オススメ土着的流行歌
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
今日は珍しく音楽の紹介をさせていただきたい。
シングルCD エコツミ「さくらの日」
二年前になるが、とあるミャンマー関連イベントに呼ばれて
講演をしたことがある。
そのとき、イベントの内容とはまったく関係なく、大学生の女の子が
舞台に立って歌をうたった。
ピアノの伴奏つきかアカペラか憶えてないが、ひじょうに唐突だった。
ミャンマーの歌でもないし、どうしてこんな歌が入るんだろう?と
出席者は怪訝な顔をしていたが、その子の歌唱力と存在感が強烈で
私もふくめ、その場にいた人は思わず引きずり込まれてしまった。
うたったのは「おはじき」という歌だったが、
そのとき一度しか聞いてないのに今でもはっきりと憶えている。
その女の子は小橋寛子さんという。
会場でちょこっと話をしたことから、その後もたまにメールをくれる。
その小橋さんがピアニストの女の子(女性というべきでしたか)とユニットを組んでCDデビューをした。
それがエコツミ「さくらの日」だ。
本人は「ジャパネスクポップ」と呼んでいるらしいが、
一種の土着的な迫力をもったポップスだ。
(「おはじき」にいたっては生で聴くとちょっと怖い気すらする。ジャパネスクホラーか)
全国津々浦々、タワーレコード・HMV・新星堂・山野楽器・アマゾンで販売され、
特に、タワーレコード・HMV渋谷新宿店では、
オリジナルグッズもプレゼントしてくれるとのこと。
HPで試聴もできるのでお試しあれ。
http://www.ekotumi.jp
ただ正直言うと、エコツミは絶対にライブがいいと思う。
試聴して「なんだ、こんなもんか」と思ったら迷わずライヴへ行こう。
関連記事
-
-
ナカキョー、直木賞を受賞
私が前々から熱烈に推薦するナカキョーこと中島京子さんが 『小さいおうち』(文藝春秋)で直木賞を受賞
-
-
現実逃避にはこの本を!
「急性いい人症候群」の後遺症は大きかった。 いわき市に一週間行っている間に仕事と雑務と不意打ち的な問
-
-
メモリークエスト依頼者面談、開始!
都内の某高級ホテルのラウンジで、幻冬舎「メモリークエスト」の面談を始めた。 集まった依頼の中で「これ
-
-
「メモリークエスト」再開
銀座のマガジンハウスに行き、「an an」と「TARZAN」のインタビューを受ける。 両方ともマラ
-
-
『アジア新聞屋台村』続編?
以前、アジア各国の新聞を発行しているエイジアンという不思議な新聞社で働いていたことがあり、その顛末を
-
-
「クロワッサン」で料理デビュー
明後日(3月25日)発売の「クロワッサン」が届いた。 表4(裏表紙?)をめくったところに、内澤
-
-
名探偵なき大巨篇ミステリ
最近小説が読めなくなっていると前に書いたが、 とくにミステリはダメだ。 なにしろリアルでは原発や放射
-
-
10年遊んで暮らした人の話
私が解説を書かせていただいた川上健一『ビトウィン』(集英社文庫)が 発売された(たぶん)。 本来い
- PREV :
- 英訳「突破者」を外国人はどう読む?
- NEXT :
- アジア新聞屋台村



Comment
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)
ありがとうございます!!
たしかに、まったく関係なく歌わせて頂いたなぁと思い返してます(笑)
でも、おかげで高野さんと知り合えてよかったですo(^▽^)o
↑ゴマすり?! 笑
今回、おはじきは収録していませんが
「ビー玉」というジャパネスクポップが2曲目にありますよー♪
また是非ライブにいらしてくださいなっ
さくらの日、発売!!
いよいよ今日、22日 記念すべきエコツミデビューシングル 「さくらの日」 が店頭