*

『謎の独立国家ソマリランド』PVはこちらで

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

昨日、朝日新聞の書評欄で『謎の独立国家ソマリランド』(本の雑誌社)が取り上げられた。
しかも、なんといちばん大きな欄。
そう、先週は村上春樹の新刊が紹介されていたコーナーだ。

そのおかげで、Amazonでの順位は昨日最高で30位代まで跳ね上がったそうで、
今日も注文が殺到しているらしい。
ありがたいお話です。

せっかくなので、もう一度同書のプロモーション・ビデオをここに紹介しておきたい。
エピローグに記したイスラム過激派との戦闘シーンや海賊国家プントランドの写真など
いろいろあります。

関連記事

no image

発売直前の本は売れるように見える

本の雑誌社へ赴き、できたての「アスクル」を見る。 一見ビジネス書風だが色合いがおかしい。 ブログに載

記事を読む

no image

怪談実話系7で「神隠し」

『怪談実話系』というシリーズをご存じだろうか。 実話という建前で、でもフィクションも交えた「怖い話

記事を読む

no image

ユーラシア大陸を超えて

ポルトガルのリスボン在住の言語学者・小坂隆一氏と 二時間以上、Skype(スカイプ)で話をする。 ス

記事を読む

no image

野菜を洗剤であらう

忘れていたことをまたいくつか。 昨日(水曜日)、毎日新聞夕刊の「新・幸福論」という欄で私のインタビュ

記事を読む

内側から見た「やくざ」

最近イースト・プレスの本が面白い。 まあ、知り合いの編集者が増えて新刊を送ってきてくれるせいも

記事を読む

no image

闇の王国ブータン

ぜひ多くの人に読んでほしいと思いつつ、こちらの気持ちの思い入れが強くてなかなか紹介できなかった本

記事を読む

no image

タンデム三輪車「トライデム」

拙著『異国トーキョー物語』の最終章に「盲目のスーダン人留学生・マフディ」という男が出てくる。 本名は

記事を読む

no image

写楽 閉じた国の幻

今日は仕事場(ドトールコーヒー)に行ったにもかかわらず、 まったく仕事ができなかった。 島田荘司『

記事を読む

no image

やむを得ず朝型にシフトしたが…

2週間くらい前から、ワケあって朝は7時に起きなければならなくなった。 日本では海外に出かけるときか取

記事を読む

no image

選定図書って何?

先月出版した『世界のシワに夢を見ろ』(小学館)が日本図書館協会選定図書に選ばれた。 理由はまったくわ

記事を読む

Comment

  1. ながい より:

    はじめまして。
    高野さんの大ファンの長井と申します。
    いつも楽しく著作を読ませて頂いています。
    最近『謎の独立国家ソマリランド』を大変興味深く拝読しました。
    いつも高野さんの著作には色々な意味で圧倒されます。
    行動力、現地人への溶け込み方、背景の取材力、分かりやすい造語力などなど。
    ただ、今回くだらないことがちょっと気になっています。
    ソマリアの人のことを「ソマリ人」と表現されていました。
    旧宗主国であるイタリア語の意味を考えれば「ソマリ人」が正しいとのことでした。
    なるほど、と一つ賢くなった気がしました。
    しかしここで気になってしまうのは、高野さんはイタリアの人のことを
    「イタリ人」と表現されるのでしょうか?
    あまり聞かない表現ですが、どうなのでしょうか?

  2. 高野 秀行 より:

    >拙著ご愛読いただき、ありがとうございます。

    ご質問についてですが、イタリは民族名ではないと思います。
    イタリアという国が先にあり、その国民をイタリア人と呼ぶのではないでしょうか。

    いっぽう、ソマリはれっきとした民族名。
    そして、ちゃんと「ソマリア人」もいます。
    ソマリア人はソマリア共和国の国民という意味です。
    だから、ソマリ人にはソマリア人もいれば、ソマリランド人もジブチ人もケニア人もいるということです。

    ただし、言語は「ソマリ語」しか存在せず、「ソマリア語」はおかしいです。

    ちなみに、アラビアと言う言葉もありますよね。
    これは「アラブ人の土地」という意味なので、
    ある言語学者によれば、「アラビア語はまちがい。アラブ語とよぶべき」とのことです。

高野 秀行 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年8月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
PAGE TOP ↑