「 月別アーカイブ:2010年03月 」 一覧
ストロベリー・ロード
2010/03/31 | 高野秀行の【非】日常模様
仕事上の必要から石川好『ストロベリー・ロード』(上・下、文春文庫)を読んでみたら、 これがもんのすごく面白かった。 大宅賞受賞で有名だということは知っていたが、今読んでも二十年前の作品とは思えない新鮮
月刊ソマリランド
2010/03/28 | 高野秀行の【非】日常模様
お伝えしそびれていたが、バンコク発の月刊風俗情報誌Gダイアリーで 三ヶ月連続で「ソマリランド」のことを書いている。 毎回、盟友・宮澤信也の地元の雰囲気をよく伝えるカラー写真がふんだんに使われ、 私と
サバイバルには向いてない
2010/03/27 | 高野秀行の【非】日常模様
産経新聞用の書評でベン・シャーウッド『サバイバーズ・クラブ』(講談社インターナショナル)という本を取り上げた。 九死に一生をえる方法について徹底調査を行った変な本である。 気質的に生き延びやすい人と
Low Positionの秀作3本
2010/03/25 | 高野秀行の【非】日常模様
ドキュメンタリーの秀作を3本観た。 どれもLow Positionという制作グループのメンバーの手によるもの。 説明が豊富で、映像美に偏る従来のドキュメンタリーには少ない「一人でも多くの人にわかりやす
人生の内定がとれてないアナタに
2010/03/23 | 高野秀行の【非】日常模様
内澤副部長の名作ポップはコレ。 副部長の漫画イラストなんて見たことがない。お宝ものだ。 スキャンまではきれいにできるのだが、このブログにアップすると ちょっと不鮮明になってしまう。 IT音
乱世をテキトーに生き抜く奥義!!
2010/03/22 | 高野秀行の【非】日常模様
土曜日、ドンガラさん原作の映画「ジョニー・マッド・ドッグ」の試写会に内澤旬子さんと一緒に行こうとしたが、 なぜか二人そろって試写会の場所をまちがえて、時間に間に合わず。 あまりの情けなさにがっくりと肩
天下一とはすでにプロレス
2010/03/20 | 高野秀行の【非】日常模様
好村兼一『伊藤一刀斎』(上・下、廣済堂出版)読了。 『行くのか武蔵』(角川学芸出版)がよかったので続けて読んだのだが、 これも素晴らしかった。 東大卒、フランスで40年間、剣道を指導して、現在剣道八
なぜ知っているのか
2010/03/19 | 高野秀行の【非】日常模様
渋谷で、メディアファクトリーの担当Nさんと打ち上げ。 Nさんによれば、『間違う力』は社内ではたいへんに評判がよかった、特に若い女子からは 大好評だったという。 でも、何がよかったのかはイマイチわからな
『間違う力』発売開始
2010/03/18 | 高野秀行の【非】日常模様
『間違う力 オンリーワンの10カ条』(メディアファクトリー)が発売になった。 丸善川崎ラゾーナ店では、なんと150冊が仕入れられ、 16面出しで新刊コーナーに並べられているようだ。 なんともはや、「
願い事は強要から
2010/03/15 | 高野秀行の【非】日常模様
ここ数年、私が最も買っている小説家・中島京子さんと四谷三丁目で会食。 中島さんの『均ちゃんの失踪』(講談社文庫)の解説を頼まれたとき、 「中島さんに会わせてほしい」と編集者に強要したのが実ったのである
新刊『間違う力』予約開始
2010/03/12 | みなさまへ告知&ご報告
私にとって最初で(おそらく)最後の生き方本、『間違う力』(メディアファクトリー)の予約が開始されました。 宮田珠己・エンタメノンフ文芸部長はこんな素敵なメッセージを寄せてくれています。 姜尚中『
小説の強烈な引き
2010/03/12 | 高野秀行の【非】日常模様
麻雀やカードゲームと同じように、読書も「引き」が強いときと弱いときがある。 引きが強いときには、てきとうに手にとる本がことごとく面白く、 弱いときには自分で選んでも人に勧められても面白い本に行き当た
シュウコウとヒデユキは同一人物です
2010/03/11 | 高野秀行の【非】日常模様
ご存知のように、前回のブログのコメント欄に映画配給会社の宣伝の人から コンゴの作家、エマニュエル・ドンガラさんの連絡先を教えてほしいという伝言が掲載された。 実は私もつい最近、内澤旬子さんより聞いて
超残虐な村上春樹?!
2010/03/07 | 高野秀行の【非】日常模様
なぜ、こういろいろやらなきゃいけないときに限って、こんな凄い本に連続してひっかかってしまうのか。 今度は平山夢明『DINER』(ポプラ社)。 冒頭の残虐シーンをしばらく我慢していくと、やがて平山オリ
『猛き箱舟』をうっかり再読
2010/03/05 | 高野秀行の【非】日常模様
いろんな仕事がたまっているのに、船戸与一の大作『猛き箱舟』を読んでしまった。 西サハラを舞台にしているのは確かだが、ポリサリオ解放戦線についてどのように 書いているか細かいところを確認しようと思い、
Mじゃない
2010/03/04 | 高野秀行の【非】日常模様
みんな勘違いするのだが、間寛平など日本人が毎年出場しているウルトラマラソンと私の出たマラソンは別物だ。 あちらはなぜか日本では「サハラ・マラソン」と書かれているが、 本当は「砂のマラソン」(フランス語
世にも奇妙なマラソン大会
2010/03/03 | 高野秀行の【非】日常模様
帰国した。大人の遠足はなかなかにハードだったが、想像以上に充実していた。 今回私が参加したサハラ・マラソンは、別に過酷さが売り物ではない。 それより「変」なのである。 なぜなら、サハラ・アラブ民主共


