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ワット・パクナム日本別院

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

「おとなの週末」で始まる連載記事の取材で、
成田にあるタイ寺院「ワット・パクナム日本別院」を訪ねた。
葛飾区から先、千葉方面は雪が積もっており猛烈に寒い。
千葉駅から先の千葉県というのは、電車も一本逃すと次が30分来ないし、
参った。
でも、雪景色のなかにそびえるタイ寺院は、絶対に本場タイでは見られない珍景で
とくにカメラマンの森清は喜んでいた。
肝心の食事もよかった。
20品以上あったが、どれもこれも劇的にうまい。
レストランのタイ料理とは何か根本的に味がちがう。
個人的には「牛の臓物・生ラープ」に撃たれ、
酒が飲みたくなって困ってしまった。
寒いなか、わざわざ往復5時間かけて行った甲斐はありました。

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Comment

  1. スズキ より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 3_1_3 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/528.18 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile/7E18 Safari/528.16
    はじめまして。
    成田在住でタイ人妻がいる関係で、ワット・バクナムにはちょくちょく行きます。ソンクラーンやトードガティンの時なんかは全国から数千人規模のタイ人が集まって、辺りは中々の騒ぎになります。機会があれば是非(ただし車を停められる場所が残っているかは分かりませんが・・・)。

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    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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