラジカル加藤さん」という名前で書いている。 本名は