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ソマリアのワークショップで怪しまれる

日本エネルギー経済研究所・中東研究センターが主催するソマリア問題のワークショップというやつに行ってきた。 ビルマ勉強会みたいな20人か30人のこぢんまりした会合とばかり思い込んでいたら、 経団連会館の

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日本人はサッカーをビルマ人から学んだ

二週間前くらいだろうか、電車に乗っていたら突然、啓示が下りた。 「スローに生きよ」 そういう声が聞こえた。 以来、私は今までのようなせっかちな生き方をあらため、スローに行きようと決意した。 ところが、

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ナガランドに行けるのか

「G-diary」の元編集長がスタッフとともに分離独立して創刊した「アジアの雑誌」3月号が届く。 今月の目玉は先月号に引き続き、室橋裕和氏のインド東部紀行。 今回はいよいよナガランド。 今は一般の旅

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異文化の二日酔い

何でも面白かったり気持ちよかったりすると歯止めが効かなくなるのが 私の悪癖だ。 「ほどほど」でいられないのだ。 最近ハマっているのは異文化取材。 日本に住む外国人に話を聞いたり、料理を教えてもらう。

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溝畑宏とイビツァ・オシム

木村元彦作品読書週間が続いている。 次に読んだのは『溝畑宏の天国と地獄 大分トリニータの15年』(集英社)。 サッカー音痴の私としては大分トリニータといえば金子達仁『秋天の陽炎』(文春文庫)である。

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まるでカフカの「審判」

  「オシムの言葉」(集英社文庫)などユーゴ・サッカー三部作で知られる木村元彦氏から 「争うは本意ならねど ドーピング冤罪を晴らした我那覇和樹と彼を支えた人々の美らゴール」(集英社インターナショナル

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魅惑のロシアン・クリスマス

先週末はロシアン・クリスマスを堪能した。 ロシア正教はグレゴリウス暦でなく、もっと古いユリウス暦を使用しているので、 誤差が毎年10分くらい生じる。 で、19世紀は12日、20世紀から今は一般の西暦(

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イギリスにもタマキングがいた!

書くのがだいぶ遅くなったが、今年最初に読んだ本は早くも今年最高の本になる可能性がある。 ダグラス・アダムス『これが見納め』(みすず書房)。 本の雑誌の杉江さんから「まるっきりタマキングなんですよ!」

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たぶん、みんなイライラしている

1月2日、八王子の実家に行くため京王線に乗っていた。 車内は高尾山や高幡不動へ行く初詣の客で混雑している。 ふと妻が言う。 「今年の干支って何だっけ?」 今更なに言ってるんだろうと思ったが、自分でも思

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今年からノンフィクション作家

みなさん、明けましておめでとうございます。 今年は何をするか。 まずは肩書きを変えることにした。 正確には去年の暮れからブログのタイトルを微妙に変えていた。 以前は「辺境・探検・冒険」だったのが「辺境

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2011年個人的ベストテン発表!

2011年はあんまり本が読めなかった。 1月に犬が死んで一時的にペット・ロスになり、それがやっと少し癒えてきた頃に大震災が起きた。 読書が進む時期ではなかった。 ただ、大著『秘境西域八年の潜行』だけを

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熊いじめと阿片チンキ

前々から英語圏に興味がなかったのだが、最近ははっきりと拒否反応を示すようになってきた。 おかげで客観的にも自分の好みとしてもかなり面白い本を読めなくなったきている。 例えば、今年はA.J.ジェイコ

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日本タイトルだけ大賞2011の候補になっていた

とにかく面白い(笑える)タイトルだけを選ぶ「日本タイトルだけ大賞」というのがあり、 知らないうちに「イスラム飲酒紀行」が候補にあがっていた。 他の候補も爆笑ものだ。 私が気に入ったものを挙げると; ブ

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個人的2011年ミステリ・ベストワンはこれだ!

最近の海外ミステリはとにもかくにも猟奇連続殺人事件が多い。 「サイコパスもの」とでもいうのか。 私なんかそれほど海外ミステリを読まないが、ときどき気が向いて手にとって読むとみんなそれだ。 たぶん、現

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ダーティな本気はピュアなのか

斉藤一九馬『歓喜の歌は響くのか 永大産業サッカー部 総武3年目の天皇杯決勝』(角川文庫)を読んだ。 山口県の田舎に発足したサッカー部が創部たった3年にして天皇杯の決勝に進んだ奇跡の物語…と聞き、もの

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私の出演するラジオ・テレビ番組がなぜ面白くないのか

今年はテレビ2本、ラジオはけっこうな数に出演した。 毎月一回は何かに出ているだろう。 が、正直言って、「出て良かった」と思うことは少ない。 聴取者にマイナスの印象を残しているだけじゃないかという気がす

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正月には柳昇師匠がよく似合う

ここ数日、なんだか正月のような気がしてならない。 そう言うと妻に「は?」と呆れられたが、寒くて晴れていると 私には毎日が正月に思えてしまう。 正月といえば読書だ。 最近読んだ本の中では春風亭柳昇『与太

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おすすめ文庫王国2012

本の雑誌の杉江さんと久しぶりに打ち合わせ。 私と杉江さんはとかく仲が良く、読書の好みもそっくりのように思われているかもしれないが、 実際はそうでもない。 昨日も杉江さんが「おすすめ文庫王国2012」

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「旅行人」最終号

「旅行人」の最終号が届いた。 長く続いた旅の雑誌も165号で幕を閉じることになったらしい。 この最終号では、44人の旅系作家&ライターが「世界で唯一の、私の場所」と題し、 思い出深い土地を美しい写真

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やむを得ず朝型にシフトしたが…

2週間くらい前から、ワケあって朝は7時に起きなければならなくなった。 日本では海外に出かけるときか取材に行くとき以外はめったに使わない目覚まし時計を7時にセットすると、 妙に緊張してしまい、1時間前に

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イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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