*

「 月別アーカイブ:2010年03月 」 一覧

ストロベリー・ロード

仕事上の必要から石川好『ストロベリー・ロード』(上・下、文春文庫)を読んでみたら、 これがもんのすごく面白かった。 大宅賞受賞で有名だということは知っていたが、今読んでも二十年前の作品とは思えない新鮮

続きを見る

月刊ソマリランド

お伝えしそびれていたが、バンコク発の月刊風俗情報誌Gダイアリーで 三ヶ月連続で「ソマリランド」のことを書いている。 毎回、盟友・宮澤信也の地元の雰囲気をよく伝えるカラー写真がふんだんに使われ、 私と

続きを見る

サバイバルには向いてない

産経新聞用の書評でベン・シャーウッド『サバイバーズ・クラブ』(講談社インターナショナル)という本を取り上げた。 九死に一生をえる方法について徹底調査を行った変な本である。 気質的に生き延びやすい人と

続きを見る

Low Positionの秀作3本

ドキュメンタリーの秀作を3本観た。 どれもLow Positionという制作グループのメンバーの手によるもの。 説明が豊富で、映像美に偏る従来のドキュメンタリーには少ない「一人でも多くの人にわかりやす

続きを見る

人生の内定がとれてないアナタに

 内澤副部長の名作ポップはコレ。  副部長の漫画イラストなんて見たことがない。お宝ものだ。  スキャンまではきれいにできるのだが、このブログにアップすると ちょっと不鮮明になってしまう。  IT音

続きを見る

乱世をテキトーに生き抜く奥義!!

土曜日、ドンガラさん原作の映画「ジョニー・マッド・ドッグ」の試写会に内澤旬子さんと一緒に行こうとしたが、 なぜか二人そろって試写会の場所をまちがえて、時間に間に合わず。 あまりの情けなさにがっくりと肩

続きを見る

天下一とはすでにプロレス

好村兼一『伊藤一刀斎』(上・下、廣済堂出版)読了。 『行くのか武蔵』(角川学芸出版)がよかったので続けて読んだのだが、 これも素晴らしかった。 東大卒、フランスで40年間、剣道を指導して、現在剣道八

続きを見る

なぜ知っているのか

渋谷で、メディアファクトリーの担当Nさんと打ち上げ。 Nさんによれば、『間違う力』は社内ではたいへんに評判がよかった、特に若い女子からは 大好評だったという。 でも、何がよかったのかはイマイチわからな

続きを見る

『間違う力』発売開始

『間違う力 オンリーワンの10カ条』(メディアファクトリー)が発売になった。 丸善川崎ラゾーナ店では、なんと150冊が仕入れられ、 16面出しで新刊コーナーに並べられているようだ。 なんともはや、「

続きを見る

願い事は強要から

ここ数年、私が最も買っている小説家・中島京子さんと四谷三丁目で会食。 中島さんの『均ちゃんの失踪』(講談社文庫)の解説を頼まれたとき、 「中島さんに会わせてほしい」と編集者に強要したのが実ったのである

続きを見る

新刊『間違う力』予約開始

私にとって最初で(おそらく)最後の生き方本、『間違う力』(メディアファクトリー)の予約が開始されました。 宮田珠己・エンタメノンフ文芸部長はこんな素敵なメッセージを寄せてくれています。   姜尚中『

続きを見る

小説の強烈な引き

麻雀やカードゲームと同じように、読書も「引き」が強いときと弱いときがある。 引きが強いときには、てきとうに手にとる本がことごとく面白く、 弱いときには自分で選んでも人に勧められても面白い本に行き当た

続きを見る

シュウコウとヒデユキは同一人物です

ご存知のように、前回のブログのコメント欄に映画配給会社の宣伝の人から コンゴの作家、エマニュエル・ドンガラさんの連絡先を教えてほしいという伝言が掲載された。 実は私もつい最近、内澤旬子さんより聞いて

続きを見る

超残虐な村上春樹?!

なぜ、こういろいろやらなきゃいけないときに限って、こんな凄い本に連続してひっかかってしまうのか。 今度は平山夢明『DINER』(ポプラ社)。 冒頭の残虐シーンをしばらく我慢していくと、やがて平山オリ

続きを見る

『猛き箱舟』をうっかり再読

いろんな仕事がたまっているのに、船戸与一の大作『猛き箱舟』を読んでしまった。 西サハラを舞台にしているのは確かだが、ポリサリオ解放戦線についてどのように 書いているか細かいところを確認しようと思い、

続きを見る

Mじゃない

みんな勘違いするのだが、間寛平など日本人が毎年出場しているウルトラマラソンと私の出たマラソンは別物だ。 あちらはなぜか日本では「サハラ・マラソン」と書かれているが、 本当は「砂のマラソン」(フランス語

続きを見る

世にも奇妙なマラソン大会

帰国した。大人の遠足はなかなかにハードだったが、想像以上に充実していた。 今回私が参加したサハラ・マラソンは、別に過酷さが売り物ではない。 それより「変」なのである。 なぜなら、サハラ・アラブ民主共

続きを見る

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

PAGE TOP ↑