*

『謎の独立国家ソマリランド』PVはこちらで

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

昨日、朝日新聞の書評欄で『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)が取り上げられた。
しかも、なんといちばん大きな欄。
そう、先週は村上春樹の新刊が紹介されていたコーナーだ。

そのおかげで、Amazonでの順位は昨日最高で30位代まで跳ね上がったそうで、
今日も注文が殺到しているらしい。
ありがたいお話です。

せっかくなので、もう一度同書のプロモーション・ビデオをここに紹介しておきたい。
エピローグに記したイスラム過激派との戦闘シーンや海賊国家プントランドの写真など
いろいろあります。

関連記事

no image

だからアメリカは嫌なんだ!

今、バンコクであります。 今回、フライトがノースウェスト航空。9.11以来アメリカの飛行機に乗るのは

記事を読む

no image

ヒマラヤのイエティは神戸で飼育されていた!?

最近、さまざまな未知動物について調べているが、 私が知らなかったことがすごくたくさんあり、 驚きの毎

記事を読む

no image

イスラム飲酒紀行

7月29日(火)、週刊「SPA!」にて不定期連載「イスラム飲酒紀行」が始まる。 イスラムと酒の両方を

記事を読む

no image

大感謝デー

金曜日は『謎の独立国家ソマリランド』大感謝デー。 まずは本の雑誌社の杉江さんと一緒に多磨霊園へ

記事を読む

no image

井原美紀さんと対談

井原美紀という作家さんと対談を行った。 小説すばる9月号の「旅」特集の目玉(?)である。 彼女は「

記事を読む

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリースされた。 タイトルはずば

記事を読む

no image

身体のいいなり

内澤旬子副部長の新刊『身体のいいなり』(朝日新聞出版)はもうとっくに読んだのだが、 来月11日にト

記事を読む

no image

休みをとって職場へ?

金曜日はジュンク堂書店新宿店にて、宮田珠己部長とトークイベント。 (司会は杉江さん) 例によって宮

記事を読む

no image

横領ニモ負ケズ

私の行くところトラブルありと人は言う。 今回もでっかいトラブルが起きた。 よりにもよって『メモリー

記事を読む

no image

誘拐は困る

アフリカ・中東の紛争地取材の超ベテラン、大津司郎さんに8年ぶりくらいで会う。 もう60歳くらいのはず

記事を読む

Comment

  1. ながい より:

    はじめまして。
    高野さんの大ファンの長井と申します。
    いつも楽しく著作を読ませて頂いています。
    最近『謎の独立国家ソマリランド』を大変興味深く拝読しました。
    いつも高野さんの著作には色々な意味で圧倒されます。
    行動力、現地人への溶け込み方、背景の取材力、分かりやすい造語力などなど。
    ただ、今回くだらないことがちょっと気になっています。
    ソマリアの人のことを「ソマリ人」と表現されていました。
    旧宗主国であるイタリア語の意味を考えれば「ソマリ人」が正しいとのことでした。
    なるほど、と一つ賢くなった気がしました。
    しかしここで気になってしまうのは、高野さんはイタリアの人のことを
    「イタリ人」と表現されるのでしょうか?
    あまり聞かない表現ですが、どうなのでしょうか?

  2. 高野 秀行 より:

    >拙著ご愛読いただき、ありがとうございます。

    ご質問についてですが、イタリは民族名ではないと思います。
    イタリアという国が先にあり、その国民をイタリア人と呼ぶのではないでしょうか。

    いっぽう、ソマリはれっきとした民族名。
    そして、ちゃんと「ソマリア人」もいます。
    ソマリア人はソマリア共和国の国民という意味です。
    だから、ソマリ人にはソマリア人もいれば、ソマリランド人もジブチ人もケニア人もいるということです。

    ただし、言語は「ソマリ語」しか存在せず、「ソマリア語」はおかしいです。

    ちなみに、アラビアと言う言葉もありますよね。
    これは「アラブ人の土地」という意味なので、
    ある言語学者によれば、「アラビア語はまちがい。アラブ語とよぶべき」とのことです。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
PAGE TOP ↑