「 月別アーカイブ:2010年10月 」 一覧
これも旅?
2010/10/31 | 高野秀行の【非】日常模様
長い一日だった。 6:30起床、荷物など準備。 朝10時頃、ザックをかついで家を出た。 横殴りの雨で、駅に行くまでもうずぶ濡れ。 神保町の集英社をコインロッカーとしてザックを預け、東京駅へ。 ブータン
有給の旅人たちとユーフラテス
2010/10/29 | 高野秀行の【非】日常模様
明日からトルコとシリアへユーフラテス河を見に出かける。 来年、ユーフラテスをカヌーか筏か何かで下りたいので、 その下見のつもり。 旅の相棒はいつもの講談社カメラマン森清に加え、 週刊SPA!の編集者
野球選手じゃなくてよかったという話だ
2010/10/29 | 高野秀行の【非】日常模様
珍しく夕方家にいたので、テレビでドラフトを見ていた。 指名された選手は、斉藤、大石、沢村のビッグ3以外でも、ネットでチェックすると みんな「逸材」というふうに書かれている。 だが、70人近く逸材が入っ
世界のコジマ
2010/10/28 | 高野秀行の【非】日常模様
辺境ドトールで杉江さんと打ち合わせ。 このブログや杉江さんの日記を読んでいると私たちが四六時中つるんでいるように思うかもしれないが、実際には顔を会わせるのは月に一回程度。 なので、ここ1か月の間にたま
異国トーキョー漂流記
2010/10/27 | 高野秀行の【非】日常模様
先週、中島京子さんより初の生メール(?)をいただいた。 「高野さんの『異国トーキョー漂流記』を朝日新聞で取り上げさせていただきました」 とのことだった。 なんでも「人生を生き抜くための本」とかいうテ
新刊ラマダンの危機
2010/10/26 | 高野秀行の【非】日常模様
新刊ラマダンが危機に瀕している。 ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』(河出文庫)を読んだせいだ。 あまりに面白い。 フィクションでこんなに笑ったのは、『魁!クロマティ高校』以来じゃないだ
本の宴会
2010/10/25 | 高野秀行の【非】日常模様
妻の大学時代の友人たちが集まる飲み会があり、私も混ぜてもらった。 場所は、やはり妻の友人で、本マニアの根岸さん宅。 三階建てのうち、一階はご両親がふつうに住んでいるらしいが、 二階、三階は根岸さん専
加点法の偉大なる記録
2010/10/23 | 高野秀行の【非】日常模様
最近私が島田荘司を強力に勧めたため、友人の二村さんが読んでみたらしい。 で、答えは「島田荘司は減点法では点が低くなるけど、加点法ではすばらしいですね」。 言い得て妙だ。 減点法では上限が決まっている
野宿の話はつづく
2010/10/22 | 高野秀行の【非】日常模様
「高野さん、この前うちの近くで野宿してたでしょ?」と水泳のY先生にレッスンのあとで言われて驚いた。 生まれ育ったのも今住んでいるのもずっと中井で、伊野尾書店のすぐそばなんだという。 もっと驚いたのは「
漂流するトルコ
2010/10/20 | 高野秀行の【非】日常模様
小島剛一『漂流するトルコ』(旅行人)をついに読んだ。 もともとは私が小島先生に「(名著『トルコもう一つの顔』の)続編を出しませんか」ともちかけ、旅行人の蔵前仁一さんを紹介して出版にいたった本であるの
謎、とける
2010/10/19 | 高野秀行の【非】日常模様
先日の泥酔野宿のとき、石原たきび編『酔って記憶をなくします』(新潮文庫)をくれた人がわかった。 その本の担当編集者の新潮社Nさんだった。 Nさんは私と仕事をしかけているので、最近つくった本をたまた
酔って記憶をなくします
2010/10/18 | 高野秀行の【非】日常模様
野宿泥酔の翌日は二日酔いにもならず、心身とも妙に快調。 そして翌々日、つまり今日も絶好調。 身体から毒が抜けたような感じだ。 伊野尾書店前に吐き出してきたともいえる。 (比喩ですよ。ゲロ吐いてないか
書店泥酔野宿
2010/10/17 | 高野秀行の【非】日常模様
土曜の午後4時過ぎ、ちょっと用事があって、近所の友人宅に行ったところ、 ビールを出してもらい、すぐ帰るはずが妙に気分がよくなってしまい、 気づいたら4人でビール4本、ワイン2本を空けていた。 それから
ソフィア・ローレンと苔
2010/10/16 | 高野秀行の【非】日常模様
人生で初めてのことだが、妻と母親と三人で瀬戸内を旅行してきた。 金比羅神社、直島、そして倉敷というザ観光コースだ。 倉敷では大原美術館という美術館に行った。 欧米の芸術文化にはいたって無知な私は初
奇人コレクション
2010/10/12 | 高野秀行の【非】日常模様
その昔、「PLAYBOYドキュメント・ファイル大賞」というノンフィクションの賞があった。 選考委員の顔ぶれはすごく、たしか開高健、筑紫哲也、安部公房、藤原新也などが名を連ねていたと思う。 第一回の
フリーランスの志士
2010/10/11 | 高野秀行の【非】日常模様
家に攘夷モノがないか探してみたら、藤沢周平『回天の門』(文春文庫)に気づいた。 千葉道場きっての剣客で、新撰組成立のきっかけとなった浪士組の発案者でもある清河八郎を描いたものだ。 大昔に読んだが、面
楽しい南米
2010/10/10 | 高野秀行の【非】日常模様
ペルーのマリオ・バルガス=リョサがノーベル文学賞を受賞した。 私が親しみ、著作を何冊も読んでいる作家がノーベル賞をもらったなんて 初めてじゃないだろうか。 リョサは、20年前、南米に夢中になっていた
新刊ラマダン
2010/10/08 | 高野秀行の【非】日常模様
「在庫一掃読書では本は減らない」という指摘を友人から受けた。 なるほど、それもそうだのだけど、 新刊購入を断ったら、なにかひじょうに新鮮な気分になった。 子供の時、図書館で主に本を借りて読んでいたと
奇跡のリンゴ
2010/10/07 | 高野秀行の【非】日常模様
ブームが過ぎたベストセラーほど、読む気にならない本もない。 でも今は在庫一掃読書。 石川拓治『奇跡のリンゴ』(幻冬舎)を今頃読んだら、 これがまた凄くてたまげる。 以前、宮田珠己部長と対談したとき、
おっぱいとトラクター
2010/10/06 | 高野秀行の【非】日常模様
家に本があふれ出し、また本棚を買うか、古い本を処分するか、 あるいは「居間に本を置いてはダメか」と妻に交渉するかしないといけないと思っていたのだが、 よくよく見ると、読んでいない本がたくさんある。