*

トルコより帰る

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


 トルコより帰国した。
 私の滞在中、トルコ国内でも二度テロがあり、外国人旅行者も犠牲になったようだが、私はまったく知らず、のんきにぶらぶらと旅行をしていた。
 印象的だったのは、特にシリアやイラク、イランと国境を接する南東部。
 ここは住民の大多数がクルド人だ。
 クルド人というのはトルコ人に輪をかけて人がよく、また独自の伝統を守っており、ひじょうに興味深かった。
 また、ワンという湖からアララット山(写真)にかけては、風光明媚な場所、トホホな地元名物、そして予想もできない出来事などが連発し、とても楽しかった。
 
 いずれ、どこかに書きたいと思っている。

関連記事

no image

ムボガ

昨日、宮田珠己さんから『なみのひとなみのいとなみ』のサイン本が 送られてきた。 これで『なみのひと〜

記事を読む

no image

判断能力の急激な低下

うーん、参った。 内澤さんの話、何も問題なかったのか。 これでは私がただ赤っ恥をかいただけではない

記事を読む

no image

あなたの本職は何ですかと訊かれた

3月に、大野更紗さんが「わたくし、つまりnobady賞」という謎の文芸賞を受賞し、 私もその授賞式

記事を読む

no image

「高野秀行」の新刊?!

またもや「高野秀行」の新刊が出た! …といっても、今度は同姓同名の将棋棋士の高野秀行五段の著書だ。

記事を読む

no image

ナイロビのカリフォルニアにて

結局、ナイロビ市内は昼前なら歩いても、気をつけさえすれば、 問題ないとわかった。 酒もちゃんと飲んで

記事を読む

no image

『猛き箱舟』をうっかり再読

いろんな仕事がたまっているのに、船戸与一の大作『猛き箱舟』を読んでしまった。 西サハラを舞台にして

記事を読む

2013年に読んだノンフィクション・ベストテン

毎年恒例となっている「今年読んだ本ベスト10」をやるのをすっかり忘れていた。 今急いでやります。

記事を読む

no image

『異国トーキョー漂流記』新装版

『異国トーキョー漂流記』(集英社文庫)が今年のナツイチ(集英社文庫の夏の百冊)に 入るにあたり、カ

記事を読む

no image

西南シルクロード文庫あとがき

いよいよ、あの『西南シルクロードは密林に消える』が講談社から文庫化される。 校正ゲラを読み返したが、

記事を読む

no image

米軍による驚くべき支援

28日(月)調布市被災者支援ボランティアセンターの手配で、被災地の特養老人ホームに物資を届けるという

記事を読む

Comment

  1. りーだー より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
    おかえりなさい。
    またまた良い旅だったようですね。
    オフィスのデスクに縛られてる身には、とても羨ましいでっす。
    あー。アララト山でノアの方舟でも探したい気分です(笑

  2. 「海洋冒険小説強化月間」宣言

    というわけで、今月は海洋冒険小説の書評をガシガシあげていこうと思います。昨日アップしたボライソーシリーズを中心に、左は名作「宝島」から右は漂流譚の怪作「蠅の王」まで、幅広くラインナップする予定です。当然これら以外の本も読みますが、優先的にこのジャン…

  3. tujigiri より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
    はじめまして。
    冒険をキーワードに検索してやってきました。
    僕も8年ほど前にトルコにいったことがあるんですが、そのときは一日違いであやうくテロに巻き込まれるところだったのを思い出しました。
    新刊、ぜひ読ませていただきたいと思います。
    それでは。

  4. macocci より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    沢木耕太郎さん著「深夜特急 5」(新潮出版)を読んでいて、
    今日読んだページにたまたま「アララト山」の話が出てきてました。
    「エスピオナージ」という古いサスペンス映画(1973年)の話で、
    KGBのスパイが亡命する際に西側へ出したアリバイ写真の真偽を見破る鍵が、
    背景に写したアララト山頂のコブが右か左かということでした。
    トルコ側から見るとコブが右側、旧ソ連(アルメニア)側から見ると左側だそうです。
    この写真は右側にコブがあるのでトルコ側ということになりますね。
    鏡を使えば逆になりますが。

  5. ERI より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)
    高野さんの本にハマッてしまい只今4冊目に突入です。
    前に高野さんがうちの本屋にいらしてくだったみたいで
    (じぶんが公休日でショックでした。会いたかったです!)
    直筆POPが今でもワゴンに飾ってあります。
    また遊びに来てください。

macocci へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年12月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031  
PAGE TOP ↑