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シリア入国

昨日、トルコのユーフラテスから離れて、 シリア領に入った。 エンギンともお別れ。 彼は私の『怪獣記』をトルコ語に翻訳したいというので、OKしておいた。 クルド関係の部分が要注意だよと言ったら、 「そん

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こんなに素晴らしいところだったのか

現在ユーフラテス河(もしくはその支流)沿いに旅をしている。 前もいいところだとは思っていたが、 今回は「ものすごくいいところ」としか思えない。 土地は恐ろしく美しく、人は誰も彼もが親切で、食べ物

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ユーフラテスの旅の落とし穴

昨日やっとこワンに飛んだ。 延々とつづく茶色の香料として山岳地帯を見下ろし、 「こんなところで河下りなんかできるのか?」といまさらながらに不安をおぼえつつ到着。 私にとっては三度目、森と末沢にとっては

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ありえねー!

しょっぱなから全く予期しない出来事が起きた。 人為的原因により、ワン行きの飛行機に乗り損ねたのだ。 私は数え切れないほど飛行機に乗っているが、 遅刻してギリギリだったことは何度かあるけど、ほんとに間

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イスタンブール無事到着

昨夜8時ごろ、ようやくイスタンブールに到着した。 東京の自宅を出て、36時間後のことだ。 なんでも一昨日あたりにイスタンブールで初の爆弾テロがあったそうなのだが 街はいたって平穏。 観光客があふれかえ

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イスタンブールは遠い…

再び成田空港に行き、今度はちゃんと飛行機が飛んだ。 が、ドバイに着いたものの、日にちがずれたためイスタンブール行きの乗り継ぎ便が大幅に狂い、なんと空港で12時間待ち。 いったい何をしろっていうんだ、

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これも旅?

長い一日だった。 6:30起床、荷物など準備。 朝10時頃、ザックをかついで家を出た。 横殴りの雨で、駅に行くまでもうずぶ濡れ。 神保町の集英社をコインロッカーとしてザックを預け、東京駅へ。 ブータン

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有給の旅人たちとユーフラテス

明日からトルコとシリアへユーフラテス河を見に出かける。 来年、ユーフラテスをカヌーか筏か何かで下りたいので、 その下見のつもり。 旅の相棒はいつもの講談社カメラマン森清に加え、 週刊SPA!の編集者

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野球選手じゃなくてよかったという話だ

珍しく夕方家にいたので、テレビでドラフトを見ていた。 指名された選手は、斉藤、大石、沢村のビッグ3以外でも、ネットでチェックすると みんな「逸材」というふうに書かれている。 だが、70人近く逸材が入っ

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世界のコジマ

辺境ドトールで杉江さんと打ち合わせ。 このブログや杉江さんの日記を読んでいると私たちが四六時中つるんでいるように思うかもしれないが、実際には顔を会わせるのは月に一回程度。 なので、ここ1か月の間にたま

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異国トーキョー漂流記

先週、中島京子さんより初の生メール(?)をいただいた。 「高野さんの『異国トーキョー漂流記』を朝日新聞で取り上げさせていただきました」 とのことだった。 なんでも「人生を生き抜くための本」とかいうテ

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新刊ラマダンの危機

新刊ラマダンが危機に瀕している。 ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』(河出文庫)を読んだせいだ。 あまりに面白い。 フィクションでこんなに笑ったのは、『魁!クロマティ高校』以来じゃないだ

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本の宴会

妻の大学時代の友人たちが集まる飲み会があり、私も混ぜてもらった。 場所は、やはり妻の友人で、本マニアの根岸さん宅。 三階建てのうち、一階はご両親がふつうに住んでいるらしいが、 二階、三階は根岸さん専

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加点法の偉大なる記録

最近私が島田荘司を強力に勧めたため、友人の二村さんが読んでみたらしい。 で、答えは「島田荘司は減点法では点が低くなるけど、加点法ではすばらしいですね」。 言い得て妙だ。 減点法では上限が決まっている

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野宿の話はつづく

「高野さん、この前うちの近くで野宿してたでしょ?」と水泳のY先生にレッスンのあとで言われて驚いた。 生まれ育ったのも今住んでいるのもずっと中井で、伊野尾書店のすぐそばなんだという。 もっと驚いたのは「

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漂流するトルコ

小島剛一『漂流するトルコ』(旅行人)をついに読んだ。 もともとは私が小島先生に「(名著『トルコもう一つの顔』の)続編を出しませんか」ともちかけ、旅行人の蔵前仁一さんを紹介して出版にいたった本であるの

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謎、とける

先日の泥酔野宿のとき、石原たきび編『酔って記憶をなくします』(新潮文庫)をくれた人がわかった。 その本の担当編集者の新潮社Nさんだった。 Nさんは私と仕事をしかけているので、最近つくった本をたまた

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酔って記憶をなくします

野宿泥酔の翌日は二日酔いにもならず、心身とも妙に快調。 そして翌々日、つまり今日も絶好調。 身体から毒が抜けたような感じだ。 伊野尾書店前に吐き出してきたともいえる。 (比喩ですよ。ゲロ吐いてないか

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書店泥酔野宿

土曜の午後4時過ぎ、ちょっと用事があって、近所の友人宅に行ったところ、 ビールを出してもらい、すぐ帰るはずが妙に気分がよくなってしまい、 気づいたら4人でビール4本、ワイン2本を空けていた。 それから

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ソフィア・ローレンと苔

  人生で初めてのことだが、妻と母親と三人で瀬戸内を旅行してきた。 金比羅神社、直島、そして倉敷というザ観光コースだ。 倉敷では大原美術館という美術館に行った。 欧米の芸術文化にはいたって無知な私は初

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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