*

妻がブータンに夜這いに…

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

今朝、妻がブータンに出かけた。
7月に引き続き2回目だが、今度は取材で二週間行くという。
「何やるの?」と訊いたら、一言「夜這い」。
ブータンの田舎にはまだそういう習慣が残っているそうだ。
あと、男性シンボルの研究もするとか言っていたが、なんのことやら。
我が妻ながら、だんだん言うこともやることもはかりしれなくなっきた。
ともかく、これからしばらく老犬(16歳)と一緒に留守番だ。
      ☆        ☆        ☆
妻を見送ったあと、朝日の朝刊を見たら、『アジア未知動物紀行』の書評が出ていて、驚く。
いや、ここに書評が出るというのはネットの予告で知っていたのだが(正確には人に教えてもらった)、
てっきり、と学会の唐沢俊一氏にトンデモ本として紹介されるのだと思っていた。
実際には意外にも重松清氏。
さすが一流の作家が書く書評だけあり、あの変な本がとても魅力的に思える。
書評を読んで買った人が「だまされた!」と怒らないことを祈る。

関連記事

no image

もう当分OBとは関わりたくない

早大探検部50周年映像上映会はけっこう大勢の人が来てくれたし、 西木正明、恵谷治両先輩とのトークも想

記事を読む

no image

重版は他力にかぎる

今日、集英社の担当編集者の人から電話がかかってきて、「『未来国家ブータン』重版が決まりました」と言っ

記事を読む

no image

メモリークエスト依頼者面談、開始!

都内の某高級ホテルのラウンジで、幻冬舎「メモリークエスト」の面談を始めた。 集まった依頼の中で「これ

記事を読む

no image

他人ごとなら面白いが

「本の雑誌」今月号が届いた。 特集は「この妻がすごい」。 小説、ノンフィクションを問わず、本に出て

記事を読む

no image

an anとミャンマー

お待ちかね、「an an」に登場した。 しかも「永久保存版」と記されている。 美人レシピ142だそ

記事を読む

no image

ニムラの時代到来&ツバルは沈まない

本日(9月21日)朝日新聞の朝刊11面にて、「明日来る」のトップバッターにして 私をブータンに送り込

記事を読む

電話不携帯のやめられない快適さ

 帰国して拝受した本、第3弾。  『忘れられない一冊の本』週刊朝日編集部(朝日文庫)。作家や映

記事を読む

no image

パリジャンは味オンチ

最近フランス料理店の取材をしていたので、ミツコ・ザハー『パリジャンは味オンチ』(小学館101新書)

記事を読む

no image

ワセダ復帰へ

前回、「野々村荘は人気物件で、空き部屋はまったくない」と書いたのに、 その翌日、大家のおばちゃんから

記事を読む

「Brutus」にて“辺境小説”を紹介

現在発売中の「Brutus」1.1/1.16合併号の特集は「夢中の小説」。 私も「小説の世界で見つ

記事を読む

Comment

  1. 義理の弟 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; (R1 1.3))
    はかりしれなくなったのは、今年の夏頃からだったような、、、

  2. 通行人 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    ブータンもいいけど宮城でUMAですよ!
    UMAというかただの帰化生物かも知れないけど…。
    http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/life_on_earth/?1259223158
    謎が深まる大崎市の野生カンガルー

  3. LP より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 (.NET CLR 3.5.30729)
    続アスクルには、ぜひ奥様も。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑