*

もう一人の「高野秀行」と飲む

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

ついに夢の同姓同名対談(といってもただの飲み会だが)が実現した。
相手は将棋の棋士・高野秀行五段。
今、売り出し中の若手人気棋士だ。
まず社会人らしく名刺の交換からはじまるが、
まったく同じ名前なのですごくシュールだ。
彼は特に女性に人気があるらしいが、会ってみたら別に「イケメン」ではない。
(タカノゴダン、すいません!)
よく喋る人だが、能弁という感じでもない。
一生懸命、汗をかきかきしゃべっている。
だが、その話がことごとくおもしろい。
誰かに似ている−−。
ずっと考えていたのだが、突然わかった。
顔も喋り方も、三谷幸喜によく似ている。
シャイで一見口ベタそうなのに、意外に話好きで、それが妙なオモシロさになっている。
顔も、眉毛の濃いどっしりとした顔立ち、それでいて好奇心旺盛な子どもっぽい目つきがこれまたそっくりである。
一言でいえば、かわいい。
頭がいいのにかわいいというのは、女性受けするよなあ。(ちなみに独身)
今後は極力タカノゴダンとまちがわれるよう頑張ろうと思う。
例えば、プロフィールに「今熱中しているのは将棋」と書くとか。
追記:
結局、夜中の二時過ぎまで飲んでいたが、
店を出ようとしたら、金を千円しかもってないことに気づき、
タカノゴダンに一万円も借りてしまった。
同じ高野秀行でもこっちはとことんダメである(ため息)。

関連記事

no image

怪談実話系7で「神隠し」

『怪談実話系』というシリーズをご存じだろうか。 実話という建前で、でもフィクションも交えた「怖い話

記事を読む

no image

ブータンはチベットではない

日本で入手できる唯一のブータン映画ということで、 5000円近くも出して「ザ・カップ 夢のアンテナ

記事を読む

no image

「またやぶけ」の発見

そうそう、肝心なことをすっかり忘れていた。 奄美で遊んでいるうちに、新刊『またやぶけの夕焼け』(集

記事を読む

no image

寒波と猛暑

フランスに亡命したルワンダ人の友人のところに母国から家族が到着した。 奥さんと娘が移住を認められたの

記事を読む

no image

幼児の気持ち

依然として声が出ない。 ずっと考えているのだが、これはやはり「今日のおりょうり」のインタビューで

記事を読む

no image

佐藤圭作監督『人間椅子』

私の学生時代からの数少ない探検部以外の友人である佐藤圭作が、 今度、商業映画監督としてデビューする

記事を読む

no image

東京に戻りました。

だいぶ予定より遅くなりましたが、おかげさまで無事帰国しました。 2ヶ月近くも、めくるめくソマリ・ワン

記事を読む

no image

「自分の枠」と「屠畜感覚」

先日コダックフォトサロンで行った角田光代さんとの対談が 講談社の文庫情報誌「IN☆POCKET」に掲

記事を読む

no image

映像をだらだら見れた!

久しぶりに会った年長の友人の勧めでtwitterを半年ぶりに再開した。 ブログとの棲み分けができるの

記事を読む

no image

オネエとイケメンの偉大なる力!

毎週火曜日の朝は、杉江さんの「炎の営業日誌」を読むのは日課なのだが、 今日は途中からいきなり「オネエ

記事を読む

Comment

  1. 二村 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Mac_PowerPC)
    気にしない、気にしない。
    みんなそういうタカノさんが好きなのよ。
    平和な国でのまっとうな振る舞いは
    要求されていませんから。
    ねー?みなさん。

  2. KOW(つ∀`) より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
    確かに三谷さんっぽいですね>五段。
    あとなんか、とあるイベントで
    北朝鮮や韓国がやたら強い将棋AIを開発したという
    ほんとかどうか分からないけど
    ありうる話を聞きました。

  3. 鳴海 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
    エスカーラ編集部の鳴海です。
    先日はお疲れさまでした。
    盛り上がった会で、編集部の女性3名とも
    とても喜んでおりました。
    これを機会にどうぞこれからもよろしくお願いいたします。
    では新刊楽しみにしております。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑