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帰国してからあまり読書欲がわかない。 読み出しては途中で飽きる、を繰り返していたが、 開高健『片隅の迷路』(創元推理文庫)は飽きるどころか、 止めたくても最後までどうしても止められなかった。 昭和三十

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千葉のソマリランド人

千葉県東金に住むソマリランド関係者がいる、と前に書いた。 曖昧な言い方をしてしまったが、その人物、実は関係者どころか生粋のソマリランド人。 それどころかソマリランド建国の英雄のひとりである。 城西国際

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なぜか妻が…

なぜか妻がブータンへ行ってしまった。 今までブータンなど話題にもしたことがなかったのに、五月のある日突然、「あたし、ブータンに行く」と言い出したのだ。 「どうしてブータン? 取材?」と訊いても 「面白

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辺境女子作家・名須川先輩デビュー!

『メモリークエスト』で、「日本への身元保証人になってほしいと迫ったミャンマー人のアナン君」と「古今東西の春画を集めているセーシェルのインドおやぢ」という2つの依頼をしてくれた名須川ミサコさんという人が

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スポーツノンフィクションとしてのブラインドサッカー

ブラインドサッカーという競技がある。 目の見えない人たちがボールに入った鈴の音を頼りにフィールドを駆け回り、 ほとんど目の見える人と同じようにプレイするサッカーだ。 もはや私の古い友人であるスーダン

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名人級

 吉祥寺に出たついでに本屋にぶらっと立ち寄り、なんとなく大槻ケンヂの新刊『綿いっぱいの愛を!』(角川文庫)を買ってしまう。  他にもいろいろ買ったのだけど、まずこの本を電車内で開いてしまい、家に帰っ

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卵ゲップ病

 昨日の晩、イシカワに電話をしたところ、「帰ってからも下痢が止まらなくて、参った」という。  それは気の毒ながら驚くことではないが、「あれ、卵ゲップ病だったんだよ」と聞いて、「え?」と聞き返してしまっ

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SFの「次」

 本の雑誌社の杉江さんに会い、「SF本の雑誌」の「見本」をもらう。 なぜ「見本」なのかというと、先週発売したものが瞬く間に売切れてしまったのだという。  今の出版界、売れているのはハルキ本だけかと思

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三沢の試合を見よ

アフリカに行っている最中、三沢光晴の急死について、 知人や読者の人たちから多数のお知らせメールをいただいた。 気持ちは嬉しいけれど、実際のところ、もしメールが見られる環境ならば ヤフーニュースも必ず見

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夢はソマリを

取材や長旅の終わりになると、緊張が緩んで体調を壊すとよくいう。 イシカワはアジスアベバをこれから発ち、東京に向かおうというときに、 痛んだマンゴージュースで食中毒を起こし、 あやうく私たちはフライトを

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七夕に願いを

本日やっと東京の自宅に戻った。 ハルゲイザ(ソマリランドの首都)はさすがに遠い。 →ジブチ→アジスアベバ→ドバイ→関空→羽田といったい何時間、飛行機に乗ったのか。 最後に羽田に降り立ったとき、七夕の笹

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biiru no aji

Sakenomi ni totte,atsui kuni de naniyorimo nomitai noga biiru. ...no hazu dattanoni,saikin b

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nihongo wa yomemasu

somaliland niwa sorosoro tsukarete kita. rakuda mo miakita. tokorode,kochirakarawa nihongo ga ut

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mahou no happa

koko niwa sake ga nai. zetsubouteki ni nai. sorehodo keikenna isuramu-kokka dewa nai noni. riyuu wa

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Resort in Somalia

nannichika Berbera toiu minato-machi ni ittekita. mondai no Aden-wan ni menshiteiru. aoi umi no muko

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幻の国ソマリランド

エチオピアを経て、ソマリアに入った。 ここが今回のほんとうの目的地なのだが、さすがに出発前は言いづらかった。 といっても、私がいるのはソマリア北部の「ソマリランド共和国」。 すでに18年間、独立を保ち

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なぜか東金経由アフリカ行き

言い忘れていたが、出発は二日遅れて、今日になっていた。 ところが突然、千葉の東金に現地の事情をよく知る人がいるという情報が入り、 これから東金に行かねばならない。 地図で見たらむちゃくちゃ遠いのでアゼ

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アジア未知動物紀行

朝日新聞の読書欄で『メモリークエスト』の書評が出た。 「スーパー小学生」なんて言葉が丸山眞男とダライ・ラマの本の間にはさまっていて、 笑う。 そうそう、『アジア未知動物紀行』(講談社)の発売日が 版元

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『メモリークエスト』続編決定

二日酔いのまま、笹塚で杉江さんに会って、定例の放談会。 本の雑誌社の女性スタッフが、『メモリークエスト』が次の朝日新聞の書評に取り上げられることを発見し、「重版行きましょう!」と言ったという話を聞き、

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シングルモルト

体がすごくだるい。 病院に行こうかどうしようか、真剣に悩む。 人に教えてもらって知ったが、朝日新聞のウェブサイトに今度の日曜日の書評欄に取り上げられる本が予告されていて、『メモリークエスト』もその中に

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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