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偉いのは荻原井泉水

いつ買ったのかすら憶えていない吉村昭『海も暮れきる』(講談社文庫)を読む。 吉村昭のドラマチック性を排した文章は、ブータン原稿に没頭している今読むのに ちょうどいい。 我の強い小説やノンフィクションは

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言い忘れた!

いい忘れていたのだが、昨日の晩、NHKクローズアップ現代で 生物多様性に関する番組があり、 私の上司(?)である株式会社ニムラ・ジェネティック・ソリューションズの二村聡社長も 登場する予定だったのだ。

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ナカキョー、直木賞を受賞

私が前々から熱烈に推薦するナカキョーこと中島京子さんが 『小さいおうち』(文藝春秋)で直木賞を受賞した。 私は4年前より「ナカキョーは国民的作家になるべき」と主張しており、 直木賞受賞も正直「やっと

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逃してますぜ

ドキュメンタリー映画「引き裂かれたイレブン オシムの涙」のDVDを購入して観る。 原題は「ユーゴスラヴィア最後の代表チーム」とあるように、 ユーゴ解体直前のオシムが監督をつとめた代表チームの選手にイ

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尼僧が行く!

誰か人を別の人に紹介するのがとても好きである。 昔から、自分には彼女がいないのに、友人に女の子を紹介していたし、 それは今でも続けている。  面白いネタや文才をもつ知り合いを作家に仕立てようというの

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驚嘆のユーゴ・サッカー三部作

山田先輩は四万十に帰ってしまいサッカーファン強化合宿は終了してしまったが、 その後も自主練はつづいている。 サッカー本も読み漁っている。 金子達仁『秋天の陽炎』『28年目のハーフタイム』(文春文庫)

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「飲み」の黄金世代

一緒にコンゴにも行った駒大探検部の先輩・ノノさんがついに結婚、 新婦の地元で式と披露宴が行われた。 駒大、農大の探検部の人々とともに私も参列したのだが、 すごかったのはノノさんと同じ世代の駒大探検部の

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リンガラ語を社内公用語に

楽天につづいてユニクロも社内公用語を英語に決めたそうである。 「日本だけの会社じゃない」という思いからだとのこと。 ならば、別に英語じゃなくてもいいんじゃないか。 アメリカやイギリスの会社でもないのだ

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Let’s go パラグアイ!

残念ながら日本はパラグアイにPKで敗れてしまった。 さぞ落胆している人が多いだろうが、そんな人たちに朗報が。 山田先輩によれば、「パラグアイは南米の中でも、もしかすると世界でも最も日本人が歓迎される国

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魔術的リアリズムのブラジルサッカー

アレックス・ベロス『フチボウ—美しきブラジルの蹴球』(ソニーマガジンズ)は 実に面白い本だった。 サッカーのことしか書かれていないのに、これほどブラジルのことがよくわかる本はない。 ブラジルのサッカ

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サッカーの合間に

井田徹治『生物多様性とは何か』(岩波新書)を読む。 新聞記者だけあって、著者はかなりよく整理して書いてくれているが、 それでもまだすごくわかりづらい。 生物多様性の範囲があまりに広いからだろう。 こ

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サッカーファン強化合宿

高橋源一郎の小説『「悪」と戦う』(河出書房新社)を読む。 文学が成り立つ前提をとっぱらうというタカハシさんの手法がよく生きていて なかなか面白い。 こういう方向の小説をもっと読みたいと思う。    

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ソマリランド飲酒紀行

昨日発売の週刊SPA!で私の「イスラム飲酒紀行 最終回」が掲載された。 最終回はソマリランド。 ソマリランド自体が誰も行かないし、知る人も少ないのに いきなり「飲酒」である。 もっとも、今後も飲酒紀行

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サッカーの敵

「本の雑誌」バックナンバーのサッカー本特集のコピーを杉江さんに送ってもらい、 それにしたがってサッカーファン必読書を読みはじめた。 最初はサイモン・クーパー『サッカーの敵』(白水社)。 訳がよくない

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サッカーファンになる予定なのに…

着実にサッカーファンに向かって前進しているはずなのだが、 吉祥寺の書店でターザン山本『「金権編集長」ザンゲ録』(宝島社)を見つけ、 気づいたらレジに並んでいた。 ただでさえ、若い時期にプロレスじゃな

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サッカーファンになる予定

今月からサッカーファンになるべく日夜精進している。 読書もサッカー本。 今読んでいるのはイアン・ホーキー『アフリカ・サッカー』(実業之日本社)。 近代オリンピックの父クーベルタン男爵が「支配されるべ

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義兄マイク・ノックが新団体旗揚げ!

昨年、オーストラリアでジャズ殿堂入りを果たしたマイク兄さんが 新レーベルを自ら立ち上げました。 副社長兼営業部長は義姉です。 新団体旗揚げ(と、ついプロレス風に言いたくなる)第一弾は スタジオとライヴ

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スイスのFWはコンゴ人

昨日、本の雑誌の杉江さんとスーダンのアブディンと打ち合わせをし、 寿司好きのアブが、寿司アレルギーの杉江さんをさんざんいたぶったとか アブがスーダンの湖に棲む謎の巨大ヘビを恐れているとか言う話を ここ

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在日外国人支援ボランティア

世界中の人たちに二十五年もお世話になりつづけている。 そろそろ何か恩返しをしなければと思い、 在日アジア、アフリカ、南米人の手助けをしとうと思い立った。 早い話が、仕事と関係のないボランティアをしたい

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日本の路地を旅する

いやあ、昨日は日本がカメルーンに勝って驚いた。 誰がどう見てもダメだというチームが勝ってしまった 「ぜったいダメだというとき7,8割はなんとかなる」というのは私の信念なんだけど、 サッカーに

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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