「 月別アーカイブ:2011年04月 」 一覧
風呂と泥酔でリフレッシュを!
2011/04/30 | 高野秀行の【非】日常模様
ヤマザキマリの傑作風呂漫画『テルマエ・ロマエ3』(ビームコミックス)を読んだ。 第1巻には爆笑し、その後も繰り返し読んでいるが、正直言って2巻はネタ切れが明らかで かなり苦しかった。 だから3巻はさ
プレステの取材を受けた途端こうなった
2011/04/28 | 高野秀行の【非】日常模様
火曜日、プレイステーション関係の媒体にインタビューを受けた。 インタビュアー(編集者)の人にいつ頃出るのかと聞いたら、 「まだわかりません。実は今、プレステのシステムが停止してまして。 ハッカーに攻撃
熱燗プロジェクト敗れたり!
2011/04/26 | 高野秀行の【非】日常模様
先週の金曜日から日曜日にかけて、 南三陸町にまた行ってきた。 今度はボランティアでなく、月刊「おとなの週末」で連載している「移民の宴」の取材。 たまたま南三陸町にフィリピン女性の被災者が十人以上いるこ
キワモノ作家の王道娯楽ミステリ!?
2011/04/22 | 高野秀行の【非】日常模様
久しぶりに新規の(自分にとって)小説を楽しんで読んだ。 田中啓文『チュウは忠臣蔵のチュウ』(文春文庫)。 田中さんという人は、オーソドックスな小説を書こうと思えばいくらでも書ける人なのに、 なぜか毎
野菜を洗剤であらう
2011/04/21 | 高野秀行の【非】日常模様
忘れていたことをまたいくつか。 昨日(水曜日)、毎日新聞夕刊の「新・幸福論」という欄で私のインタビュー記事が掲載された。 王様のブランチ同様、震災の前に取材されたもので、3月23日掲載予定だったのが吹
イランは中東の京都
2011/04/20 | 高野秀行の【非】日常模様
3ヶ月前に予約していた柳家三三の独演会があることに気づいた。 本来はこれに行くはずだったが、ソマリランド取材に行くことにしたため、 諦めていたはずが、地震のおかげで延期し、やっぱり行けることになった。
不思議で贅沢な春の晩
2011/04/19 | 高野秀行の【非】日常模様
以前、コンゴ(旧ザイール)の障害者バンド「スタッフ・ベンダ・ビリリ」を日本に呼び、 そのライブに私を招待してくれた方が、 今度はまた別のアフリカのアーティストを日本に呼ぶことになったようで、 先んじ
名探偵なき大巨篇ミステリ
2011/04/18 | 高野秀行の【非】日常模様
最近小説が読めなくなっていると前に書いたが、 とくにミステリはダメだ。 なにしろリアルでは原発や放射能というミステリ巨篇が進行中で、 これに太刀打ちできる物語はない。 本来「謎」が好きな私は、ついつい
ダウン症ドラマーのドキュメンタリー映画「タケオ」
2011/04/17 | 高野秀行の【非】日常模様
飯田基晴『犬と猫と人間と』『あしがらさん』、土屋トカチ『フツーの仕事がしたい』と、 観た映画がすべてよかったドキュメンタリー映画グループ「ローポジション」の新作「タケオ」を観に行った。 ダウン症ドラマ
震災のリアルを超える傑作
2011/04/16 | 高野秀行の【非】日常模様
本屋大賞を受賞した『謎解きはディナーのあとで』という本を私はまったく見たことも聞いたこともなかったので、興味をもち買って読んでみたのだが、 私とはユーモアもしくはギャグのセンスがちがいすぎ、ミステリ
入管が素晴らしかった件
2011/04/15 | 高野秀行の【非】日常模様
木曜日、アブにつき合ってアメリカ大使館へビザを申請に行った。 車両内でアブとはぐれてしまった満員電車、厳重なセキュリティのため 入るのに30人待ちの大使館、そして中に入っても、 「モハメド・オマル・ア
レベル7の衝撃をふたたび
2011/04/14 | 高野秀行の【非】日常模様
高野秀行プロデュースの大野更紗「困ってるひと」がついに最終回を迎えた。 このウェブ連載の反響は驚くばかりで、これまで百通近いファンメールが届いている。 今時ファンレターやファンメールなど、ベストセラー
頼るのは自治体でなく郵便と宅配便
2011/04/12 | 高野秀行の【非】日常模様
今さっき、カメラマンの鈴木邦弘さんと久しぶりに電話で話した。 鈴木さんとはかつて一緒にコンゴに行き(彼はテレ湖ではなく「ピグミー」の取材をした)、 そのあとはやはり一緒にアマゾンを4ヶ月旅したことがあ
角幡唯介はノンフィクション界の村上龍
2011/04/11 | 高野秀行の【非】日常模様
昨日は東北から帰った直後だったせいか、いつになく「正論」を述べてしまった。 現地に一週間ほど行って「つまみ食い」した程度のくせに。 読み返すと面白くない。 事実関係はそのとおりかもしれないが、こうやっ
送ってはいけない
2011/04/10 | 高野秀行の【非】日常模様
昨日、東北ツアーから戻った。 ボランティアに行ったつもりだったが、結局「行かなかったよりか少しマシ」程度の 貢献しかできなかったような気がする。 それよりむしろ「勉強させてもらった」という感がつよい。
福島県の今
2011/04/05 | 高野秀行の【非】日常模様
3日、福島県へ。 原発から30キロの最前線、田村市のムーミン谷(仮名)を訪問。何の緊張感もなく、ふつうに生活していた。しかし、釣り人がいたのにはおどろいた。 ムーミンパパ(仮名)曰く「ああ、イワナがい
美味すぎる差し入れ
2011/04/03 | 高野秀行の【非】日常模様
読者の方よりお酒をいただいた。 身内の方が、千葉県香取郡神崎町にある超老舗(江戸時代初期創業だそうだ)の蔵元「寺田本家」の杜氏だそうで、 「熱燗を被災地に差し入れてください」と日本酒を6本いただいた
調布VSスーダン
2011/04/01 | 高野秀行の【非】日常模様
福島からの避難民を受け入れている調布の味の素スタジアムがどんなものなのか 見に行った。 私もボランティア登録をしているから、ひじょうにきめ細かいサービスを行っているのは知っていたが、避難所に行くと、