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黒豆納豆のアボガド・サラダ

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様

2015.02.13koukoku
今日届いた納豆セットのうち、たった一つだけ入っていた黒豆納豆「光黒」を使ってさっそく料理。

「二代目福治郎」のHPで「オリーブ油に合う」と書かれていたので、
去年、たまたま冷蔵庫にあったアボガドを使ってみたら、それが大当たりだった。
あの感動をもう一度、ということで再現してみる。

しかし、肝心の黒豆納豆の写真を撮り忘れた。
今の極小粒を見慣れた人には超巨大に見えるだろう、堂々としたサイズ。
糸引きは普通の納豆の三分の一程度に抑えてある。
これがポイント。

日本の納豆はたいてい糸引きばかりに執着して、ひじょうに味が単調になっている。
洋食やサラダには糸引きは弱い方が絶対にいい。

サラダは簡単。トマトとアボガドを切り、納豆を混ぜてから、
塩、バルサミコ酢、オリーブ油で和える。
ほんとうはバジルを散らすのだが、残念ながら切らしていた。

tk_2015_02_13_22_14_6636

こんな感じにできあがり。
納豆の臭みが一切なく、完全な洋風サラダ。
黒豆ならではのしっかりした皮が酸味に合う。びっくりするほど美味い。

バゲットにのせて食べるのもOK。
もちろんワインにも合います。

tk_2015_02_13_22_22_6645

普通の黒豆納豆でもこの味が出るんだろうか。
次回はそれが課題だ。

では明日から岩手の豪雪地帯で「雪納豆」の取材です〜

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Comment

  1. 松賢 より:

    アボガドではなくアボカドではないでしょうか?

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    • あ、そうだったんですね。名監督の知られざる一面を描いているし、著者ご本人の青春記風でもあり、『嫌われた監督』を彷彿させました。落合夫人とサッチー夫人もよく似てるし(笑)いや、面白かったです。 https://t.co/66kmDl74FN ReplyRetweetFavorite
    • 先月から自分の単行本原稿が佳境に入り、読書が全くできなくなっていた。他人の文章が頭に入らない。なんだけど、今日一息ついたあとで、なぜか加藤弘士著『砂まみれの名将 野村克也の1140日』(新潮社)を一気読みしてしまった。あまりにも自分の仕事と関係がなかったのがよかったのかも。 ReplyRetweetFavorite
    • 単行本を一冊書くのはエベレスト登山にも似ている。頂上に近づけば近づくほど一歩進むのが辛くなる。でもようやく『イラク水滸伝』本文の最終稿を書き終えた。あとはエピローグと参考文献、写真のセレクト、地図の作成、ゲラ校正、専門家への確認……頂上までまだけっこうあるな…。 ReplyRetweetFavorite
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