「 月別アーカイブ:2010年12月 」 一覧
2010年ノンフィクション・マイベストテン
2010/12/31 | 高野秀行の【非】日常模様
続いてノンフィクション。 1位〜3位 木村元彦『悪者見参』『誇り』『オシムの言葉』(集英社文庫) 木村元彦の旧ユーゴ三部作がダントツの一位だ。ピューリッツァー賞をとってもいいのになあ。 4位 石川
2010年小説ベストテン
2010/12/31 | 高野秀行の【非】日常模様
恒例(だったっけ?)の年間枚ベストテンを発表したい。 私が今年読んだ本だから、出版年はバラバラだ。 順位をつけるのはひじょうに難しいが、こういうものは順位を無理にでもつけないと面白くないのでつけてみ
「中国人の本音」
2010/12/29 | 高野秀行の【非】日常模様
人気ブログ「大陸浪人のススメ」の管理人で、それを書籍化した「中国人の本音 中華ネット掲示板を読んでみた」(講談社)の著者である安田峰俊氏と 新宿歌舞伎町の上海小乞で飲んだ。 「中国人の本音」はトピッ
【訂正】岡野雅行『野人伝』
2010/12/28 | 高野秀行の【非】日常模様
このところ忙しくてブログを書く時間がなかなかとれないが、 岡野雅人 岡野雅行『野人伝』(新潮社)だけは言っておかねばならない。 もーとにかくむちゃくちゃ面白いなんてもんじゃない。 初版43万部完売で
身体のいいなり
2010/12/25 | 高野秀行の【非】日常模様
内澤旬子副部長の新刊『身体のいいなり』(朝日新聞出版)はもうとっくに読んだのだが、 来月11日にトークイベントがあるので、どこまで書いたらいいのかなどと思っているうちに 書きそびれていた。 予想通り
おすすめ文庫王国2010
2010/12/24 | 高野秀行の【非】日常模様
この前のエンタメノンフ忘年会で杉江さんに「おすすめ文庫王国2010」をいただいたので それを読んでいるのだが、今年もまた私が知らなくて面白そうな本が山ほど載っている。 特に気になるのは 都築響一『夜
エル・ニーニョ
2010/12/22 | 高野秀行の【非】日常模様
レイモンド・チャンドラー『リトル・シスター』は、訳はいいんだけどいかんせん原作がぐちゃぐちゃの失敗作。 次に買った明石散人『東洲斎写楽はもういない』は20年前の文庫をそのまま新刊単行本にしたというふざ
西原理恵子『できるかな クアトロ』
2010/12/21 | 高野秀行の【非】日常模様
私が「解説」を書いた西原理恵子の『できるかな クアトロ』(角川文庫)が届く。 漫画部分は例によって字が細かくて読むことができない。 編集のシンポさんによれば、中高年の読者にはサイバラさんの文庫を買っ
新刊『世にも奇妙なマラソン大会』サイン本予約
2010/12/20 | みなさまへ告知&ご報告
2月1日に新刊『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)が発売されます。 サイン本予約を受付中です。 内容はこんな感じ。 --------------------------------------
映像をだらだら見れた!
2010/12/20 | 高野秀行の【非】日常模様
久しぶりに会った年長の友人の勧めでtwitterを半年ぶりに再開した。 ブログとの棲み分けができるのかわからないが、しばらくやってみることにする。 で、ツイッターの方ではちらっと書いたのだけど、 最近
残念な人
2010/12/17 | 高野秀行の【非】日常模様
話題の『KAGEROU』の発売日にポプラ社の編集者にたまたま会い、一冊もらったので 昨日読んだ。 内容はふつうなら文学新人賞の最終選考にも絶対に残らないようなものなので (かといって特別ひどいものでも
私の名は紅
2010/12/16 | 高野秀行の【非】日常模様
前から気になっていたケン・フォレットの世界的ベストセラー『大聖堂』を読み始めたのだが、 物語はとくに面白くないうえ、なんといっても私がイギリスにも中世にも興味がなく、 とりわけヨーロッパのキリスト教
トルコの飲酒史
2010/12/13 | 高野秀行の【非】日常模様
トルコ通風来坊の末澤の紹介で、16世紀オスマン朝の文化・経済を研究している気鋭の研究者Sさんと一杯やりながら、当時の「酒」について聞く。 Sさんは専門以外の話でも、私が何を訊いても即答がかえす強者で、
本の雑誌年間ベスト1
2010/12/11 | 高野秀行の【非】日常模様
本の雑誌1月号が届く。 恒例の年間ベストテンの1位はあの新人の快著。 しごく納得。 あの秘境ノンフィクションが3位なのも納得。 2位のSFは未読だが、ひじょうにそそる。 池上冬樹が選ぶミステリベスト
後輩がアジア大会で銅メダル
2010/12/09 | 高野秀行の【非】日常模様
早大探検部の後輩・角幡唯介の『空白の五マイル』(集英社)が売れている。 アマゾンでは、発売から半月以上もたつのにまだ100位前後で推移している。 同じく早大探検部の現役学生も実は快挙をなしとげていた
トークショー:身体のいいなり
2010/12/08 | みなさまへ告知&ご報告
昨日の立教大学講演会は告知が遅すぎたので、 今回は早めに。 1月11日(火)19:00より内澤旬子副部長とトークショーを行います。 テーマは「身体のいいなり」 場所 ジュンク堂 新宿店 内澤さんが近々
離島に電子書籍を!
2010/12/07 | 高野秀行の【非】日常模様
最近は中東・アフリカのイスラム圏に行き、取材して原稿を書くことが多い。 そういうとき、ネットは便利だ。 なにしろ現地にいるときでも、調べ物ができる。 日本語では表示も検索もできないが、どっちにしても英
12月7日午後、立教大学で講演します
2010/12/06 | みなさまへ告知&ご報告
明日、埼玉県志木にある立教大学観光学部で講演を行います。 今気づいたのですが、同校の関係者だけでなく、一般の方も参加できるみたいです。 もっと早くお知らせすればよかったですね。 入場は無料です。 詳し
イルカ人間
2010/12/06 | 高野秀行の【非】日常模様
巣鴨で行われた水泳のマスターズ大会に出場、クロール、バック(背泳ぎ)、ブレスト(平泳ぎ)の 3種目を泳ぐ。 超苦手だったバックが、なんとか普通の素人スイマーの域に近づいてきた。 まあ、この一年、バック
朝青龍ミステリー
2010/12/04 | 高野秀行の【非】日常模様
木村理子『朝青龍 よく似た顔の異邦人』(朝日新聞出版)を読む。 スポーツ選手に密着したルポものではなく、モンゴル文化を専攻する東大の先生が書いた本だ。 正直言って、構成は粗く、本自体の完成度は高いと