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原稿と有酸素運動

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

 web本の雑誌で連載している宮田珠己「スットコランド日誌」http://www.webdokusho.com/suttoko/
「原稿の執筆がはかどらないときは有酸素運動がきく。プールがいい」みたいなことが
最近よく書かれている。
 
 100メートル10秒台の元アスリート作家が言うのだから間違いあるまいと思い、
私も近所のプールに行ってみた。
 すると、そこは高齢者の溜まり場と化しており、うんざりしたのだが、
もっとうんざりすることにその高齢者がみんなムチャムチャ早い。
 なにしろ私が全力でクロールをやっていると、後ろから来た背泳ぎのおばあさんに衝突されたりするのだ。
しかも「あんた、若いんだからもっと頑張んなさい」と説教される始末。
 すっかり落ち込んで早々に引き揚げる。
 有酸素運動がはかどらない場合は何をすればいいのだろう。
 原稿執筆だろうか?…

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Comment

  1. ファン より:

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    タマキングってそんなに速かったんですね。

  2. 北町 より:

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    初めてメールします。新宿区在住30代の社会人です。高野さんに影響されて新宿区のプールに通い始めました。水の中での開放感と終わった後の心地よい疲労に魅了されています。確かに元気な高齢者多いですよね。僕も水泳を続けて元気な年寄りを目指します。高野さんの著書はほとんど読ませて頂いております。三畳青春期を読んだ時など明け方にもかかわらず、自転車で早稲田界隈を散策しました。思えばプール以上に高野作品から元気を頂いているんですね。これからも元気のでる作品をお願いします!

  3. alien@pool より:

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    プール歴8年ぐらいあるのに、最近明らかに団塊世代の方々がどっと増えていて…
    同じ目にあってます。
    マイペースで泳ぎたくても、いつプールに行っても人が多い。
    遅いので毎回、押されもまれぶつかりまくり。
    気が休まらないので、最近はつい運動から遠ざかってしまっている始末。
    陸上運動全般は泳ぐよりもっと苦手な私は、一体どうしたらいいのでしょうか。
    原稿?はかどりません…(汗)。

  4. NONO より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)
    ダメじゃん(笑)
    やっぱ、歩くしかない、っす。
    縄文杉行、1日10時間22キロ!
    毎日やれば、イヤでも痩せるし、身体も快調!
    まあ、足腰に無理は確実にきますが。

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