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「 高野秀行の【非】日常模様 」 一覧

ミャンマーの伝奇小説「マヌサーリー」

 ジャズとプロレスを小学生のときから愛す義姉・高橋ゆりが(とついに名前が出てしまったが)日本語に訳して今年の8月に出版したミャンマーの小説「マヌサーリー」を読んだ。    ミャンマーの国民的な作家と

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南伸坊氏のカバー完成

 来年2月刊に集英社文庫から刊行される新作「異国トーキョー漂流記」(これが正式なタイトルになった)。  昨日、表紙のイラスト・デザインが編集者経由で送られてきた。  「ワセダ三畳青春記」に引き続き、南

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今明かされる「野々村荘秘話」

  新国劇の島田正吾が亡くなった。  「新国劇」など、私には何の関わりもないと思うだろうが、多少の縁はある。  島田正吾は、沢田正二郎、辰巳柳太郎とともに、私が11年住んでいたワセダの「野々村荘」に毎

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さらば「増刷童貞」!?

 自慢ではないが、私は「増刷童貞」だ。  これまで書いた本は8冊。さらに、文庫化された本が3冊。さらに、英語に翻訳された本が1冊。さらにさらに私が翻訳した本が2冊。  つまり、私は延べ14冊出版してい

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常識がひっくり返るドキュメンタリー「えんとこ」を見るべし

 12月6日(月)、13:00より、ポレポレ東中野で「えんとこ」というドキュメンタリー映画が特別上映される。 「えんとこ」とは、”遠藤さんのところ”の略。  遠藤さんは全身麻痺の24時間要介護の人。

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これからは「盲人サッカー」だ!

以前「少林サッカー」という面白い映画があったが、それはもう古い(私が言うまでもなく古いけど)。これからは「盲人サッカー」だっ! と言っても何のことかわからないので、ご説明しよう。  昨日、盲目のスーダ

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私の名は「ヒダヤットゥラー高野」

昨日のカロメに続き、連日のサプライズである。  数日前、在日外国人関係の取材で、在日パキスタン協会の会長という人のお宅を訪ねた。  すごく忙しそうな人だったので(前日はドタキャンされたし)、ご機嫌をと

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「人類最高の食品」、それはカロリーメイト

 先日、ヤングチャンピオン誌で連載している辺境バカ話コラムで、「背徳のカロリーメイト」というのを書いた。  コンゴへ怪獣探しに行ったとき、ジャングルの湖のほとりで村人に食糧が盗まれたりして、飢餓に近い

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ミスター珍じゃないだろ!

今月の20日ごろ発売になる「怪しいシンドバッド」(集英社文庫)の見本が届いた。 表紙のイラストは、アニメにもなった「茄子 アンダルシアの夏」の漫画家・黒田硫黄氏。派手で意味不明だけど爽やかな感じが中身

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パレスチナの悲劇は世界の元気か

 今日こそアラファトとパレスチナについて辺境的な感想を一言書きたい。 十年ほど前、中国の大連にしばらく住んでいたが、一人暮らしだったもので、よくテレビを見ていた。  中国テレビは地域ごとにチャンネルは

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頑張れ、ミャンマーの柳生一族!

 困ったことになった。  ミャンマー情勢である。  私は「小説すばる」誌で「ミャンマーの柳生一族」というへんてこりんな旅行記を連載している。  そこでは、ミャンマー政府を軍事独裁政権とか言うのはやめ、

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ペ・ヨンジュンが好きな理由=2位.肉体?

 早大探検部の後輩で、かつてワセダの同じアパートに住んでいた男と久しぶりに飲んだ。 彼はいまテレビのディレクターをやっていて、特に「朝鮮半島もの」に強い。  一週間くらい前、彼はフジテレビのあるバラエ

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太平洋もインド洋も波高し

 私の「ビルマ・アヘン王国潜入記」英語版"The Shore beyond Good and Evil":A Repot from Buma's Opium Kingdom(善悪の彼岸:ビルマ・アヘン

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凶悪犯罪者に見る人間の神秘

  ブログを始めて困ったのは、自分がろくに仕事もしてないし、心身のトレーニングをすっかり怠っていることがモロバレになるということだ。  これじゃいかんということで、昨夜、東中野ポレポレへ映画「ライファ

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世界の巨乳に夢を見ろ?!

   珍しく午前中に家を出て、東西線で移動中、突然便意を催した。  九段下の駅の便所に駆け込んだところ、ボックスの中にエロ雑誌が4冊積まれていた。  便所のボックスにエロ雑誌・新聞は珍しくないが、4冊

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ゲバラと私はどこで道を違えたのか?

 映画「モーターサイクル・ダイアリーズ」を見た。  若き日のチェ・ゲバラが友人と一緒に南米を旅する話と聞いていたが、見たら若き日の高野秀行そっくりだった。  ちゃんとした準備はまるでなし、「行きたい」

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野口英世は史上最強の日本人探検家!

高野秀行公式サイトへようこそ。  ここでは私の日常模様を書くことになってるのだが、私の日常は「飲む、食う、寝る、読む」の四大欲求に「書く」という義務がささやかに付け加えられているだけで、さして見栄えは

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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