*

最近の私の動向はこれだ!

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

最近、人に「今、何やってるの?」と言われることが多い。
たしかに、最近の私の動向は、自分でもわけがわからなくなるくらい、とりとめがない。
しかも、ふと思い出したのだが、その昔、私には「オフィシャル・サイト」なるものがあった。
今開いて見たら、著作は4年前の「怪獣記」の単行本で止まっているし、
スケジュールやメディアへの登場なども懐かしの世界である。
本来はそこで告知をしていくはずだったのだ。
が、いかんせん私には秘書もマネージャーもおらず、
自分でそんなことやる暇があったら、酒でも飲みながら本を読みたいので
放置してしまった。
当分私が秘書を雇える日は来ないと思うし、たまにはこのブログを使って、私の動向を
探ってみよう。
<現在、連載中>
・月刊「小説すばる」(集英社)にて、ブータンの不思議話を追った「異次元国家ブータン」
・月刊「青春と読書」(集英社)にて、少年小説「ヒーロー参上!」
・月刊「おとなの週末」(講談社)にて、在日外国人の食生活のルポ「移民の宴」
・「月刊日本語」(アルク)にて、言語エッセイ「外国語に泣き、日本語に笑う」
<9月から10月にかけて受けたインタビュー>
・「Number Do」(文藝春秋)でサハラマラソンについて→発売中
・「クロワッサン」(マガジンハウス)で『イスラム飲酒紀行』について(これから発売)
・「愛媛新聞」で、ミャンマー政府軍兵士に殺害された長井健司さんについて(9月に掲載)
<テレビ、ラジオ、トークイベント>
9月21日 22日 宮城と福島にて高校講演会
10月1日 FM NACK5「おとこラジオ」出演
10月28日 NHK-BS 「エル・ムンド」出演
11月2日 8:30 TOKYO FM [BLUE OCEAN」出演
11月5日 大竹聡氏と新宿ジュンク堂にてトークイベント
11月26日 青山学院大学にて講演会
<ソマリ語国際放送・東京支局の活動>
・日本の中古車のアフリカ輸出について取材
・ソマリの海賊(被疑者)が東京地裁で裁判を受けているので、その取材
以上。
無論、この他に「辺境中毒!」(集英社文庫)の刊行とか、イベントや出演の打ち合わせや、取材したりされたりとか、
酒を飲んだり飲まれたりとか、二日酔いだとか三日酔いだろかいろいろある。
おお、なんだか多忙を極めているみたいだ。
ていうか、結局「俺は忙しいんだ」というのをアピールしたくて、ブログにこんなことを書いた気がする。
まあ、そんなわけで、みなさんんおご理解とお許しをお願いするばかりであります。

関連記事

no image

失われた聖書男を求めて

A.J.ジェイコブズの『聖書男 現代NYで-「聖書の教え」を忠実に守ってみた1年間日記』(阪急コミュ

記事を読む

no image

南米の超古代文明!?

日本唯一、世界でも二人しかいない「カーニバル評論家」で、 『カーニバルの誘惑−−ラテンアメリカ祝祭

記事を読む

no image

小さいおうち

中島京子の直木賞受賞作『小さいおうち』(文藝春秋)を読む。 まあ、書き出しから文章がすばらしい。

記事を読む

no image

笑えてスカッとするフランス映画

軍事産業を皮肉った面白いコメディをやっているというので、 下高井戸シネマに見に行った。 タイトルが

記事を読む

2015年読んだ本ベストテン<ノンフィクション>

今年はブログをほとんど書かなかった。 というか、最近はブログがあったことすら忘れていた。 とても

記事を読む

no image

もう一つのキンシャサの奇跡

映画「ベンダ・ビリリ もう一つのキンシャサの奇跡」を渋谷のイメージフォーラムで見た。 もう一つのキ

記事を読む

no image

言い忘れた!

いい忘れていたのだが、昨日の晩、NHKクローズアップ現代で 生物多様性に関する番組があり、 私の上司

記事を読む

no image

un no ochiteiru kata boshu

Bhutan no kita e ittekita. omotta ijou ni samukute

記事を読む

no image

ソマリア大飢饉の嘘

やっとラマダンが終わり、新年際の「イード」も終わった。 今日から仕事始め。 だが、新年では大物政治家

記事を読む

no image

日本最速の作家

台風のなか、八王子にある宮田珠己ことタマキングの仕事場にお邪魔する。 先日は話し足りなかったし、編集

記事を読む

Comment

  1. サカモト より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_6_8) AppleWebKit/534.51.22 (KHTML, like Gecko) Version/5.1.1 Safari/534.51.22
    すっかりご無沙汰しております。先週美容院で受け取った「おとなの週末」に高野さんのルポが載っていました。面白かった〜!

  2. バロッテリ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; Trident/4.0; SLCC2; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30729; Media Center PC 6.0; .NET4.0C; OfficeLiveConnector.1.3; OfficeLivePatch.0.0; MALC)
    石井光太との対談が見たいです!

  3. UEHARA より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; Trident/4.0; GTB7.1; SLCC2; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30729; Media Center PC 6.0; .NET4.0C; YTB730)
    『イスラム飲酒紀行』について(これから発売)ではなく、
    「発売中!」です。では? まだ購読してなくすみません。

  4. OT より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; YTB730; GTB7.1; EasyBits GO v1.0; .NET CLR 1.1.4322; YJSG3)
     集英社文庫で11月1日に出た『シャンタラム』は、
    『明日クル』の高野さんのインド奮闘記を思わせます。
     なんかオーストラリアの脱獄囚で、ボンベイに逃げて、
    スラムで無料・無資格診療所を開いて、それからマフィア
    になって、アフガン戦争に従軍した元逃亡犯の作家の
    自伝的な小説です。←よく解らない人です。
     インドの医療品のブラックマーケットがハンセン病の
    患者さんたちのネットワークで出来ているとか
    (ダコイトや反政府組織への抗生物質の供給に政府が
    眼を光らせているので、社会の埒外にいる人たちから
    買うのが安全だとか…)
     眼から鱗の話が満載でした。
     お勧めいたします。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年10月
    « 3月    
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031  
PAGE TOP ↑