*

狂言

国立能楽堂で行われた「春狂言2009」を観にいく。 と言ったら意外に思われるかもしれないが、 狂言くらいは文化人として当然おさえておくべきジャンルだ。 …と言いたいのだが、見るのは生まれて初めてだ。

続きを見る

バオバブの記憶

ポレポレ東中野にて、本橋成一監督のドキュメンタリー映画「バオバブの記憶」を見る。 西アフリカ・セネガルの地方にあるバオバブの巨木に取り囲まれた村の話。 少年を主人公にするのは使い古された手法だが そ

続きを見る

エンタメノンフ的野球論

野村克也『あぁ、監督』(角川Oneテーマ21) 近年、二度目のブームを迎えている野村監督が ボヤキ口調で歴代および現在の監督をめったぎりにする。 例えば古田が監督に失敗した原因の一つは自己中心的な

続きを見る

ハルキとタマキ

「本の雑誌」草むしり早弁号(5月号)が届く。 連載の辺境読書では今回は伊沢正名『くう・ねる・のぐそ』(山と渓谷社)を紹介しているほか、 「ディズニーランド探検記」というばかばかしいエッセイを載せてい

続きを見る

『メモリークエスト』やっと発売

見本ができてからあまりに長い時間がたったので すっかり実感を失ってしまっていたが、 今日(10日)あたりから『メモリークエスト』(幻冬舎)が書店の店頭に並んでいるはずだ。 「北海道新聞」と「an a

続きを見る

歯型

ワセダの野々村荘の三畳間を再度借りたはいいものの、 家から片道1時間もかかるし、行く用事も特にないし、 誰も宿泊所に使いたがらないしで、 結局手放すことにした。 「手放す」といってもただ借りていただけ

続きを見る

草食系夫のサバイバル術

『草食系男子の恋愛学』にはずいぶん反響がきた。 NONOさんらのコメントでは「今もてるのは草食。俺たち肉食のほうがモテない」という 「肉食非モテ説」を主張。 またほかの男子にこの本を勧めたところ、「俺

続きを見る

草食系夫にも推薦

メディアファクトリーという出版社の編集者より、 森岡正博『草食系男子の恋愛学』という本が送られてきた。 そういえば前にブログで紹介した『カレセン』(枯れたおじさん専科の意味)も メディアファクトリー

続きを見る

彼もエンタメノンフ?

意外に思われるかもしれないが、高橋源一郎の文芸評論が好きである。 今日も『大人にはわからない日本文学史』(岩波書店)を本屋で発見、 すぐ購入、一気読み。 その勢いで、『ニッポンの小説 百年の孤独』や

続きを見る

横領ニモ負ケズ

私の行くところトラブルありと人は言う。 今回もでっかいトラブルが起きた。 よりにもよって『メモリークエスト』発売直前、幻冬舎で管理局長(たぶん)が 9億円も横領していたことが発覚したというのだ。 も

続きを見る

純文学とエンタメのあいだ

三崎亜紀『廃墟建築士』(集英社)を読む。 『となり町戦争』『バスジャック』を読んだときにも思ったが、 才能というのは出るときには突然ドカーンと出るもんなのだな。 三崎亜紀ほど純文学とエンタメの境界線

続きを見る

奇談

双葉社の雑誌(週刊大衆増刊)「奇談」のインタビューを受ける。 担当者はなんのことはない、探検部の後輩。 「ムー」「不思議ナックルズ」のほか、最近この手のホラー・オカルト雑誌が続々と登場、 平山夢明さん

続きを見る

見上げてごらん

 前に「イスラム飲酒紀行 イラン篇」はSPA!3月24日発売号に掲載と書いたが、 どうも間違いだったらしい。 というのも、昨日の時点でまだ校正をやっているからだ。 たぶん、来週の火曜日31日だと思う

続きを見る

あの素晴らしい旅行記をもう一度

なんとなく小島剛一著『トルコのもう一つの顔』(中公新書)を再読したが、 あらためて素晴らしい本だ。 フランス在住の、完全フリーランスの言語学者が 金にも名誉にも学歴にもならないトルコの少数民族地帯で

続きを見る

豚はいらねえだろ

「小説すばる」(4月号)の平山夢明と本谷有希子の対談がめっぽう面白い。 本谷さんはごく普通だが、平山さんが常軌を逸している。 彼はメディアに出るときはたいがい「怖い話」をするが、実際にはどんな話でも

続きを見る

名画と辺境

半分壊れたパソコンを辛抱して使っていたが、 この度やっと新しいものを買った。 今度は奮発してDVDドライバ付である。 それが嬉しくて、昔500円で買ったまま放置していた「ローマの休日」を試しに再生し

続きを見る

彼らもイランに行った

自分の本が出ると、意味もなく書店に“確認”に行くという癖は 何冊出しても換わらない。 今回も『アジア新聞屋台村』を確認しに行ったところ、なんと隣に幻冬舎・見城徹社長の本があった。 同じ集英社文庫の新

続きを見る

日本はよい国

天気がいいので、相模湖から城山まで山をぶらぶらする。 途中の休憩小屋で酒が売られているのを見て感激。 山歩きの途中でも「飲もう」とする姿勢はすばらしい。 日本はいい国である。 帰宅してから「イ

続きを見る

まだやる気なのか?

集英社に行き、ムベンベ映画化を目論む映画監督アベ・ユーイチ氏とプロデューサーでネルケピクチャーズ役員の井上孝史氏に、当時の映像を見せて説明した。 ぐちゃぐちゃドロドロのテレ湖周辺の様子を久しぶりに見て

続きを見る

『メモリークエスト』見本とどく

初めてのことだが、2日連続で新刊の見本がとどく。 今度はお待ちかね、『メモリークエスト』。 カバーデザインも私の趣味とはかけ離れているが、 帯はさらにすごい。 あまりにごたごたしているので妻は「ホー

続きを見る

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑