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妻が小学館ノンフィクション大賞受賞!

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

思いがけない事態が起きた。
私と同じくフリーのライターである妻・片野ゆかが今年度の小学館ノンフィクション大賞を受賞してしまったのだ。
タイトルは「昭和犬奇人」。
いったい、どこで区切って読めばいいかわからないタイトルだが、
昭和の時代に、異常に犬を愛した平岩米吉という奇人がおり、
その人の評伝を書いたのだ。
新聞社からの電話も小学館に殺到し、今や妻は一躍「時の人」。
思いがけない妻のブレークで、私もこれで安心して引退し、余生を楽しむことができるだろう…(ちがうか)。

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Comment

  1. toku より:

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    marugoto worldのブログの紹介はしないの?

  2. きたしろ より:

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    3、4回目くらいの書き込みです。
    高野さんの新刊の発売とあわせておめでとうございます。
    「昭和犬奇人」てタイトルすごいですね。
    ところでmarugoto worldって何です?

  3. 太郎 より:

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    意外に愛妻家の高野さん、奥様の受賞、おめでとうございます。
    思いがけない妻のブレークで、私もこれで安心して引退し、余生を楽しむことができるだろう…(ちがうか)。
    何を言ってるんですか?
    奥様に捨てられないように辺境作品をドンドン書いて下さい。
    売れなくても、辺境を書いていれば奥様から捨てられる事はないでしょう
    (本当か?)

  4. 深プラ 祐介 より:

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    おめでとうございます!来週出る新作も楽しみにしております。今夜も我々呑んだくれてます。かんぱーい

  5. 二村 より:

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    注意警報!高野さん 上記引退示唆発言により、ショウタ上陸の危険あり。十分肝臓を休めておいてください。私も及ばずながら高野さんの助太刀いたします。ゆか先生おめでとうございます。

  6. 田島 より:

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    わあ。
    おめでとうございます。
    高野さんも早くブレークしてください。
    眠い。

  7. OPPU より:

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    おお。
    おめでとうございます。
    今年の高野家はすごいですね。

  8. ほしな より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/312.1 (KHTML, like Gecko) Safari/312
    おめでとうございます!
    ご結婚なさってるのかなとは思っていたのですが、
    同業のかただったんですね。
    下世話ですが、この賞、賞金すごいですねぇ。
    まんが賞なんかは一桁少なかったと思います。
    ともかく、おもでとうございます。

  9. りーだー より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1)
    遅ればせながら、おめでとうございます!
    ヒデさんも、引退・隠居などといわず、負けじと書きまくってください。
    おめでとうございます!!

  10. のなか悟空 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)
     え゛ーっ!
    久々に高野君のHPを除いたらコレじゃい。
    夢か?夢か?・・・・とにかく、良かった。良かった。良かった。奥さんの顔は知らんが、おめでと。おめでと。おめでと。
    スゴイことだ。
    とんでもないことだ。とんでもないことだ。とんでもないことだ。
    ああ、どうしょう・・・。

  11. とっち より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.0.3705; .NET CLR 1.1.4322)
    高野さん、ご結婚されてたんですね。でも、やっぱり冒険しててすごーい。
    アマゾンの船旅を愛読し、ファンレターをだしたこともあるんですよ。
    このごろ、ムベンベを手にいれ、ようやく読めました。アマゾンの・・・の方が、私好みだな。なんか、あの本、すっごくロマンなんです。木登りのおじさんや、ピラルクや、リャマのかわいい顔や・・・。写真が、ちゃんと今もポンッとうかぶし・・・。と、何を言いたいのか分からんような文章だけど、あのロマンをもっと読みたい、だってすごくいいもん!と言いたかったのです。文庫じゃだ
    め!写真つきがいいもん。では、また。他の本、探して読むのが、楽しみ。

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