*

奇界遺産

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


『X51.ORG.ODESSAY』(講談社)の著者、佐藤健寿の新刊『奇界遺産』(エクスナレッジ)を読む。というか、写真集なのでパラパラめくる。
中国の洞窟住居からミイラ博物館、ナスカの地上絵、ベトナムのココナツ教団の島…と
世界中のキワモノ・スポットがごたまぜにおさめられている。
いずれも、物語にならないので私はこういうものについて書いたことがないのだが、
無理やり写真集にしてしまうというのは「やられた!」という感じ。
もっとも私にはこんなにいい写真は撮れないのだが。
久しぶりに神保町に行ったら、たった一時間あまりしかいなかったのに、
前に付き合いのあった編集者にばったり出会い、
そのあとには今も付き合いのある集英社の編集者がキッチン南海に入っていくのを目撃。
きっと、私がセブンイレブンで鮭むすびを買って、歩きながら食っているのも
誰かが見ていたにちがいない。

関連記事

no image

見上げてごらん

 前に「イスラム飲酒紀行 イラン篇」はSPA!3月24日発売号に掲載と書いたが、 どうも間違いだっ

記事を読む

no image

チャリ仲間が芸術祭大賞をプロデュース

私の友人で、昨年九州を一緒に自転車で走ったワンマン社長(社員が自分ひとりしかいないという意味だが)

記事を読む

no image

大学の講義のゲストみたい

上智大学講義、第10回目。 今年ラストの授業のゲストは琉球カウボーイフィルムズ統括プロデューサーの

記事を読む

no image

『虐殺器官』の衝撃

つい先週、『天地明察』(角川書店)を読み、「今年日本の小説でこれ以上のものは読まないだろう」と思っ

記事を読む

no image

盲想、ソマリランド、犬部! 移民の宴

ツイッターを始めてから、書くことがどうしてもブログとダブるため、だんだんブログから遠ざかってしまって

記事を読む

no image

ああ、間違えた

どうやら大変な間違いを犯してしまったらしい。 なんとしたことか、某社の依頼で「生き方本」を書いてしま

記事を読む

no image

さらば「増刷童貞」!?

 自慢ではないが、私は「増刷童貞」だ。  これまで書いた本は8冊。さらに、文庫化された本が3冊。さら

記事を読む

no image

鍵は辺境にある!らしい

すごい本が出たものである。 内田樹『日本辺境論』(新潮新書)。 「日本人とは何ものか? 鍵は『辺境

記事を読む

no image

なぜかマレーシア

明日からマレーシアへ一週間ばかり行くことになった。 今、なぜマレーシアなのか?と思われるかもしれない

記事を読む

no image

枡野浩一の読書道

web本の雑誌で月刊連載されている「作家の読書道」に歌人の枡野浩一が登場。 http://www.w

記事を読む

Comment

  1. 集英社の編集者 より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.7) Gecko/20091221 Firefox/3.5.7 (.NET CLR 3.5.30729)
    まさか、目撃されるとは! 恥ずかしい。。。3ヶ月に1回。猛烈にあのカツカレーが食べたくなって駆け込む次第です。しかし、食べた後は猛烈に胃がもたれ、後悔しながら、パンシロンを服用。ああ、老人。。。次はぜひ、ご一緒に(笑)

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年7月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031  
PAGE TOP ↑