笑えるノンフィクション・旅行記を教えてほしい
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高野秀行の【非】日常模様
ちょっと前に、これから写真に力を入れると書いたが、
パソコンの使い方に悪戦苦闘しているうちに原稿に追われだし、
結局進んでいない。
なので、今回は写真なし。はあ。
ところで、突然なのだけど、笑えるノンフィクションや旅行記というものは少ない。
日本のものでも海外のものでも少ない。
もちろん、私が知らないだけで、笑える名作はきっとたくさんあるにちがいない。
というか、そう信じたい。
最近、自分が疲れており、疲れているときにはユーモアのある本が読みたいのだが、
なかなか見つからないのである。タマキングはさすがにもう読み過ぎたし、
内澤さんの笑える本はまだ少ししかないし。
(今、「本の雑誌」で連載中の着せ替えの手帖は最高。ぜひ単行本化してほしい!)
ぜひ、みなさんにご教示願いたいと思います。
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Comment
御著書を楽しみにしています!ぱっと思い浮かんだものを挙げてみます(有名処ばかりですみません)
気違い部落周遊記(きだみのる)は素朴な山村生活のなかでクスっと笑えます。
こんな夜更けにバナナかよ(渡辺一史)はシリアスながらも死に直面した人間のユーモアが出ています。
河童が覗いたインド(妹尾河童)も素直に笑えますが求めてるものとは違うかも・・。
お世辞でなく、一番は異国トーキョー漂流記ですが。
山下洋輔さんのたくさんある著作はある意味ノンフィクションだと思います。
ヨーロッパやアメリカを回る演奏旅行の、何気ない日常をハチャメチャに描きだす手法は筒井康隆先生も絶賛していました。
『気違い部落周遊記』は本屋で見かけて、すごい題名の本があるなーと手にとった記憶があるんですが、どんな内容だったのかまるで記憶にありません。Amazonを見るとなんと八王子の話みたいじゃないですか。すぐに注文しました。
山下洋輔ですか。ノーマークでしたね。
一度も読んだことないし。
試してみましょう。
タイムリーな「涙のメイドインチャイナ」は読まれましたか?読んでいたらすいません……、笑えるかといえば自信はないですが、何か面白かった記憶あります
ミッキー安川のふうらい坊留学記オススメ!
とっくにご存知かもしれませんが、有吉佐和子の『女二人のニューギニア』は笑えます。これが最初の有吉佐和子体験だったので、世間のマジメな有吉佐和子像に違和感があるほどです。
私は、高野秀行さんの本に負けないぐらい、たかのてるこさんの本が好きです。
笑えるのはもちろん、文章が良いんです。
8月に初の日本旅エッセイ本が出るそうで、楽しみです。
「野人伝」を楽しめた高野さんなら
「球界の野良犬(愛甲猛)」「在日魂(金村義明)」あたりはいかがでしょうか?アウトロー系高校球児のトンチキ話がてんこ盛りの作品です。
本題から外れて恐縮ですが北朝鮮ライターの安宿緑氏( http://blog.livedoor.jp/yasgreen/ )は次代のエンタメノンフを背負って立つのではないかと密かに期待しています。早く単著を目にしたいものです。
あっ、そういえば、江頭2:50が在籍する大川興行の大川豊さんの『金なら返せん!』シリーズはめちゃくちゃ面白かったです。大川名誉総裁の本はほかのものも面白いので、絶版ばかりなのがもったいないと思っています。
山下洋輔は演奏旅行記も面白いですが、「ドバラダ門」が面白いです。
幕末~明治初期の歴史が出てきますが難しくはありません。
幕末と現在とごちゃ混ぜになるところが、ジャムセッションでアドリブするジャズピアニストらしい文章で最高です!