「 月別アーカイブ:2010年07月 」 一覧
ふがいない僕は空を見た
2010/07/31 | 高野秀行の【非】日常模様
窪美澄(くぼ・みすみ)『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)を読む。 最初の「ミクマリ」という短篇で「女による女のためのR-18文学賞」という新人賞を受賞し、 そのあと続きを連作の形で書いたらしいが、
ちづかマップ
2010/07/30 | 高野秀行の【非】日常模様
ふとしたきっかけで、衿沢世衣子の「ちづかマップ」(太田出版)というマンガを読む。 昔の知り合いだが今は居場所がわからない人や、昔どこかの店で見かけた絵など、他人にとってはどうでもいいが自分にとっては
火群のごとく
2010/07/29 | 高野秀行の【非】日常模様
ジュンク堂の宮田部長とのトークイベントはもう定員に達してしまったそうだ。 間に合わなかった人、ごめんなさい。 ☆ ☆ ☆ 珍しく風があって涼しいので、夕方、近くの公園のベンチに
ひそやかな花園
2010/07/28 | 高野秀行の【非】日常模様
友人と午後1時に品川駅高輪口に待ち合わせだったのだが、 こういうときにかぎって30分以上も前に着いてしまう。 例によってものすごく暑く、どこか店に入りたかったが、 昼時なのでどこもいっぱい。 しかた
鴎外、ダメじゃん!
2010/07/27 | 高野秀行の【非】日常模様
ひきつづき、吉村昭。 今度は慈恵会病院の創始者で海軍医総監にもなった医師・高木兼寛の一生を描いた 『白い航跡』(講談社文庫)。 この本で何が驚くって、森林太郎(鴎外)が明治日本にもたらした大災厄であ
後輩・角幡唯介が開高健ノンフィクション賞を受賞!
2010/07/25 | 高野秀行の【非】日常模様
猛暑がつづく中、また難民シェルターに行き、コソヴォ出身のアルバニア人に話を聞く。 おみやげに井浦伊知郎『アルバニア・インターナショナル』(社会評論社)という本をあげる。 日本唯一のアルバニア語の専門
宮田珠己部長と対談のお知らせ
2010/07/23 | みなさまへ告知&ご報告
8月20日(金)午後7時より、ジュンク堂新宿店にて、久しぶりに宮田珠己部長と対談をします。 突っ込みネタは、宮田部長の新刊『スットコランド日記 深煎り』(本の雑誌社)と 私の旧刊『間違う力』(メディア
偉いのは荻原井泉水
2010/07/22 | 高野秀行の【非】日常模様
いつ買ったのかすら憶えていない吉村昭『海も暮れきる』(講談社文庫)を読む。 吉村昭のドラマチック性を排した文章は、ブータン原稿に没頭している今読むのに ちょうどいい。 我の強い小説やノンフィクションは
言い忘れた!
2010/07/21 | 高野秀行の【非】日常模様
いい忘れていたのだが、昨日の晩、NHKクローズアップ現代で 生物多様性に関する番組があり、 私の上司(?)である株式会社ニムラ・ジェネティック・ソリューションズの二村聡社長も 登場する予定だったのだ。
ナカキョー、直木賞を受賞
2010/07/17 | 高野秀行の【非】日常模様
私が前々から熱烈に推薦するナカキョーこと中島京子さんが 『小さいおうち』(文藝春秋)で直木賞を受賞した。 私は4年前より「ナカキョーは国民的作家になるべき」と主張しており、 直木賞受賞も正直「やっと
逃してますぜ
2010/07/15 | 高野秀行の【非】日常模様
ドキュメンタリー映画「引き裂かれたイレブン オシムの涙」のDVDを購入して観る。 原題は「ユーゴスラヴィア最後の代表チーム」とあるように、 ユーゴ解体直前のオシムが監督をつとめた代表チームの選手にイ
尼僧が行く!
2010/07/12 | 高野秀行の【非】日常模様
誰か人を別の人に紹介するのがとても好きである。 昔から、自分には彼女がいないのに、友人に女の子を紹介していたし、 それは今でも続けている。 面白いネタや文才をもつ知り合いを作家に仕立てようというの
驚嘆のユーゴ・サッカー三部作
2010/07/09 | 高野秀行の【非】日常模様
山田先輩は四万十に帰ってしまいサッカーファン強化合宿は終了してしまったが、 その後も自主練はつづいている。 サッカー本も読み漁っている。 金子達仁『秋天の陽炎』『28年目のハーフタイム』(文春文庫)
「飲み」の黄金世代
2010/07/04 | 高野秀行の【非】日常模様
一緒にコンゴにも行った駒大探検部の先輩・ノノさんがついに結婚、 新婦の地元で式と披露宴が行われた。 駒大、農大の探検部の人々とともに私も参列したのだが、 すごかったのはノノさんと同じ世代の駒大探検部の
リンガラ語を社内公用語に
2010/07/02 | 高野秀行の【非】日常模様
楽天につづいてユニクロも社内公用語を英語に決めたそうである。 「日本だけの会社じゃない」という思いからだとのこと。 ならば、別に英語じゃなくてもいいんじゃないか。 アメリカやイギリスの会社でもないのだ


