*

『謎の独立国家ソマリランド』PVはこちらで

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

昨日、朝日新聞の書評欄で『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)が取り上げられた。
しかも、なんといちばん大きな欄。
そう、先週は村上春樹の新刊が紹介されていたコーナーだ。

そのおかげで、Amazonでの順位は昨日最高で30位代まで跳ね上がったそうで、
今日も注文が殺到しているらしい。
ありがたいお話です。

せっかくなので、もう一度同書のプロモーション・ビデオをここに紹介しておきたい。
エピローグに記したイスラム過激派との戦闘シーンや海賊国家プントランドの写真など
いろいろあります。

関連記事

no image

ある天才編集者の死

集英社文庫で私の担当を長らく務めていた堀内倫子さんが急に亡くなられた。 茫然自失である。 堀内さんは

記事を読む

no image

クンサー死去

 韓国へ行っている間だったため知らなかったが、 「元・麻薬王」ことクンサーが死んだそうだ。  私は

記事を読む

no image

犬と辺境旅をしてみたい

最近頭がぼやあっとして、ここに書いたかどうかも憶えていないのだが、 7月1日に行う旅の本屋のまどでの

記事を読む

no image

純文学とエンタメのあいだ

三崎亜紀『廃墟建築士』(集英社)を読む。 『となり町戦争』『バスジャック』を読んだときにも思ったが

記事を読む

no image

爆笑ムエタイ武者修行

上智大学の講義、第4回のゲストは 元女子ムエタイボクサーで現在はムエタイエクササイズのインストラクタ

記事を読む

no image

新しい探検部の部室とゴリラ

第5回目の上映会が早稲田大学の学生会館で行われた。 数年前に建てられたわりと新しい建物だ。 この新

記事を読む

no image

ベトナムの猿人

紆余曲折の結果、ミャンマー行きは取り止めになった。 最近、ほんとについていない。 その代わり同じ時期

記事を読む

no image

コーカンとワ

言い忘れていたが、今月29日に行われるウチザワさんの豚を食う「飼い喰い」イベント、 予約がもういっぱ

記事を読む

no image

辺境読書が終了

「本の雑誌」で連載していた「辺境読書」が今週発売の号で ついに最終回。 ラストは「私の座右の書」の紹

記事を読む

no image

歯型

ワセダの野々村荘の三畳間を再度借りたはいいものの、 家から片道1時間もかかるし、行く用事も特にないし

記事を読む

Comment

  1. ながい より:

    はじめまして。
    高野さんの大ファンの長井と申します。
    いつも楽しく著作を読ませて頂いています。
    最近『謎の独立国家ソマリランド』を大変興味深く拝読しました。
    いつも高野さんの著作には色々な意味で圧倒されます。
    行動力、現地人への溶け込み方、背景の取材力、分かりやすい造語力などなど。
    ただ、今回くだらないことがちょっと気になっています。
    ソマリアの人のことを「ソマリ人」と表現されていました。
    旧宗主国であるイタリア語の意味を考えれば「ソマリ人」が正しいとのことでした。
    なるほど、と一つ賢くなった気がしました。
    しかしここで気になってしまうのは、高野さんはイタリアの人のことを
    「イタリ人」と表現されるのでしょうか?
    あまり聞かない表現ですが、どうなのでしょうか?

  2. 高野 秀行 より:

    >拙著ご愛読いただき、ありがとうございます。

    ご質問についてですが、イタリは民族名ではないと思います。
    イタリアという国が先にあり、その国民をイタリア人と呼ぶのではないでしょうか。

    いっぽう、ソマリはれっきとした民族名。
    そして、ちゃんと「ソマリア人」もいます。
    ソマリア人はソマリア共和国の国民という意味です。
    だから、ソマリ人にはソマリア人もいれば、ソマリランド人もジブチ人もケニア人もいるということです。

    ただし、言語は「ソマリ語」しか存在せず、「ソマリア語」はおかしいです。

    ちなみに、アラビアと言う言葉もありますよね。
    これは「アラブ人の土地」という意味なので、
    ある言語学者によれば、「アラビア語はまちがい。アラブ語とよぶべき」とのことです。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年10月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
PAGE TOP ↑