タイの懐メロを熱唱してしまう
公開日:
:
最終更新日:2013/02/07
高野秀行の【非】日常模様
「アジアの雑誌」編集長の夢野狂作夫妻、同誌で辺境レポートをよく書いているライターM氏、
夢野氏の盟友で「ニューズクリップ」紙編集長A氏と日本の観光庁で仕事をしている奥さんのIさん(ともに慶大探検部OB)、
台北とバンコクで日本人宿EZを経営しているH氏といった多彩なメンツ。
「アジアの雑誌」は体裁は風俗誌だが、中身の半分くらいは旅の記事。
「もはや日本で唯一の旅雑誌になってしまったので、けっこう需要があるんです」と夢野編集長は笑っていた。
いや、ほんとに貴重な雑誌だ。
思えば、私の『謎の独立国家ソマリランド』も第一章と第二章は、この雑誌の前身だった「Gdairy」(今でも同名の雑誌はあるが、
中身は全然ちがう)にダイジェストを書いたんだっけ。
当時も今も、こういう話を書かせてくれる媒体が他にないのだ。
今気づいたのだが、Amazon.comでも買えるようだ。
辺境好きの方にお薦めである。
さて、この晩、二次会はカラオケ。
私は日本では3年に一回くらいしかカラオケに行かないが、
20年前チェンマイに住んでいたときはタイ語の勉強をかねてかなりせっせと通っていた。
ちょうど同世代である夢野さんのタイ人の奥さんと一緒にアスニ・ワサンやバード、ナンティダー、マイ、ヌイなど
往年のヒット曲を熱唱してしまった。
私の「青春」は日本ではなくタイにあったことをなつかしく思い出した。
☆ ☆ ☆
大阪でのイベントが正式に発表されました。
関西でのイベントは前々から読者の方々より強く希望があったので、私も嬉しいです。
なお、下北沢B&Bのイベントは満員で受付終了、渋谷の丸善&ジュンクのイベントも定員間近だそうです。
関連記事
-
-
マイク・ノックのニュー・アルバムを試聴してみよう!
オーストラリア・ジャズ界の大御所にして、今でもバリバリ最先端の音楽を作りつづける義兄マイク・ノックが
-
-
たぶん、みんなイライラしている
1月2日、八王子の実家に行くため京王線に乗っていた。 車内は高尾山や高幡不動へ行く初詣の客で混雑して
-
-
友だちは反政府ゲリラだけ…
チェンマイにいる。 4年ぶりだが、驚くほど街が変わった。 見知っている建物がない。 だから自分がどこ
-
-
タマキングはなぜモテる?
土曜日、新宿ネイキッドロフトにて行われたタマキング祭りを見に行った。 私は自分ではイベントにしばし
-
-
在日外国人支援ボランティア
世界中の人たちに二十五年もお世話になりつづけている。 そろそろ何か恩返しをしなければと思い、 在日ア
- PREV :
- 歴史は水で割るべからず
- NEXT :
- 紀伊國屋書店新宿南口店にてもう一つのトークイベント
Comment
カラバオは歌わなかったんですか?私はローソーとネコジャンプなら歌えます。
すいません、ジュンク堂最後の2席を予約してしまいました…
もう多分空きないです、すんません!
今日昼休みに電話したら満席で断られました~:'( 私の分まで楽しんでください!
下北のも他の予定が入ってて行けないし、都内でまたイベントやってくれませんか、高野さん??切実です~
今、タイなんですね。
洪水の被害って、まだ残っているんですか?
咳止めは試しました?
>義理の弟さん、
私はプア・チウィットはあまり聞いてないんです。
ローソーやネコジャンプというのは最近の歌ですかね?
最近のはまったくわからなくて…
>まいけるさん、
イベントは私が企画できるものじゃないんですよ。
書店かどこかが企画してくれて、初めてできるもので…。
他のテーマでよければ、5月に2回、都内と千葉でありますが。
>カツカレーさん、
洪水の被害? 全く聞かないですね。ていうか、すっかり忘れてました。
誰もそんな話しないし。
咳止めとは? ブロンみたいなもの?
どっちにしても、私はもう酒で十分です。
高野さん
5月に千葉ですか!千葉県民としてはありがたいです!詳細決まり次第のお知らせ、お待ちしております 😀