「 月別アーカイブ:2012年04月 」 一覧
エンタメ言語学者・黒田龍之助がおもしろい!
2012/04/27 | 高野秀行の【非】日常模様
ときどき一緒に飲む編集者のAさんに「黒田龍之助の本は面白いですよ」と勧められた。 以前、NHKロシア語講座の講師を務め、明治大学などで教えていたロシア語と言語学の先生だが、今はテキストやエッセイなどを
ジプシーのヒンディー語
2012/04/25 | 高野秀行の【非】日常模様
旧ユーゴのエミール・クストリッツァ監督「白猫・黒猫」をDVDで観た。 セルビア付近とおぼしき土地に住むジプシーのギャングや不良どもの てんやわんやの騒動を描いたラブコメである。 「ジプシー」という言葉
漫画探偵、登場!
2012/04/24 | 高野秀行の【非】日常模様
浦沢直樹の担当編集者やプロデューサーを務め、 リチャード・ウーなる筆名で異色在日外国人漫画「ディアスポリス」の原作も書いている 長崎尚志が知らないうちに活字の世界にも参入していた。 その初めての長篇
マイク・ノックがFMWを旗揚げ?!
2012/04/23 | 高野秀行の【非】日常模様
お知らせが遅くなってしまったが、私の義兄マイク・ノックのニュー・アルバムがただいま日本でも発売されている。 マイク・ノック・トリオ・プラス「ヒアー・アンド・ノウ」。 いつも感心することだが、マイクは
可哀想なレビュアーの話
2012/04/20 | 高野秀行の【非】日常模様
角田光代の『紙の月』(角川春樹事務所)を読んでから、アマゾンのレビューを見た。 「駄作です」というタイトルの、こんな痛烈なレビューがあった。 新聞の書評で購入してみましたが完全な駄作です。売らんがた
イタリア人曰く「日本人がアジア人だと思うとき」
2012/04/17 | 高野秀行の【非】日常模様
大ヒットしている漫画『テルマエ・ロマエ』の作者であるヤマザキマリのエッセイ『望遠ニッポン見聞録』(幻冬舎)を読んだ。 漫画の人気に便乗して漫画家のエッセイを出したかに見えるが、 読んでみると、そのハ
驚愕必至!
2012/04/16 | 高野秀行の【非】日常模様
「おとなの週末」5月号が発売された。 この雑誌は実に読み応えがあるのだが、私がいちばん気に入っている記事は、 巻末の「覆面ライターの1カ月食日記」。 この雑誌は取材がすべて「ガチ」。 めぼしい店を見
今、日本で最も儲かっているかもしれない輸出業者はこう言った
2012/04/11 | 高野秀行の【非】日常模様
昨日のブログで書いた調布の中古車輸出会社だが、ほんとうに儲かっている。 半年ほど前、初めて社長に会ったとき、「超円高でたいへんでしょ?」と訊いたら、 「円高?」と一瞬、何のことかわからないみたいな顔を
「間違う力」と「巻き込まれる力」
2012/04/10 | 高野秀行の【非】日常模様
話すと長くなるが、成り行きで、ソマリランドの新聞に日本の中古車輸出会社の広告を載せるという仕事をやった。 このブログの管理もしてくれているワタル社長を煩わせ、 デザインを作り、向こうの友人に送り、さら
「アンダーグラウンド」は私の理想
2012/04/09 | 高野秀行の【非】日常模様
下高井戸シネマで、エミール・クストリッツァ監督の超名作「アンダーグラウンド」を観る。 この映画を観るのは三回目だが、スクリーンで観るのは初めて。 いやあ、あらためて凄い。圧倒された。 映画は映像で見
とくに関西の女性に感謝!
2012/04/08 | 高野秀行の【非】日常模様
二週連続で行った「旅の本屋 のまど」のトークイベントが終わった。 毎回ながら、熱心な読者の方が多くて、本当にありがたい。 いつも一人か二人は関西から見に来たというお客さんがいらっしゃる。 昨日も大阪か
あなたの本職は何ですかと訊かれた
2012/04/05 | 高野秀行の【非】日常模様
3月に、大野更紗さんが「わたくし、つまりnobady賞」という謎の文芸賞を受賞し、 私もその授賞式とパーティに呼ばれた。 パーティの席では大野さんがお世話になっているという人と三十分くらい話をしてい
「売れる」ことに対する懐疑心
2012/04/04 | 高野秀行の【非】日常模様
昨日のブログを見た集英社の担当Eさんに、「そんな自虐的なブログを書かないで!」と言われてしまった。 別に自虐的ではなく、ただ事実を書いたつもりだ。 でもたしかに今から読み返すと、昨日のブログには重版を
重版は他力にかぎる
2012/04/02 | 高野秀行の【非】日常模様
今日、集英社の担当編集者の人から電話がかかってきて、「『未来国家ブータン』重版が決まりました」と言った。 最初何かの聞き違いかと思った。 なにしろ私の本は重版とは相性がよくない。 新刊の重版がかかるの