*

丸善ラゾーナ川崎店は伝説になる

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

今、丸善ラゾーナ川崎店でものすごいフェアをやっている。
その名も「君は高野秀行を知っているか」。
私が「絶対に面白い!」と太鼓判を押す本のみを
エンタメノンフを中心に、でも小説もまじえて、
どーんと80冊あまり展開。
そこに高野本を全部、つまり十数冊。
「ベスト・オブ・マイ本棚」が丸善の中にどかんと登場したわけだ。
しかもフェアの場所には、その約100冊を紹介する無料パンフがおかれている。
読めば、面白そうで、めまいがする。
それだけではない。
上映会で上映したあのコンゴ・ムベンベ&トルコ・ジャナワールの映像が
普通のテレビサイズのスクリーンで流されているという。
しかもエンドレスで。
川崎の丸善は駅前の新しいショッピングモールの中心に位置しているのだが、
そこでカメラマンの森清が
「なんだ、あれ、ギザギザだぞ!」と叫び、
私たちの食ったゴリラやチンパンジーが繰り返し大写しになっているというのだ。
どうかしてる。
フェアを企画したSさんもおかしいが、それを許す上の人たちもおかしい。
たぶん、上の人たちも何か新しいポップなことをやっていると勘違いしているのだろう。
コラボとかパフォーマンスとか。
いちおう、あと一ヶ月くらい続ける予定だというが、
「こんなのはやっぱりおかしい!」と上の人たちが絶対そのうち気づくと思う。
あと、一般のお客さんからクレームが来るとか。
だから本と映像を見たい人は一刻も早く川崎に行くべきだ。
伝説を見逃すな!

関連記事

no image

日本タイトルだけ大賞2011の候補になっていた

とにかく面白い(笑える)タイトルだけを選ぶ「日本タイトルだけ大賞」というのがあり、 知らないうちに「

記事を読む

no image

小説にいちばん近いルポ

 日本に移り住んだ外国人の食生活を追った『移民の宴』。「おとなの週末」で連載したものを大幅に加筆修正

記事を読む

no image

続・能力の限界

これが幻のポスター。 やっと、ブログにアップすることはできた。 しかし、これを元にポスターにするに

記事を読む

no image

さらば「増刷童貞」!?

 自慢ではないが、私は「増刷童貞」だ。  これまで書いた本は8冊。さらに、文庫化された本が3冊。さら

記事を読む

no image

対談は仕事場でなく家庭で

宮田珠己さんとの対談シリーズ「タカタマ対談」の第5弾を 本の雑誌の杉江さん立会いの下、 関東某所に実

記事を読む

no image

シリア・イラク国境地帯の驚異

ユーフラテス河沿いに進み、イラク国境近くの町にいる。 シリアの他の場所は砂漠ばかりだが、この河沿いだ

記事を読む

no image

なぜ北欧人は放射能を恐れてヒロシマに逃げるのか

もはや日記代わりなので、ここにどんどん書く。 29日(火)、「おとなの週末」で連載している「移民の宴

記事を読む

no image

紀伊國屋書店新宿南口店にてもう一つのトークイベント

渋谷の丸善&ジュンク堂書店でのトークイベントはもう定員に達したようです。 それに行けない方にお知ら

記事を読む

no image

イランにて思ふ

羽田発、関空経由でテヘラン直行のはずが、飛行機が遅れて乗り継ぎができず、 ドバイで一泊するはめになっ

記事を読む

no image

飲酒天国ブータン

妻がブータンより帰国した。 話によればブータン人はとにかく酒が好きらしい。 人口たった60万人(一説

記事を読む

Comment

  1. しばいぬ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6)
    ラゾーナでそんなフェアをやっていたなんて!!
    我が家は都内ですが、川崎は目と鼻の先という至近距離なので、早速偵察に行ってきます!!
    スクリーンで流れてる映像もしっかり眺めて来ます!!

  2. タカ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
     うわー羨ましいですねー
     自分ならそんなことをしてもらったら、もう後はノーベル文学賞を
    もらって賞金で世界中を旅行しまくるだけです。
     おめでとうございます。(って祝福していいんですよね?)

  3. ^_^ より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Linux; U; Android 1.6; ja-jp; Docomo HT-03A Build/DRD08) AppleWebKit/528.5+ (KHTML, like Gecko) Version/3.1.2 Mobile Safari/525.20.1
    うわ!素晴らしい企画ですね!!
    やるなぁ、川崎。うちの近くでもぜひ開催してほしいです(^^)

  4. su より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/4.0; SLCC2; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30729; Media Center PC 6.0; MDDC; OfficeLiveConnector.1.4; OfficeLivePatch.1.3)
    昨日ラゾーナ川崎店にいってきました。インディージョーンズが鳴り響く中での選書はちょっとはずかしかったです。2冊購入させていただきました。高野さんのセレクトは80冊とうかがっていたのですが、昨日いった時点ではその半分くらいのセレクト数になっていました

su にコメントする コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • ちょっと私の「間違う力」に似てるんですよねえ。 https://t.co/gjnkBOV8dZ ReplyRetweetFavorite
    • 『やってくる』についてツイートしたら、友だちから「あれ、意味がよくわからないけど面白いよな!」と連絡が来て、1時間以上も電話で喋ってしまいました。いろんな人のところにやってきてるみたいです笑 https://t.co/aQDAxRidt7 ReplyRetweetFavorite
    • 奥村さんやザイール人ミュージシャンの生き方や音楽は「やってくる」で言われていることに近いような気がしてならない。少なくとも同時並行で読んでもいっこうに違和感がなかった。 https://t.co/67hq52qI9Z ReplyRetweetFavorite
    • 正直言って著者が語ることは半分以上わからないのだが、それでも面白くてちょっと笑ってしまう感じは、かつてオートポイエーシスを読んだときの感覚に似ている。今生きている世界の前提を地面から丸ごとひっくり返しにかかるような感覚。 https://t.co/SnNzOfUfLs ReplyRetweetFavorite
    • もう一冊は郡司ペギオ幸夫著『やってくる』(シリーズ ケアをひらく 医学書院)。帯のあおり文句が強烈で「これを買わずして何を買う」という気持ちになって買ってしまったが、読んでみたら想像したものとは全然ちがったのにすごく面白かった。そもそも何を期待していたのかも忘れてしまった。 ReplyRetweetFavorite
    • 著者の奥村さんの行動原理には外部からの「こうあるべき」みたいな規範が一切ないのがたまらなく痛快。それに、アフリカでもっともハチャメチャ(てことは世界でも)なザイール(コンゴ)人の建前や時間感覚や自分と他人の区別など全てが溶解してい… https://t.co/JdvQPjdCFq ReplyRetweetFavorite
    • 同時並行して読んでいた本を立て続けに読み終えた。一つは奥村恵子著「ビバ・ラ・ムジカ」(マガジン・ファイブ)。心の命じるままに中南米、ニューヨークで音楽を始め、しまいにはパリのザイール(現コンゴ民主共和国)のリンガラ・ミュージック・バンドの一員となってしまった女性の破天荒な体験記。 ReplyRetweetFavorite
  • 2020年8月
    « 3月    
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    31  
PAGE TOP ↑